ネット利用率が高いことで知られる訪日台湾人観光客ですが、若い年齢層が多いこともあり、観光情報はやはりインターネットから収集することが多くなっています。団体旅行参加者も多いので、旅行会社からもホームページ・パンフレットを利用して上手に観光情報を収集しています。
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訪日台湾人観光客の観光情報の収集先は口コミ重視
台湾では、インターネット利用人口に対するfacebookのアカウント登録率が9割を超えており、日本の21%と比較すると、SNS文化先進国と言えます。
同時に、個人が情報発信をする文化が育っていることもあいまって、訪日旅行出発前の情報収集先として最も利用率が高いのが個人ブログです。訪日台湾人観光客の37.7%の人が役に立ったと考えています。これは韓国と同水準であり、主要訪日国のなかでも、この2カ国の突出した特徴です。
訪日台湾人観光客はJNTOなどの公的なホームページもチェックしている
訪日台湾人観光客は、日本政府観光局(JNTO)ホームページからも27.9%の人が観光情報を収集。また団体旅行や個人パッケージツアーを利用する人が6割となっているため、旅行会社のホームページやパンプレットも、それぞれ25.9%・18.5%の人が役立ったとしています。
旅行中の観光情報収集はネットと人から
訪日台湾人観光客の旅行中の主な観光情報収集先はインターネットです。スマホ利用が60.1%、パソコンでの利用でも22.6%の人が使っています。インターネットだけでなく、人からの観光情報の収集も熱心です。空港の観光案内所 、宿泊施設や空港以外での観光案内所などでの情報収集を、それぞれ20%前後が役に立ったとしています。
ガイドブックなどの紙媒体利用が少ない訪日台湾人観光客
訪日台湾人観光客は団体旅行参加者、および個人パッケージツアーの利用が多いので、旅行前には旅行会社作成のパンフレットも18.5%ほどの人が利用していますが、総じて紙媒体はあまり利用していません。旅行中の観光情報収集に旅行ガイドブックを利用する人はわずか5.8%で、他国の観光客よりも少ない傾向にあります。
バランス良い訪日台湾人観光客の観光情報収集
前述の通り、旅行前に参照する情報は個人ブログとJNTOなどの公の情報を参考にする割合が高いことが、訪日台湾人観光客の特徴です。そのため、口コミをフックに興味を持ち、より確かな情報を得るためにJNTOなどの公的な情報を得る、という情報収集の仕方をしていることがうかがい知れます。
訪日台湾人観光客の観光情報収集に対応するには
訪日台湾人観光客は、旅行中にはスマホ・パソコンによるインターネット利用および宿泊施設・観光案内所の利用が中心になります。
そのため、訪日台湾人観光客の旅行中の購買意欲を刺激するには、インターネットでの広告・PRなどが必要になってきます。また、利用デバイスはスマホの方が利用率が高いため、WEBサイトであればレスポンシブデザインかつ多言語対応をした上で、スマホの小さな画面でも軽快に使いやすく閲覧できるように対応するとよいでしょう。
まとめ:訪日台湾人観光客に使いやすいホームページを
訪日台湾人観光客は短い滞在日数ですが、親日的なリピーターが多いので継続的な関係が見込めます。インターネットを活用して大都市だけでなく日本の地方の観光情報も積極的に収集しています。訪日台湾人観光客にアピールするためには役に立つユーザビリティあふれたWEBサイトが大きく貢献します。
<参照>
- 観光庁:訪日外国人消費動向調査 平成27年の年間値の推計
- JNTO:訪日旅行データハンドブック2016(世界20市場)
- メンバーズ:アジア各国の最新Facebook利用者数【2016年2月版】 ~実は日本はFacebook後進国だった!?~
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