大阪IR事業者決定 20年代後半開業めざす 訪日客来場には課題も

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大阪府と大阪市は28日、誘致を進めている統合型リゾート(IR)の運営事業者を「MGMリゾーツ・インターナショナル」とオリックス連合に決定したことを発表しました。2020年代後半の開業を目指しています。

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大阪のIR誘致、「MGMリゾーツ・インターナショナル」に決定

大阪市が誘致しているIRの運営事業者はアメリカ・ラスベガスに本社を置く「MGMリゾーツ・インターナショナル」と日本のオリックスの共同グループ「MGM・オリックス コンソーシアム」に決定。

候補地は25年の大阪・関西万博の会場にもなっている大阪市此花の人工島・夢洲(ゆめしま)です。来年4月末に区域整備計画の認定申請に向け、府市とMGM連合は共同で計画策定作業を本格化させていく見込みです。

政府が昨年12月に発表したIR基本方針によれば、IR誘致を目指す自治体が提出する区域整備計画は10以上の基準で評価されます。

ギャンブル依存症対策にも触れ、MGM側の提案では、家族からの通報により入場を管理するほか、24時間受付可能な相談体制を構築していくとのこと。府市も依存症患者を医療機関につなぐ仕組みを検討、交通インフラの整備も課題とされています。

新型コロナによる訪日客の落ち込みは課題の一つとされています。大阪観光局によると、大阪を訪れた訪日客は19年の1,231万人から激減し20年では約159万人に。

IRでは、見込んでいる来場者約2,050万人のうち3割の約650万人は訪日客と予想していますが、今後国際観光が元に戻るかは不透明のままです。

来年4月に迫る整備計画の申請、他の候補地の動向

候補地である和歌山・長崎もIR誘致を進めています。

和歌山は7月にカナダのIR投資会社の関連会社である「クレアベストニームベンチャーズ」を事業者に決定、高野山での観光や自然体験を組み合わせた「リゾート型IR」を掲げ和歌山マリーナシティへのIR誘致を進めています。

長崎は佐世保市にある大型リゾート施設「ハウステンボス」ほ候補地とし、8月にカジノの開設実績がある「カジノオーストリアインターナショナルジャパン」を事業者に選びました。誘致が見込まれるアジア諸国との近さを強みとして、九州7県、地方自治会や経済団体で「九州IR推進協議会」を発足させ誘致に取り組んでいます。

多数の訪日客が見込まれるIR。来年4月の区域整備計画の申請に向け、それぞれの候補地の今後の動向が注目されます。

関連記事:横浜、IR誘致の道途絶える。残る候補地と拭われぬ不透明さ

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訪日ラボ編集部

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