【2022年】最新のフランスのSNS事情、人気のアプリなど徹底解説

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

アフターコロナに向けて訪日客の消費需要を取り込もうと、多くの企業がインバウンド対策に取り組んでいます。

海外の旅行客に対し、その効果が見込まれ展開されているのが、SNSを利用したマーケティング施策です。

国や地域、性別、年代など、ターゲットとする層に応じて、利用するべきSNSは変わってきます。

本記事ではフランスに焦点を当て、フランス人をターゲットにしたSNSマーケティングに必要な事項を解説していきます。

関連記事:フランスのSNS利用状況 | インターネット利用動向・人気のSNS・メディア事情・Facebookを利用したSNSマーケティング事例2件を解説

インバウンドの最新情報をお届け!訪日ラボのメールマガジンに登録する(無料)

フランスのインターネット使用 基本情報

まずフランスにおけるインターネット使用の状況について解説します。

2022年のフランスの「ソーシャルメディア」統計

2022年1月のフランスのソーシャルメディアユーザーは、5,260万人でした。

また2022年の初めのフランスのソーシャルメディアユーザーの数は、総人口の80.3%に相当しました。

Kepi​​osの分析によると、フランスのソーシャルメディアユーザーは2021年から2022年の間に300万人(+ 6.0%)増加しています。

▲Overview of Social Media Use:DataReportal
▲Overview of Social Media Use:DataReportal

フランス人の「インターネット」に触れている時間

インターネットの利用に関しては、2022年1月のフランスのインターネットユーザーは6,092万人でした。

またフランスにおけるインターネット普及率は、2022年の初めで総人口の93.0パーセントにのぼっています。

以下の図は、フランスの16歳から64歳のネットユーザーを対象とした集計です。

対象者が1日平均でどれだけの時間を、インターネットやスマートフォンの利用に費やしているかを示しています。

最も利用時間が多いのはインターネットで、5時間34分にものぼり、多くの時間利用されていることが分かります。

▲Daily Time Spent Using the Internet:DataReportal
▲Daily Time Spent Using the Internet:DataReportal

フランスのSNSシェア

こちらの図は、2022年現在のフランスで「最も利用されたSNS」のデータです。

利用されたSNSのうち、Facebookがトップとなりました。

2位のFacebook Messengerは、メタ・プラットフォームズが提供する、アメリカのメッセージングアプリおよびプラットフォームのことです。

3位の「WhatsApp」に続き、日本人にも馴染みのある「Instagram」が4位、「TikTok」が6位、「Twitter」は7位にランクインしました。

▲Most-Used Social Media Platforms:DataReportal
▲Most-Used Social Media Platforms:DataReportal

フランスにおけるSNSの現状

ここからは、ソーシャル・メディア・アプリケーションの使用時間のグラフから、フランス人に現在最も人気のあるSNSの状況についてご紹介していきます。

▲Time Spent Using Social Media Apps:DataReportal
▲Time Spent Using Social Media Apps:DataReportal

なおWhatsAppはメッセージアプリのため、ここでは除外しています。

フランスで人気のSNS1. Facebook

Metaの広告リソースで公開されているデータによれば、2022年初のフランスにおけるFacebookのユーザー数は3,135万人でした。

フランスにおけるFacebookの広告リーチは、2022年開始時点で総人口の47.9%に相当することが分かりました。

2022年の開始時点で、フランスにおけるFacebookの広告利用者のうち、52.1パーセントが女性で、47.9パーセントが男性となっています。

フランスで人気のSNS2. Youtube

Googleの広告リソースの更新によって、2022年初のフランスにおけるYouTubeのユーザー数は5,260万人であることが分かりました。

この数字はYouTubeの2022年の広告リーチが、年初のフランス総人口の80.3%に相当することを意味しています。

2022年1月に、YouTubeの広告はフランスの全インターネットユーザー(年齢不問)の86.3%に到達しています。

フランスにおけるYouTubeの広告視聴者のうち、50.8パーセントは女性で、49.2パーセントが男性となっています。

フランスで人気のSNS3. Instagram

Metaの広告ツールで公開されている数字によると、2022年初のフランスにおけるInstagramのユーザー数は2,655万人でした。

この数字はフランスにおけるInstagramの広告リーチが、年初に総人口の40.5%に相当することを示唆しています。

2022年初のフランスにおけるInstagramの広告オーディエンスの52.4パーセントは女性で、47.6パーセントは男性となっています。

フランスで人気のSNS4. TikTok

ByteDanceの広告リソースに掲載された数字によると、2022年初のフランスにおける18歳以上のTikTokのユーザー数は1,748万人であると分かりました。

