訪日韓国人観光客に人気の観光スポット:女性が集まる懐石料理体験ツアーなど

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中国に次ぐ観光客数となっている訪日韓国人観光客ですが、日本に最も近い国のためリピーターも多く、日本にとっては経済効果の大きいターゲットとなっています。今後さらにインバウンド誘致を強化していくにあたり、どのような体験ツアーに人気が集まりやすいのか、各観光スポットの例を挙げつつご紹介していきます。

 


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訪日韓国人観光客に人気の沖縄旅行

2014年の沖縄を訪れた訪日韓国人観光客数は19万1700人となり、前年比195%増となりました。この訪日韓国人観光客数増加の裏側には、韓国格安航空会社であるジンエアー、済州航空、ティーウェイ航空などが主要空港から沖縄への便を就航させたことがあります。

沖縄のゲストハウスで訪日韓国人観光客が体験した感動秘話

沖縄県を訪れる訪日韓国人観光客は個人ツアーの女性も多く、とある韓国人女性が沖縄での感動体験をブログで綴ったところネットユーザーから大きな反響を得ました。

その韓国人女性は宿泊先のゲストハウスチェックアウトする際にうっかりお金を下ろし忘れていて2000円足りなかったようですが、ホストが2000円をまけてくれたばかりか、文無しだと危ないということで1000円貸してくれたそうです。

後にゆうちょ銀行でお金を下ろして3000円をホストへ送金したようですが、この話により日本に対して好感を抱いた韓国人は少なくないでしょう。こうしたホスピタリティがインバウンドの促進につながるのだと考えられます。

 

訪日韓国人観光客に人気の観光スポット・大阪

2015年の1~6月に韓国人が訪れた海外の観光地で最も多かったのが大阪となっています。その理由として挙げられているのが「近隣国で安いから」「食を楽しみたい」などがありますが、関西圏であることから京都を訪れる人も多いようです。そこで女性に人気の体験ツアーは「着物体験」や「茶道体験」などがあります。

訪日韓国人観光客に人気の食の体験は懐石料理

訪日韓国人観光客で特に女性に多い体験ツアーは懐石料理を食べることで、日本旅行のどこが一番良かったかを尋ねると「KA-I-SE-KI」と答える人が多いそうです。そして、懐石料理と合わせて旅館での温泉を楽しむ人が多く、旅館は和を満喫する人気のスポットとなっています。

 

東京・大阪に次いで訪日韓国人観光客に人気の街・福岡

2015年に訪日韓国人観光客が訪れた観光地で、東京と大阪に次いで福岡が選ばれています。その理由は福岡は目と鼻の先であり、ビートルに乗れば2時間ほどで博多港に到着します。その距離的、金銭的な敷居の低さが魅力のようです。観光では食やショッピング目当てで訪れています。

一人の体験がインバウンドを巻き起こしたパルコの人気店「極味や」

福岡の天神に構える「PARCO(パルコ)」の地下に訪日韓国人観光客が行列をなしているお店があります。

そのお店は伊万里牛を使ったハンバーグで話題の「極味や」で、とある訪日韓国人観光客がブログで絶賛したところ口コミで拡散し、多くの訪日韓国人観光客が行列を作るまでになったそうです。このようにネットを利用した口コミの威力はインバウンド誘致において強力だと言えるでしょう。

 

まとめ:訪日韓国人観光客が好きな体験ツアーは食や和風にまつわるものが多い

欧米系の訪日外国人観光客スキーやサイクリング、登山にトレッキングなど体を使った観光体験を好む傾向が強いですが、訪日韓国人観光客は食に関する体験や日本の文化を体験できる旅館や着物体験、その他沖縄などの海や田舎の街などが人気です。日本に最も近い国なのでリピーターになりやすく取り込みやすいターゲットだと言えるでしょう。

 

訪日韓国人観光客インバウンドデータ集

データでわかる訪日韓国人観光客

2000年代から、日本語を学ぶ学生が増えています。その理由は、日韓交流の増加により日本語が就職に有利と判断され始めていること、日本文化に対する関心が高くなってきていることなどが挙げられます。実際に、韓国の日本語学習者数は約91万人(2006年)と世界の中でもトップで、世界の日本語学習者の約3割(30.6%)を占めていることになります。

訪日韓国人観光客の特徴

日本の製品やコンテンツに強い関心を持っており、距離的にも近い韓国はインバウンド消費を狙ううえで無視できない国のひとつです。リピーターが多く、自分の興味に合わせた旅行プランを練る傾向のある韓国人観光客は、東京都などの定番観光スポット以外にも足を運びます。

【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」

インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。

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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生

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【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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