昨年のビザ発給数は約587万件!過去最高に増え続ける在日外国人たちの友達&家族による「VFR訪日」:中でも注目はインドからのVFR訪日。彼らを「旅マエ」に取り込むアプローチとは?

昨年のビザ発給数は約587万件!過去最高に増え続ける在日外国人たちの友達&家族による「VFR訪日」:中でも注目はインドからのVFR訪日。彼らを「旅マエ」に取り込むアプローチとは?

外務省の発表によると、昨年日本が発給したビザは過去最高の587万件となりました。これは前年比9.1%という高い伸び率でした。

外務委省ホームページ報道発表 平成28年ビザ発給統計より

外務委省ホームページ報道発表 平成28年ビザ発給統計より

インバウンド観光の拡大のみならず、日本で働く外国人労働者の受入れ拡大方針も6月に決定する「骨太方針」に明記されることとなりました。今後は日本に滞在する外国人の数がますます増えることが予想されます。

このような中、注目されているのが「VFR」です。その中でもJNTOはインド市場のVFR誘致を積極化する模様です。なぜいまVFRなのか、そしてインドのVFR訪日にはどんな特徴があるのか、まとめました。

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訪日外国人の旅行目的はまちまちです。観光をしに訪日する人もいれば、出張や研修などビジネス目的で訪日する外国人もいます。中には日本で働いでいる、もしくは勉強している知人や親族に会うことを目的に訪日している外国人も存在しています。こうした人たちは、旅行業界ではVFRと呼ばれています。インバウンド受け入れ環境整備の資料を無料でダウンロードする「翻訳・多言語化」の資料を無料でダウンロードする「多言語サイト制作」の資料を無料でダウンロードする「多言語化表示サービス」の資料を...

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VFR訪日客の多い国TOP10はどこなのか?

訪日外国人観光客全体に対してVFR割合の高い国はどこかみてみましょう。

下は観光庁が行った「訪日外国人消費動向調査」で訪日目的を「親族・知人訪問」と答えた割合(VFR率)のTOP10です。VFR率が高い国からの訪日客は「旅マエ」に日本在住の親族・知人から情報をもらうことも同調査から明らかになりました。

訪日外国人消費動向調査 平成29年年間推計より

訪日外国人消費動向調査 平成29年年間推計より

これを見ると、突出してVFR率が高いのは訪日フィリピン人、続いてベトナム・米国がVFR率が高いTOP3であることがわかります。VFR率が下がるのとほぼ並行して友人・親族からの情報収集率も緩やかに下がり、相関関係があることがわかります。

インドはVFR率は10位ながら、「旅マエ」に日本在住の親族・知人から情報をもらう率がとても高いことがわかります。インドからの訪日客がもっとも信頼する情報源は日本在住の友人と親族のようです。

JNTOが注目する「インド」からのVFR訪日客。その特徴とは?

JNTOが注目するインドからのVFR訪日客の特徴を、フィリピン・ベトナムと比較してみましょう。フィリピンはVFR率一位、ベトナムは急激な経済発展と親日感情により今後の高い成長が見込まれる地域です。

訪日インド人観光客のインバウンド

訪日インド人は、2016年の訪日外客数で前年比19.3%増となる123,000人となりました。2012年が68,914人でしたので、インド市場のインバウンド需要は4年前の約1.78倍まで成長しています。

まず、インドからの観光・レジャー目的の訪日客で目立った特徴は男女比です。

訪日外国人消費動向調査 平成29年年間推計より

訪日外国人消費動向調査 平成29年年間推計より

世界的な傾向としてレジャー・観光目的の訪日客は女性、それも20~30代女性が主力となることが多いのですが、データから読み取るかぎり、インドからの訪日観光客は圧倒的に男性が多いのが特徴です。

次に挙げられるインドからの訪日の特徴はステイ期間が長いことです。インドからの訪日客は1週間以上のステイでほぼ7割を占め、長期滞在型であることがわかります。

一般的に遠距離を旅する旅行者ほど長期間滞在する傾向があると言われています。

訪日外国人消費動向調査 平成29年年間推計より

訪日外国人消費動向調査 平成29年年間推計より

さらに、インド訪日客の3割は世帯年収500万円~2000万円という、日本の年収感覚でいっても中流から富裕層であることがデータから明らかになっています。この経済力を示すかのように、インド訪日客の「旅マエ」の個人旅行予約単価はとびぬけて高額です。

訪日外国人消費動向調査 平成29年年間推計より

訪日外国人消費動向調査 平成29年年間推計より

まとめ:インドVFR訪日客は「旅マエ」に大金を支出して「コト消費=個人旅行」を購入する。「旅マエ」アプローチはどうやるべき?

インド訪日客については旅行に出る何カ月も前の「旅マエ」に個人パッケージ旅行を購入する・個人旅行という「コト消費」を好むということがわかりました。

インド訪日客の「旅マエ」にアプローチするにはどうしたら良いのでしょうか。キーとなるのは在日インド人コミュニティへのアプローチかもしれません。

インド訪日観光客はVFR率が高く、日本在住の友人・親戚の情報を信頼します。たとえば日本在住の友人が「京都の紅葉を見たらどうか?」と提案してくれれば、それを受け入れる可能性が高いのです。

在日インドコミュニティに向けて、家族や友達を連れて行きたくなる旅行情報を発信していくのがインドからのVFR訪日客を取り込む一番の近道かも知れません。インド関連の情報分析やリサーチをしてインド訪日客の嗜好や習慣をよく知っておくことが大事です。

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訪日インド人市場の特徴

2016年の訪日インド人は約12万人を記録しています。2016年、訪日インド人は一人当たり144,275円を訪日旅行時に使いました。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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