訪日外国人観光客の増加を背景に、国内の交通業界では訪日外国人観光客受け入れ環境の整備を進めています。
以前の記事でもご紹介したように、鉄道業界でも外国語対応や、訪日外国人観光客向け観光案内所の拡充、地域の特色を活かしたインバウンド向けサービスの提供など、さまざまな取り組みを開始しています。
阪急阪神ホールディングス株式会社の運営する阪急電鉄と阪神電車でも、訪日外国人観光客受け入れ環境の整備を進めています。
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訪日外国人観光客の増加を背景に、国内の交通業界では訪日外国人観光客受け入れ環境の整備を進めています。以前の記事でもご紹介したように、鉄道業界でも外国語対応や、訪日外国人観光客向け観光案内所の拡充、地域の特色を活かしたインバウンド向けサービスの提供など、さまざまな取り組みを開始しています。東京地下鉄株式会社(以下、東京メトロ)でも、訪日外国人観光客向けに、あらたなサービスを開始します。<関連記事> 東京メトロ、銀座線の車両内でインバウンド向け無料Wi-Fiサービスを開始東京メトロは、2016...
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阪急・阪神沿線における無料Wi-Fi「HANKYU-HANSHIN WELCOME Wi-Fi」、「Japan Connected-free Wi-Fi」と連携
阪急阪神ホールディングス株式会社の運営する阪急電鉄と阪神電車では、インバウンド向けの無料Wi-Fi「HANKYU-HANSHIN WELCOME Wi-Fi」を提供しています。
12月26日より、訪日外国人観光客により快適なインターネット環境を提供することを目的に、「HANKYU-HANSHIN WELCOME Wi-Fi」は、全国に整備してある無料Wi-Fiに簡単に接続できるアプリ「Japan Connected-free Wi-Fi」(*)との連携を開始します。
*Japan Connected-free Wi-Fi:NTTブロードバンドプラットフォームが提供する無料Wi-Fiへの接続アプリ
関西地方に訪れる訪日客にとってさらに無料Wi-Fiの利用が手軽に
以前であれば、訪日外国人観光客は「HANKYU-HANSHIN WELCOME Wi-Fi」を利用する際、エントリーページでの認証手続きを行う必要がありました。
しかし、今回の連携により、訪日外国人観光客は、「Japan Connected-free Wi-Fi」の利用登録を一度行うだけで、簡単に無料Wi-Fiを利用することができます。
「Japan Connected-free Wi-Fi」に登録しなくても、「HANKYU-HANSHIN WELCOME Wi-Fi」を利用できますが、この点に関しても、利用方法が複雑であることから、刷新が行われるとのこと。
また、以前であれば訪日外国人観光客が「HANKYU-HANSHIN WELCOME Wi-Fi」を利用する際、阪急電鉄・阪神電気鉄道が発売するインバウンド向け全線フリー乗車券「HANKYU TOURIST PASS」、「HANSHIN TOURIST PASS」のどちらかを購入する必要がありましたが、増加する訪日外国人観光客数を背景に、販売条件の見直しも行います。
サービス提供エリアは沿線157駅+関西の一部商業施設
「HANKYU-HANSHIN WELCOME Wi-Fi」のサービス提供エリアは157駅。
阪急阪神ホールディングス株式会社の運営する阪急電鉄・阪神電気鉄道と能勢電鉄、北大阪急行電鉄、北神急行電鉄、六甲産観光の沿線が対象となります。(一部駅を除く)
また、阪急三番街、ツーリストセンター大阪・梅田、阪急京都観光案内所、 阪急西宮ガーデンズ、甲子園歴史館など、大阪府、京都府、兵庫県の一部商業施設でも利用が可能です。
以前に比べ利用方法が簡単に:沿線上の観光促進&訪日客の利便性向上が実現
先述の通り、「HANKYU-HANSHIN WELCOME Wi-Fi」は、
- 「Japan Connected-free Wi-Fi」経由
- 「HANKYU-HANSHIN WELCOME Wi-Fi」にダイレクトで接続
の2通りの方法で接続することができます。
「Japan Connected-free Wi-Fi」経由の場合、「Japan Connected-free Wi-Fi」のアプリをインストール後、利用登録を行い、アプリ起動後「Connect」ボタンをタップするのみで利用が可能になります。
「HANKYU-HANSHIN WELCOME Wi-Fi」にダイレクトで接続する場合、利用規約に同意後、SNSアカウント、もしくはメールアドレスを入力し、認証を行い、セキュリティ警告に同意することで利用が可能になります。
今回の、阪急電鉄・阪神電気鉄道の取り組みにより、沿線を訪れる訪日外国人観光客の利便性向上・街の回遊促進が実現します。
まとめ:関西圏でさらなる快適な訪日観光が可能に:「Japan Connected-free Wi-Fi」との連携も進む
訪日外国人観光客の増加を背景に、阪急阪神ホールディングスはインバウンド受け入れ環境の整備を進めています。
京都や大阪は、訪日外国人観光客に人気のスポットとなっており、関西への訪日外国人観光客の訪問はこれからも進むことが予測されます。
また、全国各地の無料Wi-Fiの多くは、「Japan Connected-free Wi-Fi」と連携しているために、訪日外国人観光客に情報喚起することで、訪日外国人観光客にとってさらに快適な国内周遊が可能になります。
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訪日客は近鉄の駅でもWi
訪日外国人観光客の増加を背景に、国内の交通業界では訪日外国人観光客受け入れ環境の整備を進めています。以前の記事でもご紹介したように、鉄道業界でも外国語対応や、訪日外国人観光客向け観光案内所の拡充、地域の特色を活かしたインバウンド向けサービスの提供など、さまざまな取り組みを開始しています。近畿日本鉄道株式会社(以下、近鉄)でも、訪日外国人観光客受け入れ環境の整備を進めています。<関連記事> 目次近鉄、訪日客向けに無料Wi-Fiサービス「KINTETSU Free Wi-Fi」の提供を開始20...
<参照>
- 阪急阪神ホールディングス株式会社:訪日旅行者向け公衆無線LANサービス「HANKYU-HANSHIN WELCOME Wi-Fi」がフリーWi-Fiと接続、さらに便利になります~「Japan Connected-free Wi-Fi」とのサービス連携を開始~
訪日ラボ セミナー紹介&最新版インバウンド情報まとめ
「稼ぐ観光・地域活性化」のヒントがわかるセミナーが目白押し!
RX Japan株式会社は、2024年5月8日〜10日に東京ビックサイトにて、「観光業/宿泊業」「ツーリズム」に関わるBtoB商談展「国際ツーリズムトレードショー」(iTT)を開催します。
この構成展である「観光DX・マーケティングEXPO」と「国際ウェルネスツーリズムEXPO」内では、セミナーが開催されます。
訪日ラボを運営する株式会社movも、「インバウンド×観光DX戦略」のテーマで登壇します!ご興味のある方はぜひご参加ください。
※訪日ラボは、「観光DX・マーケティングEXPO」「国際ウェルネスツーリズムEXPO」の公式メディアパートナーです。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「稼ぐ観光・地域活性化」のヒントがわかるセミナーが目白押し!観光DX・マーケティングEXPO / 国際ウェルネスツーリズムEXPOセミナーのご紹介
日本のインバウンド事業者が知らない「中国現地の最新旅行トレンド」
コロナ禍の収束後、インバウンド需要が順調に回復を続ける中、唯一回復が大きく遅れていた中国市場。
一方、ここ数か月の間は訪日中国人客数が順調に回復してきており、訪日旅行消費額も2024年1〜3月期では台湾を抜き、1位となったことがわかっています。
今、中国市場がどのような動向になっていて、今後どうなっていくのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は訪日ラボから、複数の中国SNSで在日中国人インフルエンサーとしても活動中の熊 孟華(ユウ モウカ)と、中国最大級の店舗・施設検索プラットフォーム「大衆点評」などを活用した中国向けプロモーションのコンサルティングを行う金子 泰士が登壇。
中国SNSや訪日プロモーションの「プロ」である2人が、気になる中国市場の最新トレンドについて語り尽くすセミナーをお届けします。
中国向けのインバウンドプロモーションに取り組んでいる方や、これから取り組もうとしている方は必見です!
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→日本のインバウンド事業者が知らない「中国現地の最新旅行トレンド」
【インバウンド情報まとめ 2024年4月】3月訪日外国人数「300万人」突破 他
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。
この記事では、2024年4月版レポートから、3月〜4月のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。
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本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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→3月訪日外国人数「300万人」突破 / 2月の世界航空需要、コロナ前から完全回復【インバウンド情報まとめ 2024年4月】
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