なおByteDanceの数値によると、2022年の開始時点で、TikTok広告はフランスの18歳以上の全成人の33.8%にリーチしているとのことです。

2022年初のフランスにおけるTikTokの広告利用者の56.0パーセントは女性で、44.0パーセントは男性でした。

Facebookを活用したプロモーション・集客

インターネット利用率の高いフランス人に対してPRを行うためには、サイトの外国語対応が重要で、英語のほか、できればフランス語への対応も求められます。

さらにメディア関係者やフランスの旅行事業者が観光地の魅力を伝えやすいように、著作権の問題を気にすることなくインターネットで高品質の写真データが取得できるよう整備することも重要です。

またフランス人は、 日本の「旅館」を、日本観光の魅力のひとつとして見出しています。

そこでここでは、SNSマーケティングの成功事例をご紹介します。

東京・谷中にある日本旅館「澤の屋」

東京・谷中の日本旅館「澤の屋」はFacebook上のページを客のニーズに応じて少しずつ工夫しています。

▲旅館「澤の屋」のFacebookページ:訪日ラボ編集部キャプチャ
▲旅館「澤の屋」のFacebookページ:訪日ラボ編集部キャプチャ

クチコミが広がり、客の9割前後が海外客となり、部屋の稼働率も9割前後が続きました。

▲旅館「澤の屋」のFacebookページ:訪日ラボ編集部キャプチャ
▲旅館「澤の屋」のFacebookページ:訪日ラボ編集部キャプチャ

その充実したFacebookの投稿は、文章と画像のみならず、施設内で行われたイベントの様子を動画で投稿するなど、旅館の様子がリアルにわかるような工夫もされています。

フォロワーは3,035人を誇り、多くの海外観光客から支持されています。

フランスのSNS事情を理解して効果的なマーケティングを

フランスのインターネット・SNS事情や、実際のインバウンド集客事例を理解した上で実際に行動することで、「インバウンド集客」を見込むことができます。

アフターコロナに向けた取り組みとして、SNSが活用できます。

フランスではデジタル機器の中でスマホが最も利用されており、またSNSにアクセスするデバイスとしても、スマホが圧倒的によく利用されています。

他の欧米圏と比べてもそれほど大きな違いはないため、比較的マーケティングのしやすい国といえます。

インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
訪日ラボに相談してみる

訪日ラボ セミナー紹介&最新版インバウンド情報まとめ

日本のインバウンド事業者が知らない「中国現地の最新旅行トレンド」


コロナ禍の収束後、インバウンド需要が順調に回復を続ける中、唯一回復が大きく遅れていた中国市場。

一方、ここ数か月の間は訪日中国人客数が順調に回復してきており、訪日旅行消費額も2024年1〜3月期では台湾を抜き、1位となったことがわかっています。

今、中国市場がどのような動向になっていて、今後どうなっていくのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は訪日ラボから、複数の中国SNSで在日中国人インフルエンサーとしても活動中の熊 孟華(ユウ モウカ)と、中国最大級の店舗・施設検索プラットフォーム「大衆点評」などを活用した中国向けプロモーションのコンサルティングを行う金子 泰士が登壇。

中国SNSや訪日プロモーションの「プロ」である2人が、気になる中国市場の最新トレンドについて語り尽くすセミナーをお届けします。

中国向けのインバウンドプロモーションに取り組んでいる方や、これから取り組もうとしている方は必見です!

詳しくはこちらをご覧ください
日本のインバウンド事業者が知らない「中国現地の最新旅行トレンド」

【インバウンド情報まとめ 2024年4月】3月訪日外国人数「300万人」突破 他


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。

この記事では、2024年4月版レポートから、3月〜4月のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。

最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください!

本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。
3月訪日外国人数「300万人」突破 / 2月の世界航空需要、コロナ前から完全回復【インバウンド情報まとめ 2024年4月】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる4月から観光・インバウンドに関わる仕事に就いたり、関連部署へ異動となり、知識のインプットに追われていませんか? また、より一層事業を推進するために必要な学び直しの機会を設ける担当者も増えてきております。
このセミナーでは、
新担当になって、インバウンドの何から始めたらいいか分からない
インバウンド推進が本格化し、改めて情報やノウハウを学び直したい
そもそもインバウンドに興味があるが、情報を収集できていない
方にとって必要な基礎情報と、知っておきたい新情報をお届けする機会となっております!
詳しくはこちらをご覧ください。
→4月までに学んでおきたい!【基礎から始めるインバウンド対策】 〜ラーチーゴー & ジャパンガイドが教える市場別最新データ〜

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに