「知るため」のアクセスから「行くため」のアクセスに変化!ジャパンガイドでみる現在と10年前のアクセス傾向比較:インバウンドでの興味・関心がより具体的なものに変わってきている

「知るため」のアクセスから「行くため」のアクセスに変化!ジャパンガイドでみる現在と10年前のアクセス傾向比較:インバウンドでの興味・関心がより具体的なものに変わってきている

1996年に設立され、現在、月間約180万人のユーザー*が閲覧している「ジャパンガイド」は、英語圏からのアクセスが上位を占めている訪日観光客向けの情報ポータルサイトです。今回は2017年と2008年(ジャパンガイドが統計システムを導入)の”人気ページ”、”国別アクセス”などを比較しながら 現在と10年前のアクセス傾向の違い についてみていきたいと思います。

10年前は日本文化に関連するページへのアクセスが中心だった!?

図表1は2017年と2008年のサイト内の”人気ページトップ10”を比較したデータです。

図表1 2017年 : 2008年 人気ページ 比較


※2017/01/01 - 2017/12/31と2008/01/01 - 2008/12/31 Google Analyticsデータを比較

2017年のデータでは 東京、京都、大阪をはじめとするゴールデンルート上のエリアページの他、「最適な旅行時期」や「桜の開花予測」、「Japan Rail Pass」等、実際に訪日旅行を計画していると思われるユーザーに閲覧されている ページがランクインしていました。

一方、2008年では1位トップページ、2位東京までは同様であるものの、2017年ではランク外となっている「日本食」や「漢字」に関するページなど、日本文化を紹介するページへのアクセスの割合が現在よりも多く発生していました。つまり、訪日計画中とは限らないが、日本に関心があると思われる層からのアクセス と推測できます。

2008年は年間訪日外客数が835万人と現在の1/3以下の数値となっており、韓国、台湾・香港等の近隣諸国、もしくはコアな日本ファン層による訪日が中心でした。ただ、そんな状況にあっても当時のジャパンガイドには月間平均400万PV程のアクセス(現在の半分程度)が発生しており、当時から一定数日本に関心がある層が世界中にいた様子がうかがえます。

増加傾向にあるインドからのアクセス

ちなみに、2008年のデータで8位にランクインしている「Japan Photo Gallery」は”桜”、”紅葉”、”お城”、”火山”などのテーマ別に日本に関連する写真を紹介しているページです。

おもに訪日未経験者の方に多く見られているページなのですが、直近の国別アクセスをみると、図表2にある通り インドからのアクセスが1位 となっています。

サイト全体でみたときにもインドからのアクセスは年々増加傾向 にあり、今年の1月1日より同国に対してのビザが緩和されたことも相まって、ますますこの傾向が加速するものと見込んでいます。

図表2


※2017/01/01 - 2017/12/31と2008/01/01 - 2008/12/31 Google Analyticsデータを比較

2倍になった”旅ナカ”でのアクセス

図表3は国別アクセスに関して、図表1同様、2017年と2008年のデータを比較したものです。

図表3 2017年と2008年 国別アクセス 比較


※2017/01/01 - 2017/12/31と2008/01/01 - 2008/12/31 Google Analyticsデータを比較

2017年のアクセスに関しては、日本国内(=”旅ナカ”の訪日外国人からのアクセスが中心)からの割合が最も高く、全体の 約30% を占めています。それに対し、2008年はアメリカからのアクセスが1位にランクインしており、国内からのアクセスに関しても、全体の 約15%と現在の半分 ほどの割合となっていました。また、3位以下がーストラリア、イギリス、カナダと現在よりもアクセスが欧米豪圏を中心とする英語圏に偏っていたことが顕著に表れています。

まとめ

  • 10年前は日本文化に関連するページ(“日本食”、”漢字”等)へのアクセス割合が現在と比較して多かった
  • 人気ページ、国別アクセスの両面のデータから訪日予定(もしくは訪日中)のユーザーからのアクセスが増加している傾向がみてとれる
  • 国別にみると、インドからのアクセス数の伸びが際立っている

平昌五輪も閉幕し、東京五輪がいよいよ2年後に迫るなかで、10年前のデータを参照しながら、アクセスの推移をおさらいさせていただきました。今後の施策をたてるうえで、なにかしらヒントとなりますと幸いです。

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この記事の筆者

エクスポート・ジャパン株式会社

エクスポート・ジャパン株式会社

2002年より訪日観光客向けポータルサイト「ジャパンガイド」のパートナー企業としての業務を開始。「ジャパンガイド」への広告出稿管理、各種お問い合わせや、編集長への取材等の窓口を担当。欧米圏からのアクセスが多くを占める「ジャパンガイド」のデータをもとに、訪日観光客の動向をご紹介していきます。