訪日外国人観光客やインバウンドに関する外部メディアのニュース中で、先週(8/28〜9/4)の注目ニュースをまとめました。プロモーションやマーケティングに役立つ情報が盛りだくさんのインバウンドニュースのまとめです。今回は訪日客増加で空港の着陸料値下げ検討&税関職員増員、手ぶら観光の画期的なシステムなど5選。

先週・先々週の気になるニュースまとめはコチラ


 

国内線着陸料1~5割減 国交省、訪日客を地方へ:日経新聞

国内線着陸料1~5割減 国交省、訪日客を地方へ:日経新聞

国内線着陸料1~5割減 国交省、訪日客を地方へ:日経新聞

国土交通省が国内線の着陸料を低減するとのニュースです。狙いは訪日外国人観光客の地方誘致。以前、訪日ラボでもお伝えしたとおり、現状では国際空港を所有する都道府県や首都圏、ゴールデンルート一帯の訪問率が高く、他の地域は少ないことが地方のインバウンドにおいて課題となっています。

日経新聞によれば

羽田、福岡、新千歳の各空港と地方、地方間を結ぶ路線を対象とし、いまより1~5割下げる案が有力だ。航空会社の負担を減らし、急増する訪日客向けの運賃を割り引くよう促す。国内線の利用率を高めて訪日客が地方に向かう流れをつくる。

とのこと。また実施時期と着陸料の設定については

年内に割引率などを詰め、来春から実施する。着陸料は機体の重さや騒音に応じて決まり、国が管理する空港にボーイング767(旅客175人)が着陸する場合、約20万円が必要だ。航空会社が年800億円ほど負担しており、滑走路の維持管理などに充てられる。

と報じています。

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訪日客急増で税関職員を緊急増員 財務省 :日経新聞

訪日客急増で税関職員を緊急増員 財務省:日経新聞

訪日客急増で税関職員を緊急増員 財務省:日経新聞

上記のニュースと関連し、空港や港湾の税関職員を増員するとの財務省からの発表です。税関とは、輸出入を厳しく監視しており、麻薬などの輸入禁止物が国内に入るのを防いだり、関税などの輸出入にかかわる税金を徴収したりしている組織です。

財務省は2日、空港と港湾で働く税関職員を79人増員すると発表した。訪日外国人の増加や爆発物などテロ関連物資の持ち込み防止などに対応する。人やモノの出入りが活発になるなか、税関での検査体制を強化する。

と、訪日外国人観光客の急増に伴い、税関職員を79名増員するとのこと。また、その振り分けは

訪日客対応では地方空港やクルーズ船が就航する港で40人を増員する。海外からの貨物を検査する職員は39人増やす。

と、おおよそ半数がインバウンド対応として増員されています。税関に関連し、訪日外国人観光客が負担する税金および免税制度については以下の記事で詳細に解説しています。

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訪日外国人向け「手ぶら観光サービス」…実証実験:Response

訪日外国人向け「手ぶら観光サービス」…実証実験:Responseより引用

訪日外国人向け「手ぶら観光サービス」…実証実験:Responseより引用

JTBとパナソニック、ヤマトホールディングスが共同で、訪日外国人観光客向けの手ぶら観光サービス「LUGGAGE-FREE TRAVEL」の実証実験を9月から実施するとのこと。

「LUGGAGE-FREE TRAVEL」とは

訪日外国人客の日本到着・周遊移動・帰国の際、日本語で送り状を手書きすることなく、大型手荷物を宿泊施設や空港まで輸送するサービス。

とのことで、訪日前の予約段階の情報を利用し、送り状の手配などが不要でトランクケースなどを宿泊地などに届けてくれる、というサービスです。現状の手ぶら観光における課題を

観光施設や公共交通機関で、訪日外国人の大型手荷物を携えた国内移動や滞在先での保管が課題となっている。一方で、訪日外国人客は宅配便サービスを利用する際、日本語で送り状を手書きすることが必要なため、多言語対応可能なスタッフのサポートが必要なことから受付できる場所が限られている。

としており、これらの課題を解消すべく3者でタッグを組んだ次第とのことです。

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FONTPLUS、インバウンド需要向けにアラビア語ほか新フォントを提供開始:マイナビニュース

FONTPLUS、インバウンド需要向けにアラビア語ほか新フォントを提供開始:マイナビニュースより引用

FONTPLUS、インバウンド需要向けにアラビア語ほか新フォントを提供開始:マイナビニュースより引用

ソフトバンク・テクノロジーが、アラビア語とタイ語のフォントを提供したとのこと。アルファベット表記ではない外国語は、日本人にとって見慣れなく、したがって適切なフォントがわからない、という課題があります。

今回提供開始されたアラビア語とタイ語は、今後も高まるインバウンド需要の対応策のひとつ、Webサイトの多言化に向けたもの。今回新たな2言語が実装されたことににより、FONTPLUSで提供されるフォントは、すでに実装済みの日本語・中国語・韓国語に加えて、5言語、総計800種類以上となった。

とのことで、訪日外国人観光客向け多言語WEBサイトを制作する際には参考になるのではないでしょうか。

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「爆買い」どうなった? 訪日「中国人」観光客の変化、新たな人気旅行先ランキングとは:ZUU online

「爆買い」どうなった? 訪日「中国人」観光客の変化、新たな人気旅行先ランキングとは:ZUU onlineより引用

「爆買い」どうなった? 訪日「中国人」観光客の変化、新たな人気旅行先ランキングとは:ZUU onlineより引用

相変わらず紙面を賑わせている「爆買いの終焉」系のニュースですが、今後の推測にも触れており、良記事です。

中国では、化粧品や美容グッズ、シャンプー歯磨きなどの日用の買回り品は大変高価だ。昨年、中韓FTAが発効し、韓国産化粧品の税率は低下した。しかしそれだけでは不足で、日本製を何とか安価で手に入れたい。ドン・キホーテもリピート客への便宜を打ち出した。これらのセグメントは日本商品の砦として最後まで残るだろう。

と、依然日用品のインバウンド需要は冷めやらぬことに触れています。また、「モノ」から「コト」、つまり「買い物」から「体験」へのシフトについても言及。当記事の執筆者周辺では

ある金持ちのグループは、ミシュランに掲載された日本レストランを制覇するプランに取り組んだ。京都の祇園祭りに合わせて来日し、ミシュラン掲載店の懐石料理を楽しむ。あっさりした懐石料理の思想は中華料理の対極だが、それもよく理解した上でのことだ。

また別の金持ちは一家3人だけで、わざわざ大型観光バスをチャーターし、東京から鬼怒川温泉へ移動した。費用は片道1万3500円だった。東京ではあちこちの有名料理店やケーキ屋を探索し、注文した商品を1つ残らずSNSへ写真をアップしている。

中産階級クラスの日本旅行も食べ物、体験中心になっている。例えば福岡本社のとんこつラーメン「一蘭」は、日本有数のおいしいラーメン店として、複数のグループによりSNSに取り上げられている。

と、実例を用いて体験型観光への変遷を紹介しています。

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