訪日韓国人観光客のタクシー利用率を向上させるには?利用傾向とインバウンド対策

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諸外国の外国人観光客からしてみれば運賃の高さがネックとなっている日本のタクシー。訪日韓国人観光客も例外ではなく、そのほとんどは地下鉄やJR、私鉄を利用しています。観光大国へ向けてタクシー業界が入り込む余地はあるのかインバウンド対策について考えてみたいと思います。

 

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訪日韓国人観光客が旅行中の移動手段検索に利用したツールは?

三菱東京UFJリサーチ&コンサルティングの調査では、訪日韓国人観光客が都内観光中に移動手段を調べる際に利用したツールは92.0%と最も高く、これは訪日外国人観光客中で最も高い数字となっています。

訪日韓国人観光客をはじめ、アジア圏の国はアプリを利用する傾向が高い

訪日韓国人観光客に限らず、アジア圏の外国人観光客は欧米人に比べてアプリを利用する傾向が強くなっています。これは欧米人に比べて比較的日本の文化に慣れ親しんでいることから、日本語アプリを含めて訪日観光において利便性の高いアプリを利用するようです。

 

訪日韓国人観光客の都内でのタクシー利用率について

訪日韓国人観光客が都内で移動手段にタクシー(貸し切りを含まない)を利用する割合は17.3%と低く、地下鉄やJRなどに比べて利用されていないことがわかります。全体が14.4%となっており、水準よりも利用率の高い訪日韓国人観光客はそれだけ日本の文化に近いことも影響していると考えられます。

訪日韓国人観光客がタクシーを利用しない理由とは?

訪日韓国人観光客がタクシーを利用しない理由で最も高かったのは「コストが高かったから」で61%となっています。続いて「分かりにくい・難しいから」と「楽しくないから」が13%で並んでいます。日本のタクシー運賃は世界水準で考えても割高なため、ほとんどの外国人観光客に敬遠されています。

 

タクシー業界をけん引するkmタクシーのインバンド取り込みの挑戦とは

kmタクシーとして知られる日本を代表するタクシー会社のひとつである国際自動車株式会社は、インバウンド誘致の戦略として常時インターネットやスカイプでバイリンガルドライバーを指定して予約できるサービスを展開しています。同社には500名を超えるバイリンガルを擁しており、今後さらなる需要の増加に合わせて強化していくとしています。

これからのタクシー業界はバイリンガルドライバーの需要が高まる

2020年の東京五輪に向けてインバウンドが急増することが懸念される昨今、タクシー業界も需要増加に向けて対策に乗り出しています。そのため、バイリンガルを中心とした雇用ニーズが大量に生まれ、同時にタクシー業界の地位向上につながると目されています。

 

まとめ:訪日韓国人観光客が今後タクシーを利用するとしたら?

訪日韓国人観光客がタクシーを利用しない理由はコストの問題が大半を占めていますが、韓国人観光客をタクシー業界が取り込んでいくためには運賃を下げる必要があるでしょう。また、同時に観光タクシーの強化も挙げられ、これらに取り組んでいるタクシー会社が増えてきているようです。

 

訪日韓国人観光客インバウンドデータ集

データでわかる訪日韓国人観光客

2000年代から、日本語を学ぶ学生が増えています。その理由は、日韓交流の増加により日本語が就職に有利と判断され始めていること、日本文化に対する関心が高くなってきていることなどが挙げられます。実際に、韓国の日本語学習者数は約91万人(2006年)と世界の中でもトップで、世界の日本語学習者の約3割(30.6%)を占めていることになります。

訪日韓国人観光客の特徴

日本の製品やコンテンツに強い関心を持っており、距離的にも近い韓国はインバウンド消費を狙ううえで無視できない国のひとつです。リピーターが多く、自分の興味に合わせた旅行プランを練る傾向のある韓国人観光客は、東京都などの定番観光スポット以外にも足を運びます。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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