国内各社がリリースする訪日外国人観光客向け乗り換えアプリの機能の違いは?

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訪日香港人観光客などの東アジア圏の訪日外国人観光客は、観光をサポートするアプリとしてWechatを利用する傾向にありますが、国産の便利なアプリが登場しており、訪日旅行におけるスタンダード化を目指しています。どんな便利な観光アプリがあるのかをご紹介します。

 


【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】

会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。

ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。

NAVITIME for Japan Travelは株式会社ナビタイムジャパンからリリースされたスマートフォン向けアプリです。出発地から目的地まで、徒歩、電車バスなど複数の移動手段を組み合わせた乗り換え案内などを含め、ルート検索ができます。

アプリで特に便利な機能は、無料Wi-Fi(ワイファイ)検索機能でしょう。ネットに接続されていないオフライン状態でも周辺のWi-Fi(ワイファイ)スポットを検索できます。ルート検索では、表示された結果の運行情報などが変わればリアルタイムに通知してくれるので電車の遅れを把握することができます。

 

乗り換え経路検索ができるアプリ「乗り換え案内Visit」

乗り換え案内Visitはジョルダン株式会社からリリースされたスマートフォン向けアプリです。英語中国語(簡体字繁体字)、韓国語に対応しており、株式会社ゼンリンの地図データとの連携により多言語でのトータルなルート案内が可能になっています。

繁体字に対応していることは、訪日香港人観光客にとって重要です。訪日中国人観光客が使用する簡体字は訪日香港人観光客にも読むことができます。しかし、読みやすさを考慮すれば、訪日香港人観光客が使い慣れている繁体字のほうが良いでしょう。また、訪日香港人観光客に対して「繁体字が書かれているということは、訪日香港人観光客を歓迎している店」と印象付ける効果も期待できます。

乗り換え案内Visitのアプリ機能について

乗り換え案内Visitは訪日外国人観光客が多いエリアや施設で試験的に運用が開始されました。この機能を搭載したアプリ「ROUTE CATCH」がプリインストールされたスマートフォンが、一部地域の訪日外国人観光客に貸し出されています。出発地は滞在先のホテルが初期状態となるほか、オフラインエリアへの対策として経路案内地図をプリントアウトできる機能も備えています。

 

乗り換え案内や観光情報の総合サポートアプリ「TABIMORI」

TABIMORIは成田国際空港株式会社がリリースした国内観光アプリです。乗り換え案内、ルート案内の他、音声翻訳機能も備えており、訪日外国人観光客には心強いアプリです。また、公共機関の利用の仕方や日本の文化紹介など幅広い機能が備わっており訪日旅行をしっかりサポートしてくれます。

「TABIMORI」のアプリ機能について

TABIMORIはオフライン環境での使用も考慮して、オンライン時にアクセスしたサイト情報は記憶され、オフラインでも表示可能となります。そのため、予め必要だと予想される情報のページをホテルなどで表示しておけば、街中でオフライン環境になった場合でも情報をチェックすることができて便利です。

 

まとめ:訪日外国人観光客の旅行をトータルサポートするアプリ

ご紹介した企業以外にも、訪日外国人観光客の旅行をサポートするアプリはどんどんリリースされています。今後、訪日外国人観光客アプリ使用状況のデータを取ることで、どんな機能に満足しているのか、他に必要な機能が何かということが分かってきますので、より便利なアプリへと進化していくでしょう。それにより、日本のインバウンド誘致は捗ると考えられます。

 

訪日香港人観光客インバウンドデータ集

データでわかる訪日香港人観光客

2015年の日本政府観光局(JNTO)訪日外国人観光客統計によると、香港は前年比64.6%増の152万4300人と中国本土に次ぐ2番目の大きな伸びを示しました。

訪日香港人観光客の特徴

香港は中国の特別行政区ですが、インバウンドマーケティングを行ううえでは同国とは別途対応が必要な地域です。歴史的な事情からイギリスの強い影響を受けており、香港人は中国とは異なる習慣、感性を持っているためです。

【7/9開催】消費額1.7兆円超!最新中国インバウンド市場の攻略ポイント

2024年、訪日外国人による旅行消費額は過去最高の約8兆1,257億円を記録。 そのうち中国は1.7兆円超(全体の約21%)と圧倒的な1位を占めており、宿泊日数や訪問者数でもトップクラスの存在感を示しています。

これだけ市場が大きく、経済インパクトのある中国インバウンド。 いま多くの企業が「中国向けに本格的な戦略を立てるべきではないか?」と検討を始めています。

しかし中国では、Googleをはじめとする多くのサービスに規制があり、中国現地のSNSや地図サービスを活用するなど、独自のカスタマイズされた対策が必要です。

本セミナーでは、インバウンド戦略の基本を押さえた上で、「中国市場の最新動向」と「具体的な対策」について、わかりやすく解説します。

<本セミナーのポイント>

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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
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【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


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この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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