英、18万人の雇用喪失か 渡航制限の再発令で WTTC警告

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

WTTC世界旅行ツーリズム協議会)は、渡航制限が再発令された場合、イギリスの旅行・観光業に従事する約18万人分の雇用が失われる可能性があると警告しています。

各国で水際対策が緩和されつつある今、新型コロナウイルスによる渡航制限が各国に及ぼす影響の大きさが浮き彫りとなっています。

インバウンドの最新情報をお届け!訪日ラボのメールマガジンに登録する(無料)

最大で18万人の雇用喪失、「2021 Tourism Alliance Conference」で明らかに

WTTCが発表したデータによると、現在緩和されつつある国際的な往来に今冬にも再び制限がかけられた場合、イギリスの旅行業界では最大で約18万人の雇用が喪失する可能性があると指摘しています。

WTTC CEOのJulia Simpson氏が、英国の旅行・観光産業の再興に向けたイベント「2021 Tourism Alliance Conference」の中で、18万という数値を明らかにしています。

一方で、ブースター接種済みの人のみ渡航可能といった大規模な制限が2022年に実施された場合、50万人以上の雇用が危機にさらされる可能性があるとも指摘しています。

WTTC CEOのJulia Simpson氏は、

「今年、苦労して手に入れた進歩を、後戻りさせてしまうわけにはいきません。あまりにも多くの人々の生活が危険にさらされており、英国の継続的な経済回復も危ぶまれています」

と述べており、英国の今後の経済状況に危機感を募らせています。

オーストリアでは今秋初のロックダウン、EU初のワクチン義務化も

イギリスでは現在、40歳以上の人への3回目の追加接種を認めているほか、これまで1回の接種が推奨されていた16歳と17歳についても2回目の接種が実施されることなりました。

またオーストリア全土では、4度目となるロックダウンが発令されているとともに来年2月からはEU(欧州連合)初のワクチン接種が義務化されます。

このような現状の中、世界各国では11月15日より韓国~シンガポール11月21日よりオーストラリア~シンガポールでトラベルバブルが始まっています。

第6波が懸念され先行き不透明な情勢の中、雇用の喪失を最小限に防ぐためにも日本政府による各国の感染状況を慎重に見極めた上での観光関連政策が求められます。

関連記事
豪、日本と年内のトラベルバブル締結を検討/シンガポールとのバブル開始に伴い誘致キャンペーン実施
韓国とシンガポール「隔離無し」旅行が可能に トラベルバブル合意

インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
訪日ラボに相談してみる

<参照>
BBC:Covid booster doses will be offered to over-40s
GOV.UK:People urged to get booster jabs to keep your family protected this Christmas
WTTC:Almost 180,000 UK Travel & Tourism jobs could be lost if restrictions return, warns WTTC

訪日ラボ セミナー紹介&最新版インバウンド情報まとめ

「稼ぐ観光・地域活性化」のヒントがわかるセミナーが目白押し!


RX Japan株式会社は、2024年5月8日〜10日に東京ビックサイトにて、「観光業/宿泊業」「ツーリズム」に関わるBtoB商談展「国際ツーリズムトレードショー」(iTT)を開催します。

この構成展である「観光DX・マーケティングEXPO」と「国際ウェルネスツーリズムEXPO」内では、セミナーが開催されます。

訪日ラボを運営する株式会社movも、「インバウンド×観光DX戦略」のテーマで登壇します!ご興味のある方はぜひご参加ください。

※訪日ラボは、「観光DX・マーケティングEXPO」「国際ウェルネスツーリズムEXPO」の公式メディアパートナーです。

詳しくはこちらをご覧ください。
「稼ぐ観光・地域活性化」のヒントがわかるセミナーが目白押し!観光DX・マーケティングEXPO / 国際ウェルネスツーリズムEXPOセミナーのご紹介

日本のインバウンド事業者が知らない「中国現地の最新旅行トレンド」


コロナ禍の収束後、インバウンド需要が順調に回復を続ける中、唯一回復が大きく遅れていた中国市場。

一方、ここ数か月の間は訪日中国人客数が順調に回復してきており、訪日旅行消費額も2024年1〜3月期では台湾を抜き、1位となったことがわかっています。

今、中国市場がどのような動向になっていて、今後どうなっていくのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は訪日ラボから、複数の中国SNSで在日中国人インフルエンサーとしても活動中の熊 孟華(ユウ モウカ)と、中国最大級の店舗・施設検索プラットフォーム「大衆点評」などを活用した中国向けプロモーションのコンサルティングを行う金子 泰士が登壇。

中国SNSや訪日プロモーションの「プロ」である2人が、気になる中国市場の最新トレンドについて語り尽くすセミナーをお届けします。

中国向けのインバウンドプロモーションに取り組んでいる方や、これから取り組もうとしている方は必見です!

詳しくはこちらをご覧ください
日本のインバウンド事業者が知らない「中国現地の最新旅行トレンド」

【インバウンド情報まとめ 2024年4月】3月訪日外国人数「300万人」突破 他


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。

この記事では、2024年4月版レポートから、3月〜4月のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。

最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください!

本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。
3月訪日外国人数「300万人」突破 / 2月の世界航空需要、コロナ前から完全回復【インバウンド情報まとめ 2024年4月】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる4月から観光・インバウンドに関わる仕事に就いたり、関連部署へ異動となり、知識のインプットに追われていませんか? また、より一層事業を推進するために必要な学び直しの機会を設ける担当者も増えてきております。
このセミナーでは、
新担当になって、インバウンドの何から始めたらいいか分からない
インバウンド推進が本格化し、改めて情報やノウハウを学び直したい
そもそもインバウンドに興味があるが、情報を収集できていない
方にとって必要な基礎情報と、知っておきたい新情報をお届けする機会となっております!
詳しくはこちらをご覧ください。
→4月までに学んでおきたい!【基礎から始めるインバウンド対策】 〜ラーチーゴー & ジャパンガイドが教える市場別最新データ〜

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに