訪日韓国人観光客の宿泊傾向:6日以内の旅行がほとんどで、安価な施設を利用

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訪日韓国人観光客の訪日観光中の宿泊数は何日くらいなのでしょうか。距離的にも近い韓国人観光客は旅行中どのように滞在しているのでしょうか。宿泊日数から、日本の宿泊施設に何を求めているのかといった宿泊の実態にも迫ります。

 

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宿泊日数の平均は5.2日と少なめ

宿泊日数は日本からの距離にも比例すし、訪日韓国人観光客の平均宿泊日数は5.2日と少ない結果となっています。リピーターが多いのも影響で、地理的な近さから、短期間でリピーターで訪れていると言えます。

滞在日数も4~6日が一番多い日数に

滞在日数全体を見ても4~6日が一番多く、滞在日数3日以内が36.1%、4~6日以内が53.7%、7日以上が10.1%と、3日以内が極めて多く、7日以上が極めて少ないという結果になっています。つまり6日以内が90%以上で、ボリュームゾーンとなっています。

 

ホテル宿泊が多い訪日韓国人観光客

個人旅行が81.1%と多い訪日韓国人観光客ですが、ホテル宿泊率は80.8%、旅館宿泊率は11.2%、知人宅宿泊率は6.9%とホテルで宿泊する割合がとても多いのがひとつの特徴です。日本的な和風旅館でお金をかけて宿泊というよりは、ビジネスホテルなどに宿泊する割合が多いと言えます。

観光目的の宿泊でも1泊平均6,283円と安い

観光目的の宿泊でも平均金額が中国などの平均金額よりも安い結果になっています。個人旅行が多い訪日韓国人観光客は安いビジネスホテルなどを探して宿泊していると言えます。ツアーでは2ケ月前ぐらい前からビジネスホテルに宿泊の予約をおさえて確保しています。韓国人でいっぱいということもあるほどです。

 

格安な宿泊施設としてゲストハウスやおしゃれなカプセルホテルも登場

3,000円から5,000円の格安ホテルと言われるゲストハウスやおしゃれなカプセルホテルも登場しています。おしゃれなカプセルホテルは韓国人女性にも人気です。福岡空港や高速船で福岡から入国する訪日韓国人観光客が多い福岡でもこういった格安ホテルが登場してきています。

宿泊日数が5.2日ということで入国した場所から近い所に宿泊

東京や大阪、福岡と言った場所から入国することが多く、そこを中心にして観光に出掛けています。福岡から大分の由布院や別府、熊本へ、大阪から京都へなどと3.5日の宿泊で可能な場所へと観光しています。今後宿泊地域の範囲が広がっていく可能性があると言えます。宿泊施設のビジネスホテルなどが足らない状況は否めず、増える訪日韓国人観光客向けのホテル開発も大事となっています。

 

まとめ:訪日韓国人観光客向けの今後の宿泊対策は?

訪日韓国人観光客は、日本に距離が近いこともあって、宿泊日数も少なく平均3.5泊ということがわかりました。リピーターが多いため、短期の旅行で気軽に訪れ、ビジネスホテルやゲストハウスやカプセルホテルなどの安い所を探して宿泊するようです。今後はもっと多くのホテルの需要が期待できそうです。

<参照>

訪日韓国人観光客インバウンドデータ集

データでわかる訪日韓国人観光客

2000年代から、日本語を学ぶ学生が増えています。その理由は、日韓交流の増加により日本語が就職に有利と判断され始めていること、日本文化に対する関心が高くなってきていることなどが挙げられます。実際に、韓国の日本語学習者数は約91万人(2006年)と世界の中でもトップで、世界の日本語学習者の約3割(30.6%)を占めていることになります。

訪日韓国人観光客の特徴

日本の製品やコンテンツに強い関心を持っており、距離的にも近い韓国はインバウンド消費を狙ううえで無視できない国のひとつです。リピーターが多く、自分の興味に合わせた旅行プランを練る傾向のある韓国人観光客は、東京都などの定番観光スポット以外にも足を運びます。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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