欧米豪インバウンドにSNSが効果的な理由 それは彼らが「口コミ」を重視するから/訪日ラボ登壇「欧米豪向けのインバウンド集客を成功させるSNS運用とは?」セミナーレポ

欧米豪インバウンドにSNSが効果的な理由 それは彼らが「口コミ」を重視するから/訪日ラボ登壇「欧米豪向けのインバウンド集客を成功させるSNS運用とは?」セミナーレポ

2018年10月5日、アディッシュ株式会社(以下、アディッシュ)は「欧米豪向けのインバウンド集客を成功させるSNS運用とは?」というテーマでセミナーを開催しました。雨の中、開催されましたが、定員20名を大きく上回る約40名の方々が参加し、会場は大盛況でした。今回はこちらのセミナーレポートについて紹介していきます。

インバウンド対策なにから始めたら良いかわからない?

インバウンドの最前線を捉える! 中国の次なるターゲット、「欧米豪」の動向:訪日ラボ田熊

訪日ラボインバウンド研究室室長 田熊

訪日ラボインバウンド研究室室長 田熊

本セミナーのトップバッターは、訪日ラボインバウンド研究室室長である田熊。「インバウンドの最前線を捉える! 中国の次なるターゲット、「欧米豪」の動向」というテーマで田熊が語りました。主に下記に3点を説明。

  • インバウンド市場全体の概況
  • なぜ今、欧米豪なのか?
  • 欧米豪インバウンドのトレンド

上記の3つの中でも、欧米豪のトレンドや欧米豪が注目されている理由について、田熊が話した内容を紹介していきます。

欧米豪インバウンドの特徴:1人あたりの旅行消費額が多い

欧米豪からくる訪日外国人は、他の国に比べて1人あたりの旅行消費額が多い。そのため注目を集めている」と欧米豪が注目をされている理由を田熊が解説。

観光庁が出している「国籍・地域別の訪日外国人旅行者1人当たり旅行支出額」データによれば上位10カ国中、オーストラリア、アメリカなどを含む欧米豪圏が8カ国が上位を占めています。さらに、「国籍・地域別の訪日外国人旅行者1人当たり旅行支出額」データを細かく見ていくと、宿泊・飲食・娯楽サービスなどの1人当たりの消費単価はアジア以上でした。つまり、欧米豪からの訪日客数が増加すればアジア以上の市場に拡大する可能性があるということです。

欧米豪インバウンドへのアプローチの秘訣とは?

欧米豪インバウンドのポテンシャルについて説明した後に、欧米豪インバウンドに対してのアプローチ手法について田熊が解説しました。

欧米豪インバウンドへのアプローチの秘訣その①:旅行フェーズを意識して対策をする

田熊のセミナー資料から抜粋1

田熊のセミナー資料から抜粋1

訪日旅行のフェーズを意識して、正しい施策を選択することが重要」と田熊が力説。訪日旅行のフェーズはプレ旅マエ、旅マエ、旅ナカ、旅アトの4つに別れます。どのフェーズでどのような施策を実行するのが最適なのかは、業種業態によって変わります。例えば、ホテルやその他の宿泊施設であれば、旅ナカでプロモーションを行うより、プレ旅マエや旅マエで事前に知ってもらい予約をしてもらうことが重要になります。

欧米豪インバウンドへのアプローチの秘訣その②:SNSや口コミサイトを活用する

田熊のセミナー資料から抜粋2

田熊のセミナー資料から抜粋2

欧米豪へのアプローチの手段として、田熊が挙げたのが口コミサイトの活用でした。「訪日前に活用する情報源の上位は口コミサイトや友人からの口コミが多い」と観光庁が調べている訪日前における有効な情報源の上位のデータを元に田熊が解説しました。

特に欧米豪インバウンドを集客するのであれば、トリップアドバイザーを活用することはマストとのこと。さらに、Facebookやgoogleマイビジネスなど無料で活用できるツールが沢山あると田熊が述べました。

インバウンドSNS運用の戦略と実践方法:アディッシュ株式会社 大西 直輝 氏

アディッシュ株式会社フロントサポート事業推進室 事業リーダー 大西 直輝 氏

アディッシュ株式会社フロントサポート事業推進室 事業リーダー 大西 直輝 氏

田熊の後に登壇したのは、アディッシュ フロントサポート事業推進室 事業リーダー 大西 直輝 氏。「インバウンドSNS運用の戦略と実践方法」というテーマで行いました。

SNS活用は、中長期的な視点で取り組むことが重要」という前置きを入れ「ラグビーワールドカップ・東京オリンピックも控えており、欧米豪のインバウンド向けSNSを始めるには、今がまさに絶好のチャンスである」という言葉から大西氏のセミナーが始まりました。

インバウンド対策としてのSNS運用の4つの課題とは?

