「仕事・キャリアより旅行」77% コロナ後の旅行意欲高く【ブッキング・ドットコム調査】

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大手OTAブッキング・ドットコム(Booking.com)の日本法人ブッキング・ドットコム・ジャパン株式会社は、28ヶ国・2万人以上の旅行者と提携施設を対象に実施した「今後の旅行の展望と優先事項」について調査結果を発表しました。

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ポストコロナの優先事項に旅行、意欲高まる

ブッキング・ドットコムによる「今後の旅行の展望と優先事項」の調査では、ワクチンの接種開始を受け、日本の旅行者の45%は「2021年は旅行が可能だと思う」と旅行に対し意欲的な回答をしました。

また、日本の旅行者の56%が、「2020年に思うように旅行ができなかった分、2021年にはより旅行に行きたい」と回答しました。

「2020年に思うように旅行ができなかった分、2021年にはより旅行に行きたい」と回答した日本の旅行者の割合:ブッキング・ドットコム調査
▲「2020年に思うように旅行ができなかった分、2021年にはより旅行に行きたい」と回答した日本の旅行者の割合:ブッキング・ドットコム調査

メンタルヘルスの観点からみると、日本の旅行者の45%は「メンタルヘルスに影響があった」、43%は「移動が制限され、閉じ込められているような気分になった」と回答しました。よって、日本の旅行者は旅行に行けなかったことが幸福度に影響していると感じていることが考えられます。

よって、新型コロナウイルス感染拡大以前と比べ、日本の旅行者の60%は旅行をより「重要だ」と感じており、71%もの旅行者が「2021年は恋人を見つけるよりも休暇に行きたい」と回答しています。

また、日本の旅行者の77%は、「仕事やキャリア、昇進よりも旅行を優先する」と回答しており、旅行の優先順位が高まっていることがわかります。

「仕事やキャリア、昇進よりも旅行を優先する」と回答した日本の旅行者の割合:ブッキング・ドットコム調査
▲「仕事やキャリア、昇進よりも旅行を優先する」と回答した日本の旅行者の割合:ブッキング・ドットコム調査

一方で、日本の旅行者の59%(55歳以上では69%)は「ワクチンを接種するまでは海外旅行に行かない」と回答し、また日本の旅行者の32%は、「ワクチンの接種を実施している国にのみ旅行する」と回答していることから、感染対策も重要な項目の1つであることが読み取れます。

リゾート人気が日本、世界問わず根強い

世界では、旅行者の61%が「2021年の夏までにはビーチに行くことができるようになると確信している」と回答しています。日本では21%と海外に比べて少ないですが、人気があることがうかがえます。

▲「2020年に思うように旅行ができなかった分、2021年にはより旅行に行きたい」と回答した日本の旅行者の割合:ブッキング・ドットコム調査
▲「2020年に思うように旅行ができなかった分、2021年にはより旅行に行きたい」と回答した日本の旅行者の割合:ブッキング・ドットコム調査

また、日本の旅行者の24%は「再び安全に旅行ができるようになったら最初はビーチやスパでリラックスするような旅先を選ぶ」と回答しており、日本海外問わずリゾート地の人気が高いことがうかがえます。

旅行者、事業者共に政府からの観光業界への支援を求めている

新型コロナウイルス感染症が旅行業界に与えた影響を受け、日本の旅行者の91%は「旅行業界の回復には支援が必要である」と回答し、57%は「旅行業界が回復するには政府が施策を行う必要がある」、53%は「政府からの助成金なしには業界が存続することができない」と懸念しています。

具体的には、「旅行前の新型コロナウイルス感染症検査を広域化する必要がある」と回答した旅行者が63%、「政府は旅行協会や提供者と連携し、より一貫した基準を設定する必要がある」と回答した旅行者が58%でした。

旅行者からも、安全に旅行ができるよう政府に何らかの対策を求めていることがうかがえます。

宿泊施設側からも、今後取り組むべき課題として、「旅行や移動に関する勧告や、より一貫した国際基準の設定」、「迅速なワクチン接種体制の確立」、「旅行前の新型コロナウイルス検査の広域化」の3つがあげられました。

安全面に関しても、宿泊施設の約70%は、「安全対策の強化と清掃手順の見直しを行った」と回答しています。

政府が観光業界への支援を適切に行い、国際的な基準を統一し、ワクチン接種体制を整えつことが求められているといえるでしょう。

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<参照>
ブッキング・ドットコム:ブッキング・ドットコム、ポストコロナ時代における旅行の展望と優先事項についての調査を発表

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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