アメリカン·エキスプレスは3月30日、世界7か国で調査した最新の旅行トレンドを発表しました。
2023年に予定しているアジアの旅行先として、世界7カ国の回答者の平均では、上位から「日本(40%)」、 「シンガポール(33%)」、「タイ(30%)」となり、日本が1位となりました。日本のインバウンド需要の見通しは「好調」であると伝えています。
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アメリカン·エキスプレス、最新の旅行トレンドを発表
アメリカン·エキスプレス·インターナショナルは、日本を含む世界7か国で2023年2月3日~11日に実施した、旅行に関する意識調査「アメリカン·エキスプレス·グローバル·トラベル·トレンド·レポート」を発表しました。
冒頭でお伝えしたとおり、インバウンド需要については日本がアジアで1位となりました。その他、日本国内の旅行需要の調査についても以下でまとめます。
約半数が2023年の旅行に積極的 物価高で国内旅行偏重
日本の回答者の約46%が、前年と比較して2023年は「旅行に出かける回数を増やす」予定で、50%が少なくとも「3回以上」の旅行を計画していると回答しました。
日本人が予定している旅行先は「日本国内」が最も多く、2位が「米国本土」、3位が「ハワイ」でした。
近年の物価高の影響で、2023年の旅行計画を海外ではなく国内に変更した日本の回答者は29%にのぼっており、海外旅行に対し慎重であることがうかがえます。
2023年の旅行にかける総予算も、日本の回答者の平均が195,874円と世界7か国中最も低くなりました。
またゴールデンウィークに旅行するか「まだ分からない」という回答が32%で、慎重に検討している人が多いことも分かります。
なおゴールデンウィークの旅行を予定している人のうち、82%が「国内旅行」を計画しています。
日本のミレニアル・Z世代、「食」が旅行のきっかけに
日本のミレニアル・Z世代(本調査結果では1981年~2012年生まれ)の回答者は、物価高の影響を低減するために工夫して旅行を計画していることも分かりました。
31%が「より低予算の宿や旅行先」を選び、15%が「学校などの休暇期間と旅行時期をずらす」と回答しおり、全体体平均と比べてそれぞれ5ポイントほど高い結果になりました。
また「特定のレストランを訪れることを目的に旅行を計画したことがある」が52%と日本の回答者の全体平均より10%高い結果となるなど、「食」が旅行の強いきっかけになっていることがうかがえます。
「目的地に到着する前」、または「旅行の予約前」に外食の予約を入れる人は64%にのぼり、全体平均の50%を大きく上回りました。
なお「どこで食事をするか」、「何を食べるか」についてのヒントは、61%が「ソーシャルメディア」から得ることが多いと回答し、全体平均の47%を上回りました。
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<参照>
American Express International, Inc.:2023 Global Travel Trends Report: 世界7カ国で調査した、最新の旅行トレンドを発表
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