訪日外国人観光客やインバウンドに関する外部メディアのニュース中で、先週(11/20〜11/26)の注目ニュースをまとめました。プロモーションやマーケティングに役立つ情報が盛りだくさんのインバウンドニュースのまとめです。今回は酒税免税2017年には実施か 富裕層向けインバウンド対策のキーポイントは?など5選。

先週・先々週の気になるニュースまとめはコチラ


 

財務省、訪日観光客の酒税免税へ、人気高まる日本酒などの消費促す:出島ニュース

財務省、訪日観光客の酒税免税へ、人気高まる日本酒などの消費促す:出島ニュースより引用

財務省、訪日観光客の酒税免税へ、人気高まる日本酒などの消費促す:出島ニュースより引用

財務省が2017にも訪日外国人向け酒税免税を導入する方針を打ち出しています。訪日ラボでも「気になるニュース」として、また、免税解説記事でも触れていたとおり、かねてより酒造での酒類購入が免税になる動きがありましたが、はやくて来年には実現する見通し。

この酒造での種類免税の目的は、

地方の観光振興と日本酒などのインバウンド消費を促す。訪日向けの酒税免税は国土交通省が2017年度税制改正で要望していた。消費活性化の目玉として与党の税制調査会で年内にも決定する。

と、現状日本のインバウンドビジネスの課題となっている首都圏と地方の「インバウンド格差」を是正することを目的としています。

既に、訪日外国人観光客が、通常の市中免税店などの消費税免税店で酒類を購入した場合、消費税のみが免税になります。しかしながら、この酒造での酒類免税がスタートすると、

免税額は例えば日本酒は4号瓶(720ml)当たり86.4円、ワインは1本(750ml)当たり60円になる。

と、酒税が免税され、よりリーズナブルにワインや日本酒といった酒類を購入できるようになります。酒税免税制度導入の背景には海外での日本の酒の人気の高まりがあり、

2015年の酒類の輸出額は、前年比33%増の390億円と4年連続で過去最高を更新。酒税の免税制度の導入で酒蔵等地方の観光地へ訪日客を呼び込む狙いがある。2016年10月の時点で訪日観光客数は2011万人に達し、急激な増加を見せた昨年の記録をすでに上回った。訪日観光客の増加に伴い、成長市場の規制緩和を行うことによって消費を促し、経済にいい流れを呼び込む。

といったように、地方での「インバウンド格差」の穴埋めの他、酒類によるインバウンド消費の促進を狙っての施策とのこと。

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【10月最新版 訪日外国人動向】訪日外国人が一番興味を持っている日本の商品とは?:産経ニュース

【10月最新版 訪日外国人動向】訪日外国人が一番興味を持っている日本の商品とは?:産経ニュースより引用

【10月最新版 訪日外国人動向】訪日外国人が一番興味を持っている日本の商品とは?:産経ニュースより引用

商品のバーコードをスキャンすることで、その商品の情報を多言語で受け取ることが出来るアプリ「Payke」。そのユーザーの利用データから訪日外国人観光客視線の10月のインバウンド消費動向を読み解きます。

アプリの利用者男女比が男女1:3ということもあり、全体として医療品関係のスキャンが多く、スキャンランキングは、

中国
1位 カネボウ ケイト デザイニングアイブロウN (パウダーアイブロウ)
2位 龍角散ののどすっきり飴
3位 ファンケル マイルドクレンジングオイル 120mL

台湾
1位 ライオン ペアアクネクリーム
2位 エスエス製薬 イブA錠(EVE)
3位 ライオン トップ スーパー ナノックス(NANOX)

香港
1位 DHC 薬用リップクリーム ( 1.5g )
2位 資生堂 専科 パーフェクト ホワイトクレイ
3位 ライオン 足すっきりシート 休足時間 ( 18枚入*3コセット )

という結果に。特に小売店などは、JNTOを始めとした各種機関が発表する訪日外国人観光客数や訪問地などといった大枠のデータだけでなく、このような訪日外国人観光客のリアルな情報もキャッチしていく必要がありそうです。

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富裕層インバウンドの法則その2 画像富裕層インバウンドの法則その2:HANJO HANJO

富裕層インバウンドの法則その2 画像富裕層インバウンドの法則その2:HANJO HANJOより引用

富裕層インバウンドの法則その2 画像富裕層インバウンドの法則その2:HANJO HANJOより引用

富裕層向けインバウンド対策を紹介する本記事。今回は「訪日外国人観光客目線」での商品開発の重要性について解説しています。

富裕層向けインバウンド商品開発の例として挙げているのが、日本酒のテイスティングです。すでに日本以外の海外でも飲むことが出来る日本酒。それが何故日本に来て飲むのか。その答えは、

