訪日外国人観光客やインバウンドに関する外部メディアのニュース中で、先週(10/30〜11/5)の注目ニュースをまとめました。プロモーションやマーケティングに役立つ情報が盛りだくさんのインバウンドニュースのまとめです。今回は訪日外国人2000万人突破 爆買い終了のはずが医薬品は絶好調!プミポン国王没後のタイの様子は?など5選。

先週・先々週の気になるニュースまとめはコチラ

 

訪日客2000万人突破=1月から累計、暦年で初-16年:livedoor NEWS

訪日客2000万人突破=1月から累計、暦年で初-16年:livedoor NEWSより引用

訪日客2000万人突破=1月から累計、暦年で初-16年:livedoor NEWSより引用

国土交通相が10月30日に、2016年の1月からの訪日外国人観光客数が、今月30日に1月からの累計で2000万人を超えたと発表しました。昨年2015年の1月〜12月の年計(暦年)は1973万人で、2000万人突破は初。

大台突破の要因について、国土交通省 菅義偉官房長官は、会見で

「ビザ(査証)緩和や免税の拡充など大胆な政策を矢継ぎ早に行ってきた。(訪日客の)勢いは今年も衰えることなく、成果に表れた。4000万人を目指し、できることはすべてする」

とコメントしています。政府は2020年の東京オリンピックに向けて訪日外国人観光客数4000万人を目標を上方修正したことは記憶にあたらしいです。この目標達成のための課題として、livedoor NEWSでは

目標の達成には、地方への訪日客誘致の強化や、繰り返し日本を訪れるリピーターの拡大、宿泊施設の不足を解消する取り組みなどが課題となる。中国人客の「爆買い」と呼ばれた旺盛な買い物は急速に沈静化。大手百貨店は相次いで今年度の業績予想を下方修正し、訪日客を当て込んだ販売戦略の見直しを迫られている。

と政府および企業の動向について分析しています。

<関連記事>

 

小林製薬の4~9月期の純利益81億円 訪日客消費で新製品伸びる:日経新聞

小林製薬の4~9月期の純利益81億円 訪日客消費で新製品伸びる:日経新聞より引用

小林製薬の4~9月期の純利益81億円 訪日客消費で新製品伸びる:日経新聞より引用

訪日外国人観光客数が伸びる一方、1人あたりの消費額が減少しており、それにより7-9月の訪日外国人消費額が前年割れしたことは以前も解説したとおり。しかしながら、円ベースでの減少は為替の影響であり、現地通貨ベースでは、むしろ伸びている傾向にあります。

最近インバウンド業界で話題となっている「爆買いの収束」ですが、実際のところは、業界によって影響はバラバラの模様です。特に、医薬品や化粧品といった少額商品については、いまだ爆買い対象となっており、小林製薬の4-9月期の業績は前年同期35%増加の純利益81億円でした。

日経新聞によれば、その要因は

インバウンド(訪日外国人)消費で医薬品などの新製品が好調だったほか、医薬品などの研究開発費で税控除を受け法人税負担も減った。

にあるとのこと。また、消費項目の変化についても言及しており、

訪日客消費が従来の高額品から医薬品や化粧品などの比較的低価格な商品に移り、中国人観光客らのまとめ買いの恩恵を受けた。売れ筋の品目も洗眼薬「アイボン」や漢方薬「ダスモック」などに広がった。インバウンド向け売上高は約30億円と30%増えた。

と、医薬品や化粧品などは好調が続いていることを報じています。

<関連記事>

 

訪日外国人は、どこへ消えたのか?突然にホテル宿泊者激減の謎…訪日者数は激増でも:Business Journal

訪日外国人は、どこへ消えたのか?突然にホテル宿泊者激減の謎…訪日者数は激増でも:Business Journalより引用

訪日外国人は、どこへ消えたのか?突然にホテル宿泊者激減の謎…訪日者数は激増でも:Business Journalより引用

訪日外国人観光客の動向変化は消費額、消費項目だけでなく、訪問先においても変化が起きています。

10月22日付日本経済新聞朝刊によると、都内の主要18ホテルは今年に入って客室の稼働率が7カ月連続で前年割れとなり、8月の稼働率は79.2%と前年同期よりも6.2%減少し、今年最大のマイナス幅を記録した。同紙では「宿泊料金の上昇を受け、国内客、訪日外国人ともに都内ホテルの利用を避けたようだ」という。

かといって都内を訪問する訪日外国人観光客は減っておらず、むしろ訪日外国人観光客数に比例し伸びており、

「(取材を受けたホテルは)関東周辺の空港や港などを中心に(調査会社に)調べてもらったのですが、やはり東京周辺に来ている外国人は増えているのです。中国や台湾からの訪日外国人の数もその伸び率は鈍化していますが、数は増えているのです」

