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訪日豪州人観光客は2015年には37万人を超え、国籍別では7位、アジア以外ではアメリカに次いで2位となっています。この背景としては政府や行政によるプロモーションだけでなく民間で行われた訪日豪州人観光客向けの施策も功を奏しているようです。訪日豪州人観光客向けに企業が何をしているか、どのような影響があったか北海道における事例などを紹介します。

 

訪日豪州人観光客向けのインバウンド施策

オーストラリアは休暇を取得しやすい国柄で長期間の海外旅行の機会も多く、ウィンタースポーツの人気も高いことから、訪日豪州人観光客の訪問先としては北海道や長野と言ったウィンタースポーツが楽しめる地域が比較的多くなっています。オーストラリア向けのPRキャンペーンも継続的に実施されていて、訪日豪州人観光客にとって北海道は馴染みのある地域です。

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2000年代初頭に北海道ニセコで行われた企業のインバウンド施策

スキーリゾートとして知られる北海道のニセコ町は早くから官民一体となったインバウンド施策を展開してきました。オーストラリア出身のロス・フィンドレー氏の功績が大きく、アウトドア関連企業が旅行会社とタイアップして、豪州をはじめとする訪日外国人観光客向けのリゾートとしてニセコは一躍有名になりました。

 

ニセコにおけるインバウンドの地元などへの影響

訪日外国人観光客がアウトドアやウィンタースポーツを楽しめるリゾートとしてニセコは一定の成功をおさめました。しかしながらこのような大きな動きに対して不安を感じる地元住民も少なくはなかったようです。また、多くの企業が外資系資本であり必ずしも地域経済がその恩恵を十二分に被ったわけでもなかったようです。

インバウンドの先進地ニセコでの企業の新たな取組み

これまでの経験も踏まえニセコでは新たな取組も始まっています。有限会社マルベリーが観光客向けの体験メニューの提供をはじめました。酪農や漁業など地域の産業と直結したものであり、英語での対応も可能なので訪日外国人観光客でも参加できます。地域住民が外国人と接するよい機会であるといえます。

 

ニセコの取組みを後押しするJTBの「エンジョイニセコ」

旅行会社JTBも地域の取組みを後押しし、多様なニーズに対応した体験型プログラム「エンジョイニセコ」を提供しています。新千歳空港から車で約2時間のニセコへの観光客向けに、レンタカーとのセットとなるパスポート「ニセコビッグパスポート」を販売しています。ニセコ周辺の55種類のアクティビティを紹介しています。

訪日豪州人観光客向けの今後の企業の取組み

平成28年度のオーストラリア市場向けの日本政府のプロモーション方針においても引き続き北海道は主要対象地区でありスノーリゾート地への誘客や受け入れ体制の整備などが課題となっています。ニセコにおける企業の最新の取組みを参考に、より利用者のニーズに対応したプログラムの提供が期待されます。

 

まとめ:様々な課題を克服してきたインバウンドの先進地

北海道ニセコ町のインバウンド施策は日本国内でも先進事例として知られ、賛否さまざまな意見があるようですが、そのような中で現在もオーストラリアなどからの観光客は一定数訪れています。パイオニアとして様々な課題を克服してきましたが、多くの企業の努力のたまものではないでしょうか。インバウンドには顧客の視点に立った企業の取組みが不可欠です。

<参考>

 

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