「日本でテイスティングする日本酒だから」以外に答えはない。彼らが求めているものは、「日本で日本酒をテイスティングする経験」なのであって、日本酒テイスティングではないのだ。

と解説。その心は、

我々も、「ボルドーで飲むボルドーワインは格別だ」とか、「沖縄で飲むオリオンビールはやっぱりおいしいね」という話をよくする。厳密に言えば味が大きく変わっているわけはないだろう。でもやはりおいしく感じるのは、味覚というのが周辺の環境にも大きく影響されるからだとしかいいようがない。

としており、現地で楽しむからこその魅力の重要性を説いています。その他、相撲観戦にも触れており、日本で体験する、いわば「ライブ感」が富裕層向けインバウンド対策では重要になるのではないでしょうか。

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訪日客にレンタカーが人気:読売オンライン

訪日客にレンタカーが人気:読売オンラインより引用

訪日客にレンタカーが人気:読売オンラインより引用

訪日リピーターの増加という背景もあり、訪日外国人観光客のレンタカー利用数が上昇しています。

国土交通省によれば、

2014年度の利用者は50万人で、12年度からほぼ倍増。ただ、交通ルールを知らなかったり、標識の表記が分からなかったりして事故を起こすケースも少なくないとみられ、安全対策が急務だ。

と、利用者増加とともに、交通ルールの周知が出来ていない、標識がわかりづらいなどの新たな課題が見えてきています。レンタカー利用者増加の理由は、

「日本には5回以上来ている。荷物を抱えて電車やバスで移動するのは大変。レンタカーは便利だよ」(読売オンラインの訪日外国人観光客へのインタビューにて)

「車でないと行くのが難しいところもあり、レンタカーの利用拡大を鳥取観光の盛り上げにつなげたい」(読売オンラインの鳥取県へのインタビューにて)

といった利便性に起因するものの模様。しかしながら、訪日外国人旅行客の交通事故件数も上昇しており、

国交省によると、レンタカーを利用した外国人数(推計)は、12年度26万人、13年度34万人、14年度50万人と増加。同時に増えているとされるのが交通事故だ。

と、日本人の10倍の事故発生率となっています。死亡につながる重大事故も発生しており、

北海道帯広市の交差点で9月7日、旅行中の韓国人男性(30歳代)が運転するレンタカーのワゴン車とトラックが出合い頭に衝突。トラックの日本人男性(58)が死亡し、ワゴン車の韓国人男性ら6人も重軽傷を負った。現場は1灯点滅式の信号機がある交差点で、韓国人男性は、一時停止を示す赤の点滅を無視して交差点に進入していたという。

と、訪日外国人観光客にもわかりやすい標識づくりや、日本の道交法の周知など、あらゆる角度からの対策が必要になってくる見込みです。

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温泉入浴OK? タトゥーがある訪日外国人客 他県首長らと意見交換:大分合同新聞

温泉入浴OK? タトゥーがある訪日外国人客 他県首長らと意見交換:大分合同新聞より引用

温泉入浴OK? タトゥーがある訪日外国人客 他県首長らと意見交換:大分合同新聞より引用

以前訪日ラボでもとりあげたタトゥー(入れ墨)がある訪日外国人観光客の温泉などの入浴施設の利用制限問題。タトゥー(入れ墨)は、ファッション目的だけでなく、宗教上、習慣上タトゥー(入れ墨)を入れている国もあり、その対応と日本人客の利用との間での調整が問題となっています。

そんななか、有名温泉地の別府市は、タトゥー(入れ墨)の対応をはじめとした、訪日外国人観光客の入浴施設利用について会議を実施。会議では、

タトゥーがある人に貸し切り風呂の利用を促しているという新潟県五泉市の伊藤勝美市長は「貸し切り風呂以外に出入りすることもあり、指導が行き届かない部分もある」と対応の難しさを説明した。市営入浴施設での規制をしていないという栃木県日光市の斎藤文夫市長は「タトゥーがあるだけで入浴を拒否するのは人権的にも許されない。市民から苦情があったときには丁寧に説明している」と話した。

といった声があがりました。また昨年10月の観光庁の調査では、

タトゥーのある利用者(日本人を含む)への対応について、入浴を「断っている」が約6割。「断っていない」は約3割、「シールで隠すなど条件付きで許可している」が約1割だった。

といった状況。また、温泉マーク(♨)の表記についても議論がかわされました。温泉マーク(♨)は、韓国ではホテル、ないしいわゆるラブホテルを意味するマークであったりと、訪日外国人観光客からすると、一見して温泉である、とわかりづらいとの声もあり、

「定着している従来のマークを温泉文化のシンボルとして世界に売り込んでいくべきだ」「外国人客増を目指すなら新しいマークの方がよいのでは」

といった声があがった模様です。

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