どう違うの?5つの民泊仲介サイトをインバウンド事業者目線で比較してみた

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訪日旅行者の多くが利用する民泊ですが、旅行者は「民泊仲介サイト」を利用して宿泊場所の予約をします。Airbnbをはじめとした「民泊仲介サイト」は多数存在します。それぞれどのような違いがあり、特徴があるのでしょうか。今回は5つの民泊仲介サイトを紹介します。

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Airbnb(エアビーアンドビー)

Airbnb(エアビーアンドビー)の概要

Airbnbは、2008年にカルフォルニア州はサンフランシスコで始まりました。

URL:https://www.airbnb.jp/

Airbnb(エアビーアンドビー)の登録物件数、利用者数などの数字データ

世界192カ国に広がる、登録物件数は 4,000,000件 を越えます。2008年以来の累計利用者は2億人を越え、世界中で毎晩2,000,000人がAirbnbの物件に宿泊しています。

Airbnb(エアビーアンドビー)の特徴

  • 特徴1
    • 民泊仲介サイトの中でも世界最大級のプラットフォームとして有名ですが、ここまでAirbnbが普及したのには、Airbnbのメッセージである「暮らすように旅をしよう」が関係しているかもしれません。一人旅や少数名での利用が多く、利用者の年齢層もは若者が大半を占めています。
  • 特徴2
    • 最近では、Airbnbのウェブサイトから体験の予約をすることができるようになりました。宿泊施設のホストとゲストのマッチングだけでなく、体験やアクティビティを提供することのできるホストとゲストとのマッチングも行っています。

Airbnb(エアビーアンドビー)の今後の動き

日本最大手の民泊仲介サイトであるAirbnbは日本国内に5万件のリスティングを抱えています。しかし、単なる宿泊施設の仲介プラットフォームにとどまらず、今後は旅行全般に関わるサービスにも力を入れることで、体験型民泊プラットフォームへの展開が予想されるでしょう。

Agoda(アゴダ)

Agoda(アゴダ)の概要

アジアのホテルを中心とした、シンガポール発祥の予約ウェブサイトであるAgoda(アゴダ)は2005年に始まりました。世界最大手の旅行会社であるプライスライングループの傘下に入っています。

URL:https://www.agoda.com/ja-jp/

Agoda(アゴダ)の登録物件数、利用者数などの数字データ

全世界で 1,400,000件 の宿泊施設の予約を39言語で対応しています。

Agoda(アゴダ)の特徴

  • 特徴1
    • agodaで宿泊予約をすると、比較的に料金の安さに驚くかもしれません。その理由としては、田舎や僻地に存在にする物件が他の民泊仲介サイトに比べて多いことが挙げられます。
  • 特徴2
    • プロモーションが多いこともagodaの特徴です。季節限定のセールや直前割引だけでなく、選択した国によって割引があったりもします。

Agoda(アゴダ)の今後の動き

2010年にagodaの日本オフィスが設立されてから、現在では大阪や福岡と札幌に加え、沖縄にまでオフィスの設立が拡大しています。現在日本国内の民泊物件の掲載数は6000件ですが、アジア市場に強いagodaは着実にその数を増やしていくと思われます。

HomeAway(ホームアウェイ)

HomeAway(ホームアウェイ)の概要

米国テキサス州に拠点があるHomeAway(ホームアウェイ)は、2005年にサービスをスタートさせました。オンライン旅行最大手Expediaの傘下にあります。

URL:http://www.homeaway.jp/

HomeAway(ホームアウェイ)の登録物件数、利用者数などの数字データ

世界190カ国に点在する、2,000,000件 以上の物件を予約できるプラットフォームを23ヶ国語対応で提供しています。

HomeAway(ホームアウェイ)の特徴

  • 特徴1
    • 検索する際の選択項目の中に、「都会的」「自然豊か」「伝統的」「豪華」「ユニーク」「アドベンチャー」などが用意されているため、旅行者の希望する条件に合わせて物件を探すことが可能です。
  • 特徴2
    • 「休日にピッタリの家を探そう!」と謳うHomeAwayは、地方やリゾート地の物件を多く扱っています。そのため客単価も比較的高く、利用者の年齢層は中年層が中心です。また、一軒家や一棟といったまるまる貸出しタイプに特化しているため、家族やグループでの利用が大半を占めています。

