2014年(平成26年)10月に実施された免税対応品目の拡大を受けて、日本各地でいわゆる主に訪日中国人観光客による「爆買い」と呼ばれる外国人観光客の消費活動も拡大傾向にあります。その中で訪日台湾人観光客が日本でどのように免税手続きを利用しているのか、統計から探ってみます。

日本からも近く親日的な訪日台湾人観光客

台湾は日本に統治された過去がありますが、その時代を懐かしむ人も多く、基本的に親日的な国です。それに加えて昨今のサブカルチャーをはじめとした日本文化の浸透により、統治時代を知っている年配の人から若者まで日本への好感度が高まっており、訪日台湾人観光客も増える傾向にあります。

日本の製品は訪日台湾人観光客に信頼されている

特に「日本製」への信頼は高く、訪日台湾人観光客の中には日用品や家電、食品などを大量に購入する人も大勢見られます。その商品は多岐に渡り、特に健康グッズやサプリメント、湿布などを免税店やドラッグストアで買い求める人が多く、日本人の感覚からするとお土産にならないのではと思うようなものがお土産として買われています。

 

訪日台湾人観光客の免税手続の利用率は62%

外国人観光客の免税対象品目が大幅に拡大された翌年の平成27年の観光庁による調査では、観光目的で訪れた全ての外国人観光客が免税手続きをする割合はおよそ44%、訪日台湾人観光客ではおよそ62%が手続きを利用しているという統計結果があります。これは中国・香港についで3番目の数字です。

訪日台湾人観光客は何を免税で買っているのか

同じ統計を費目別に見ると、やはり医薬品・健康グッズ・トイレタリーの費目が特に多く、全体の42%を占めます。次いで化粧品・香水がおよそ20%、服(和装以外)・かばん・靴が18%という順になっています。日常的に使用するものが多く、ここでも日本製品への信頼が高いことが伺われます。

 

リピーターも多い訪日台湾人観光客

同じ平成27年の観光庁の統計では、日本への来訪回数は初めてという訪日台湾人観光客は20%、2回目の訪問という観光客は19%と大差がないことが分かります。以下3回目が13%、次いで6〜9回が12%と、リピーターも多くいることが伺えます。これらの人々の訪問先は都市部から地方まで広く分布していて、日本への関心の高さが窺い知れます。

リピーターをうまく取り込むには地方にも免税対応店が必要

訪日台湾人観光客の一人当たりの旅行消費単価が一番高いのは東京都、次いで北海道、3位福岡県、4位沖縄県、5位茨城県という統計結果になっています。他でも秋田や島根などが高い傾向にあり、この結果から彼らが必ずしも都市部を目的としているわけではないことが伺われます。一方、免税対応店は地方部には未だ少ないので、地方部でも気軽に利用できる免税対応店を増やしていくことが必要となります。

 

まとめ:訪日台湾人観光客は親日で消費に積極的

台湾は元々日本に対しては友好的な国ですが、近年の日本文化への理解や日本製品への信頼、免税品目の充実などにより、ますます訪日台湾人観光客の国内での消費金額は増えていくと思われます。その積極的な購買意欲を上手く利用するためには、各地に免税対応店を増やすことが肝心となります。

 

訪日台湾人観光客インバウンドデータ集

 

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