訪日タイ人観光客に人気の観光地:7人に1人が北海道が訪れる

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2015年の訪日タイ人観光客の外客数:JNTOより引用

2015年の訪日タイ人観光客の外客数:JNTOより引用

タイは、歴史的に日本と長い交流があり、日本の有力企業が進出しており、経済的なつながりも強い国です。

2015年は訪日タイ人観光客数79.7万人を記録し、インバウンド市場においては、中国、韓国、台湾、香港などの東アジア圏、そして米国に続き第6位のシェア率を誇ります。

アジアの中でも有数の親日国であるタイ。そのような訪日タイ人観光客に人気の日本の観光地を確認してみましょう。

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訪日タイ人観光客に人気の都市圏の観光地

訪日タイ人観光客がもっとも高い割合で訪れるのは東京で。60.7%の人が訪れる人気の観光地になっています。首都圏の千葉には54.2%、神奈川には10.3%が訪れています。

近畿・関西圏では大阪が一番人気の観光地で27.8%の訪日タイ人観光客が訪れます。京都は18.3%、兵庫が7.7%となっています。

訪日タイ人観光客に人気の観光地・北海道

アジア系の訪日外国人観光客に人気の高い北海道ですが、特に訪日タイ人観光客からは高く評価されています。北海道への訪問率は15.6%で、都道府県訪問率では第6位にランクインしています。東南アジアの訪日タイ人観光客には北海道の冷涼で雄大な自然、四季を感じられる冬の雪、そして豊富な海産物・農産物が人気です。

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訪日タイ人観光客に人気の中部地方の観光地

首都圏・近畿圏・北海道の他に訪日タイ人観光客に人気の観光地は中部地方です。富士山の麓山梨県へは16.8%の訪日タイ人観光客が訪れています。その他に長野4.4%・岐阜4.0%です。

東京からも近くコンパクトなエリア内で日本の地方の風情を楽しめるのが人気です。また静岡・愛知もゴールデンルートに位置していることもあり人気があります。

訪日タイ人観光客に人気の九州の観光地

その他の地方で訪日タイ人観光客に人気のある観光地は九州です。福岡には6.7%が訪れ、都道府県別訪問率第10位にランクインしています。その他、大分が3.7%で16位に。福岡のとんこつラーメンや屋台、そして大分の別府や由布院などの温泉街が訪日タイ人観光客に人気となっています。

また、福岡県の訪問率の高さはロケツーリズムの影響が見られます。2014年公開のタイのヒット映画「タイムライン」のロケ地が佐賀県だった影響から、佐賀県の認知度が上昇、それに伴い経由地の福岡の訪問率が上乗せで上昇したものと見られます。

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訪日タイ人観光客も注目するその他の日本の観光地

ゴールデンルートに位置している静岡、愛知はそれぞれ7.4%、4.8%と人気です。北陸地方の富山は1.1%の訪問率ですが、北陸新幹線も開通して認知度も高まっており、古都金沢を擁する石川などと連携して北陸の観光地の魅力をアピールすれば今後の増加も見込めます。

訪日タイ人観光客があまり訪れない観光地

東北地方、中国地方、四国地方などその他の地域は総じて低調です。これらの地方はほかの訪日外国人観光客にも人気はあまりありませんが、いずれの地方も日本人には魅力的で国内旅行者に人気の観光地です。訪日タイ人観光客はリピーターが多く日本の情報に敏感なので、これらの地域の魅力もわかってもらうことは充分可能です。

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まとめ:バランスよく日本の旅行を楽しむ訪日タイ人観光客

訪日タイ人観光客はゴールデンルートを中心に北海道も人気の観光地です。その他に中部地方や九州にも訪れる人が多くなっています。訪日タイ人観光客はショッピング目的の人が多いですが、日本の自然・景勝地や四季への関心も高いので、日本の多様な地域性をアピールしてその他の地方の魅力を伝えることが重要になってきます。

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訪日タイ人観光客インバウンドデータ集

データでわかる訪日タイ人観光客

タイ人は1人あたりGDPが6,000ドル弱で(世界94位)程度で、インバウンドが盛んな国の中ではそこまで経済力があるほうとは言えません。しかしながら、訪日タイ人は、そのあまり高くはない経済力に対してかなり高額の支出をしています。「豊かさ」を表すGDPを例にとって見てみましょう。

訪日タイ人の特徴・国民性・旅行スタイル

2013年のビザ発給要件緩和以降、円安効果とバーツ高効果もあり、近年急激にインバウンド消費において存在感を放つ訪日タイ人観光客。中国や台湾をはじめとした訪日ブームが加速している東南アジアの中でも、成長率が最も著しい国の一つです。タイは熱帯に位置しているため、年間を通じて気温が30℃ぐらいが平均です。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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