テーマパーク・観光施設はどうやってAirbnbをインバウンドに活用すべきなのか？
Airbnbとは、2008年にアメリカで創業した民泊仲介サイトの最大手です。2014年には日本に進出し「Airbnb Japan株式会社」が設立されました。空いている使っていない部屋を宿泊施設として貸し出したい人と、宿泊施設を探しているユーザーをつなぐ役割を担っています。
現在190か国もの人が利用しているAirbnbは、1日当たり10万もの都市で200万人とされており、2019年には利用者が400万人を超えています。このことから世界で非常に多くのユーザーが利用しているサイトといえます。掲載している宿泊施設も191か国にわたり600万件以上と非常に多く、この数はホテルチェーンの大手上位5位を合わせた数よりも多いです。
日本でも2018年に「民泊新法」が制定されたことを皮切りに民泊の整備が進められており、年間の営業日数が180日以下であれば都道府県に届け出を出せば民泊をできるようになりました。さらに特区民泊条例を制定している地域は条件付きで180日以下の営業制限なく民泊ができます。本記事ではAirbnbにおけるテーマパーク、観光施設に関する事例を紹介します。
Googleマップによる集客、うまく活用できていますか？
Googleマップでの集客ツール「口コミコム」を詳しく見る >鎌倉での体験「知られざる鎌倉」のAirbnb活用事例
▲The Hidden Kamakura Walk：Airbnb公式サイトより
このプランでは地元に住むホストが鎌倉を案内します。鎌倉は人気の観光スポットで、様々なメディアが特集を組むなどしています。しかしそういうところには載っていないローカルなスポットを案内する地元の人のツアーは需要があるでしょう。
ディアの紹介や大人数のツアーに参加して知られざるスポットや観光地の歴史の詳しい案内を受けることは少ないので、こういった個人のツアーには人気があります。ページ上部の参考写真ではツアーの紹介として様々な外国人観光客のツアー中の写真を見ることができます。
中段で見られるツアー詳細にはツアーの日程、訪れる場所の説明などわかりやすく書いてあります。その下にはホストの説明があります。レビューでは参加した人の口コミを見ることができます。このような現地の人により行われる英語の個人ツアーは観光において需要があり、インバウンド集客でも需要が高まるといえます。
ディズニーリゾート最寄駅から1駅「ゲストハウス」のAirbnb活用事例
▲Chiharuさんのまるまる貸切の住宅：Airbnb公式サイトより
続いて紹介するのは、東京ディズニーリゾートから一駅という非常に立地のいい場所にある宿泊施設です。宿泊施設のアピールポイントとしてもこの点を前面に押し出しており、利便性の良さをアピールしています。
最大で8名が宿泊できる一軒家で、ファミリーやグループ旅行での利用ができるため、家族やグループでテーマパークを訪れる方に効果的に魅力を伝えられています。また、室内はまるでヨーロッパの家らしい内装、つくりになっており、テーマパークへの特別な旅行を演出してくれるのが魅力のひとつでもあります。キッチンや調理道具も充実していることもポイントです。
さらに250件を超える口コミの総合評価は5点中4.91点と非常に高く、立地の良さだけでなく、宿泊施設の清潔さやホストとのコミュニケーションも高く評価されています。
宿泊希望ユーザーに対して日本語だけでなく、英語や中国語でも対応できる旨の記載があり、訪日外国人観光客も安心して利用できる点も魅力です。また民泊の届け出番号も記載されているため、ユーザーが安心して宿泊できることも注目すべきといえます。
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