多くの訪日外国人観光客にとって「運賃の高さ」がネックとなってきたタクシー。それは訪日台湾人観光客にとっても例外ではありません。

しかし、その現状を打破するために格安での観光タクシーの強化に乗り出し、新たな需要を生み出そうとしています。今回は、タクシー業界の成長が訪日台湾人観光客の呼び込みにどう繋がっていくのか、紹介します。

 

MKタクシーと台湾の台灣大車隊が業務提携で双方をPR

「MKタクシー」で知られるエムケイ株式会社は、台湾最大手のタクシー会社である「台灣大車隊股份有限公司」と業務提携を結び、双方のブランド認知向上とインバウンドへのサービスを開始しました。

両社のタクシーにはそれぞれのPR広告が掲載され、利用客への認知向上とともに、訪日外国人観光客を呼び込むことを目的としています。

両社協力で貸切りによるDoor to Door事業を開始

両社は2016年5月7日より、観光客の自宅から空港まで、そして旅行先の空港から目的の観光地までを一貫した貸切サービスを開始しました。

これにより、移動手段について一切の煩わしさが無くなり、快適な旅行を演出します。当然、双方の言語に対応しており、家族旅行など大人数でも対応できるジャンボタクシーを利用しています。

 

タクシー業界の地位向上によりインバウンド促進につながる

kmタクシーで知られる国際自動車株式会社は、バイリンガル対応のタクシードライバーを指定できるサービスを開始しています。

英語、韓国語、訪日台湾人観光客などが読む中国語に対応しているだけではなく、バスガイドによって蓄積された観光データを基に、観光タクシーのサービスも注目されつつあります。

訪日外国人観光客利用の少ないタクシーが新しい観光スタイルを提供

kmタクシーは主要言語以外の幅広い言語にも対応していくことも視野に入れており、観光バスのようなクオリティの高い観光タクシーサービスを強化していくことを発表しています。

これにより、観光業界でのタクシーの地位向上につながり、さらなるインバウンド促進に繋がると考えているようです。

特にリピーターが多く、ディープな旅行体験を求める傾向の強い訪日台湾人観光客にとって、タクシーは使い勝手の良い交通手段です。訪日台湾人観光客にとって、より旅行を楽しみやすい環境ができると思われます。

 

日本各地でタクシー会社によるインバウンド対策強化がスタート

kmグループ以外にも日本各地でタクシー会社によるインバウンド対策は進んでいます。例えば、鳥取市が運営する鳥取市国際観光客サポートセンターでは、外国人旅行客へ向けた格安で質の高い観光案内を提供する「外国人観光客周遊タクシー」のサービスを実施しています。

他にも、大阪市のさくらタクシーでは多言語システムの導入、北海道ではタクシードライバーへ向けて『タクシードライバーコミュニケーションツール』を提供しています。

京都市では多言語対応やクレジットカード決済ができる外国人向けタクシー『フォーリンフレンドリータクシー』というサービスを実施しています。このように、全国各地でインバウンド促進に向けたタクシー業界の対策が進んでいます。

タクシーをJRや地下鉄と並ぶ観光需要を目指す

これらのインバウンド対策に注力するタクシー会社が増えてくることにより、訪日外国人観光客のタクシー利用機会が増え、タクシーをJRや地下鉄と並ぶ、もしくはそれ以上の観光に欠かせない移動手段として活用されることを実現していくことが可能になると考えられます。

特に、観光案内に長けたドライバーなどは繰り返し利用される可能性も高く、新たな雇用の需要を生み出すきっかけにもなっていくでしょう。

ディープな旅行体験を求める訪日台湾人観光客にとっては、自分の好きな場所に行けるレンタカー、タクシーは重要な交通手段です。タクシー業界の成長に伴い、より訪日台湾人観光客が旅行しやすい環境づくりが進むと思われます。

 

まとめ:観光タクシーが訪日観光の利便性を劇的に変えていく

タクシー業界は近年急増した訪日外国人観光客のニーズに応えるために、観光タクシーサービスの強化に努めています。このことがさらなるインバウンド促進に繋がり、全体的な消費総額の向上に繋がると予想されています。

観光立国を目指す日本にとって、訪日外国人観光客の観光案内を支えるこれらのサービスは非常に重要な位置を占めてくるでしょう。

 

訪日台湾人観光客インバウンドデータ集

 

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