SNSは無料ではじめられるため、気軽に取り組みやすいインバウンド対策の1つです。しかしながら、SNS運用をする上で「全く効果が出ない」「どのように投稿すればいいかわからない」など悩みを抱えている担当者の方々は多いのではないでしょうか。そこでSNS運用の4つの課題についてセミナーの序盤で大西氏が説明しました。

インバウンド向けSNS運用の4つの課題 その①:とりあえず始めてしまう

SNSは無料で始められるため、戦略が無いまま行なっているケースが多い」と大西氏が話しました。戦略とは長期的な視点でその活動全体の方向づけをすることと、大西氏は定義しています。つまりSNS運用のあるべき姿を定めて、それに向かってSNS運用を実施していかないと良い結果は得ることができません。

成果が見えない

正しいKPIが設定されていないため成果が見えづらくなっている」とのこと。SNSを活用し、いきなり予約やコンバージョンを取ることは難しいので、身近な数値から、目標を決めてPDCAを回すことが重要になります。

インバウンド向けSNS運用の4つの課題 その②:投稿が続かない

運用体制が構築されていなく、続かないことが多い」と大西氏が語りました。このケースは企業内でのSNS運用で非常に多いケースではないでしょうか。

インバウンド向けSNS運用の4つの課題 その③:人手が足りない

そもそもSNSに詳しいものがない、人も足りない。これも企業がSNS運用を軌道に乗せることができない理由の1つでしょう。SNS運用を代行してくれる外部の専門家にアウトソーシングするのも一つの手です。

SNS運用の4つの課題について語る大西氏

SNS運用の4つの課題について語る大西氏

インバウンド向けSNS運用の4つの課題 その④:SNS運用を成功させるために理解すべき3つのこと

SNS運用における4つの課題を共有した後、SNS運用を成功させるために抑えておくべき3つのことを大西氏が解説しました。

SNS運用を成功させるために抑えておくべき3つのこと その①:SNSの役割を知る

大西氏がまず1つ目に挙げたのが「SNSの役割を知る」ということです。「利用者のファン化により、永続的な認知を生み続けられる循環型マーケティングのプラットフォーム」とインバウンドにおけるSNSの役割を大西氏が力説。

SNSはインバウンド対策をする上で旅マエ、旅ナカ、旅アトのいたるところに登場します。SNSを通じて、自社サービスを知ってもらうことができ、SNS上のクチコミ情報は購入の検討材料にもなります。さらに、購入後、つまり体験後では、SNSを通じてシェアをされます。要するに、SNSはインバウンド対策において全てのフェーズで活用され、なくてはならないマーケティングの資産であるということを認識することが重要になります。

SNS運用を成功させるために抑えておくべき3つのこと その②:戦略を決める

戦略がないままだと、SNS運用に失敗するケースが多いです。「戦略とは長期的な視点でその活動全体の方向づけをすること」と繰り返し大西氏が伝えていました。SNS運用のあるべき姿を定めて、それに向かってSNS運用を実施することの大切さを力説していました。

SNS運用を成功させるために抑えておくべき3つのこと その③:PDCAを回し運用し続ける

最後に上げたのは、PDCAを回し続けることです。扱う商材や地域、発信先のターゲットによっても運用の仕方が異なります。だからこそ、運用をしていく中でPDCAを回し続け、最適解を見つけることがSNS運用を成功させる秘訣になると大西氏が述べていました。

まとめ:今後増加が期待される欧米豪!SNSを活用し集客&受け入れ体制を充実していこう!

ラグビーワールドカップや東京オリンピックと訪日外国人が数多く訪れるイベントが近くに迫ってきています。インバウンド担当者の方々は、インバウンド対策は進んでいるでしょうか?様々なインバウンド対策がありますが、まず始めやすい取り組みとしてSNSが挙げられます。

しかしながら、SNS運用の具体的なノウハウがわからず、更新が止まっても待っている企業も多いのではないでしょうか。ぜひ、このようなセミナーに参加してみて、SNS運用のノウハウを学んで実践してみてください。

インバウンド対策なにから始めたら良いかわからない?

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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