旅行会社・ランドオペレーターはどうやって動画・コンテンツ制作をインバウンドに活用すべきなのか?
インバウンド市場が盛り上がる中で、旅行会社・ランドオペレーターが動画・コンテンツ制作によってインバウンドで成功する事例が増加しています。このページでは、旅行会社・ランドオペレーターの動画・コンテンツ制作のインバウンド対策やインバウンド集客における活用について、次の2つの事例を取り上げます。
- 旅行会社・ランドオペレーター×動画・コンテンツ制作事例その①:荷物配送サービス「LUGGAGE-FREE TRAVEL」を英語でPR/JTBのインバウンド向け動画
- 旅行会社・ランドオペレーター×動画・コンテンツ制作事例その②:インバウンドに人気の和太鼓エンターテインメント「MANGEKYO」、JTBが英語のPR動画を公開
近年プロモーションの方法として動画・コンテンツ制作がポピュラーになってきています。動画・コンテンツ制作によるインバウンド対策やインバウンド集客のメリットとしては、多くの情報を伝えながらも、顧客のイメージに残りやすいということがあります。伝えたい情報を写真や画像などよりも一度に多く発信できるためその分それぞれの旅行会社・ランドオペレーターの色がはっきりと出やすく、工夫を凝らした動画・コンテンツ制作が求められています。
ここでは、旅行会社・ランドオペレーターという業界・業種における動画・コンテンツ制作の各社の事例を元にして、効果的な動画・コンテンツ制作を活用したインバウンド対策やインバウンド集客のケーススタディーをしてみます。それでは見ていきましょう。
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LUGGAGE-FREE TRAVEL ~Big Onigiri~ full ver. 【JTB公式 official】 YouTubeより
2017年、YouTubeのJTB公式チャンネルは、旅行者の荷物をホテルや空港に配送するサービス「LUGGAGE-FREE TRAVEL」のPR動画を公開しました。
LUGGAGE-FREE TRAVELは、JTBとパナソニック、ヤマトホールディングスが共同で行うサービスで、訪日外国人が手ぶらで観光できるよう大きな荷物を全国の空港や宿泊施設などに配送するというものです。JTBのツアー参加者のほか、個人旅行者でも旅の前や最中にスマホやパソコンで申し込むことができます。
利用者が配送先や荷物の寸法・個数、氏名などをサイトから入力するとバーコードが発行され、これを空港や宿泊施設の窓口で見せれば1分半ほどで荷物を預ける手続きが終わるという仕組みです。送り状を手書きする手間が省けるのがこのサービスのメリットです。
配送状況は電子メールで通知され、預けたときと同様、配送先の宿泊施設や空港でバーコードを見せると荷物を受け取ることができます。
荷物を預けられる場所は、当面は空港・宿泊施設合わせて約100施設、受け取り拠点は4空港と全国1万軒の宿泊施設です。2020年には荷物を預けられる拠点を2500カ所に拡大し、年間100万人の利用を見込んでいるということです。
公開された動画は全編英語で、LUGGAGE-FREE TRAVELのサービスがユーモアをまじえて紹介されています。
インバウンドに人気の和太鼓エンターテインメント「MANGEKYO」、JTBが英語のPR動画を公開
MANGEKYO -Revolutionary New Drumming Entertainment in Tokyo-【JTB公式Official】 YouTubeより
動画サイトYouTubeのJTB公式チャンネルは2018年5月、和太鼓エンターテインメント集団『DRUM TAO』とデジタルアートクリエイター集団『チームラボ』のコラボレーションパフォーマンス『Revolutionary New Drumming Entertainment in Tokyo 万華響- MANGEKYO-』の英語のPR動画を公開しました。
『DRUM TAO』は「THE 日本エンタテインメント」として世界で称賛されている、国内屈指のエンターテインメント和太鼓集団です。国内外で活躍しており、これまで世界24カ国で公演を行いました。ニューヨークのブロードウェイでも公演を行ったといいます。
『チームラボ』は、2018年6月にお台場で作品の常設展が始まってから大きな話題を呼んでいるデジタルアートクリエイター集団です。光とデジタルアートを組み合わせて作り出す非日常的な空間が『チームラボ』の作品です。
『万華響- MANGEKYO-』の公演はJTBグループの傘下にあるJTBコミュニケーションデザインが主催しており、JTBの公式チャンネルは2018秋公演のプロモーションビデオも公開しています。
2018年の秋公演は有楽町公演が9月1日~30日で全66公演、新宿公演が2018年10月4日~11月20日で全101公演です。一日に3公演行われ、最後の公演は開演が午後8時半ということです。現在日本各地では、夜に営業している店が少なく訪日外国人が暇を持て余してしまっているという現状がありますが、そういった訪日外国人が夜に楽しめるコンテンツとしてこの公演が機能することが期待されます。