>それだけではない。前出・日経新聞では「宿泊料金の上昇などを受け」と書かれているが、このホテル幹部は「私たちのグレードよりも下の安いホテルの稼働率も落ちているんです」といぶかしがる。

といった現象が起きています。その背景には、訪日外国人観光客の地方分散がある模様。大手旅行代理店への取材では、

「最近の訪日外国人のツアーについては、地方への誘客を進めています。初めて来日する人にはゴールデンルート(インバウンド観光で人気の高い、東京・箱根・富士山・名古屋・京都・大阪などを周るルート)を提供していますが、リピーターにはまだ訪問していないような場所をお勧めし、東北や九州、北陸などもお勧めしています。中国の沿岸部や台湾、香港などはリピーターが多いことから、自分でインターネットで予約して、これまで見られなかったようなところに行く傾向もあります」

と、リピーター客増加に伴い、大手旅行代理店が地方を推していることや、FIT(個人旅行客)が増加し、自分で地方旅行を手配していることが、東京のホテルの客室稼働率減少の要因なのでは、と分析しています。

また、今やホテル・旅館の競合とも言える民泊施設の台頭も、ホテル・旅館の客室稼働率に影響を及ぼしているほか、違法民泊(いわゆる闇民泊)の問題も、これからの宿泊施設に関するインバウンドの課題として振れられています。

<関連記事>

 

タイの娯楽やテレビ自粛は14日解禁、「地味な」ムードは継続へ:ロイター

タイの娯楽やテレビ自粛は14日解禁、「地味な」ムードは継続へ:ロイターより引用

タイの娯楽やテレビ自粛は14日解禁、「地味な」ムードは継続へ:ロイターより引用

先月13日に死去したタイのプミポン国王。その喪明けを14日とし、娯楽やテレビ番組の規制を解除することが発表されました。

タイでは、プミポン国王の死去を受け、

政府は1年にわたる公式な服喪を宣言し、30日間の祝祭延期を指示した。

との指示が出ており、喪明けのについての言及は初。喪中のテレビ番組は

国王死去直後から、テレビ放送は通常の番組から、追悼や遺体が安置されている宮殿からの中継、および国王にまつわる過去の収録番組の放送に切り替えられていた。

といった自粛ムードになっていました。また、喪明け後については、

プラユット首相は、今月14日からドラマを含む通常の放送を許可すると述べたが、引き続き「地味な」雰囲気を呼びかけた。

と指示を出しており、引き続き「地味」ムードは続く模様です。

<関連記事>

 

ネットの「王室侮辱」を糾弾 タイで頻発 黒服高騰騒ぎも:産経ニュース

ネットの「王室侮辱」を糾弾 タイで頻発 黒服高騰騒ぎも:産経ニュースより引用

ネットの「王室侮辱」を糾弾 タイで頻発 黒服高騰騒ぎも:産経ニュースより引用

プミポン国王の死去を受け、服喪が続くタイでは、SNSにおける「王室侮辱糾弾騒ぎ」が頻発している模様。

タイ首相が18日に、インターネットでの王室に関する投稿について声明を発表しており、

「国民感情を傷つけるだけではなく、違法となる」と述べ、王室侮辱につながるコメントや写真をインターネットで拡散しないよう国民に求めた。タイには厳しい不敬罪があり、王室に関する報道は制限されるが、ネットでは中傷する投稿もみられる。

とのこと。服喪期間なのにも関わらず、「服喪らしくない」投稿が炎上したり、そのような投稿をした投稿者の経営する店鋪にタイ市民が押し寄せたりする様子がSNSで投稿されていたりしており、

現地メディアによると、南部サムイ島では16日、王室を侮辱したとして女性(43)が逮捕され、警察が女性を国王の肖像の前にひざまずかせたほか、市民が女性をつるし上げる様子をネットに投稿。国王の死去で感情的になった市民らがあおるかたちで、糾弾運動は襲撃や暴行事件にも発展している。

といった騒動に発展しています。時期国王のワチラロンコン皇太子が12月1日に王位を継承するとの報道もあり、今後も王室に関する情報の取扱いには注意が必要です。

特に、訪日タイ人観光客をターゲットとしているインバウンドビジネスにおいては、炎上の危険性が高い話題ですので、タイ人向けに情報発信をする際には、情報の出し方、トーンなどに細心の注意を払う必要がありそうです。

<関連記事>

 

訪日ラボをフォローして
最新情報を受け取る

インバウンド最新情報をお届けします。

これ以上前の記事はありません…