HomeAway(ホームアウェイ)の今後の動き

特別感やプライベートを重視するHomeAwayは、日本国内でも場所に限らず多様な物件を増やしていくことでしょう。たとえば、日本アルプスの山小屋や宮古島のリゾートといったような通常民泊とは思われなかったものでも高い需要が見込めます。

AsiaYo(アジアヨー)

AsiaYo(アジアヨー)の概要

2013年に**台湾でスタートしました。台湾を中心に、民泊やルームシェアなどホテル以外の宿泊施設を対象としたオンライン予約のプラットフォームです。

URL:https://asiayo.com/

AsiaYo(アジアヨー)の登録物件数、利用者数などの数字データ

8000件 以上のリスティングが掲載されています。

AsiaYo(アジアヨー)の特徴

  • 特徴1
    • 他の民泊仲介プラットフォームがCtoCのサービスに基盤としている一方で、BtoCサービスの展開をしています。そのためAsiaYoでは、施設単位で複数の部屋を予約することが可能です。また、ホテル以外の宿泊施設に限定することで、格安の宿泊料金を実現しています。
  • 特徴2
    • カスタマーサポートが手厚いこともAsiaYoの特徴です。通常はホストが対応することが多い民泊運用ですが、AsiaYoには専属の台湾人スタッフがいつでもゲストをサポートできる環境があります。LINEや電話でのトラブル対応を行っており、その安心感でゲストのみならずホストからも支持を集めています。

AsiaYo(アジアヨー)の今後の動き

他社にはない価値を提供するAsiaYoは、今後もホストとゲストの両者にとって安心で心地よいサービスを引き続き展開していくでしょう。

途家(トゥージア)

途家(トゥージア)の概要

中国北京に本拠を構える、2011年設立の中国人向けのバケーションレンタルサイトです。

URL:https://content.tujia.com/Japan/Index.htm

途家(トゥージア)の登録物件数、利用者数などの数字データ

中国335都市と世界70カ国に 45,000件 の登録物件を取り扱っています。

途家(トゥージア)の特徴

  • 特徴1
    • 不動産企業をはじめ、旅行業者、空港運営会社、そして政府機関とも提携をしているただけでなく、ホテルの掲載にも積極的な姿勢を取っています。
  • 特徴2
    • 中国マーケットにおける民泊仲介サイトは複数ありますが、その中でも途家は中国国内で圧倒的な物件数を取り扱っています。

途家(トゥージア)の今後の動き

今年上陸したばかり日本途家ですが、利用者の9割を中国人が占めており、日本国内でも中国人ゲストが主となる見込みです。日本と中国からの相談を受け付けるカスタマーサポートの設置や、日本の高級旅館を取り扱う予約サイトとの提携など、アジア圏からの民泊需要を拡大していく予定です。

【まとめ】

訪日旅行者の増加に伴い、民泊仲介サイトも次々と日本国内進出をしています。今回挙げた5つの民泊仲介サイトをはじめ、民泊は今後も注目度が高まること間違いありません。自分の旅行スタイルに合わせた民泊仲介サイトを利用して、初めての民泊体験をしてみるのもいいかもしれません。

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Matsuri ​technologies株式会社代表吉田と広報企画担当河田2名にて執筆中。法人利用数No.1の民泊物件管理ツール「m2m ​Systems」,民泊メッセージ代行サービス「m2m ​Basic」,「民泊+短期賃貸」の組み合わせで貸し出しを行う集客支援ツール 「nimomin」などを自社サービスとして運営しており民泊運営から得たノウハウを中心に情報発信していきます。

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