訪日中国人観光客の数は急増中。旅館業などの宿泊施設を営む事業者にとっては、どこを宿泊先に選んでいるのか気になるのではないでしょうか。

このような訪日中国人観光客の宿泊事情について解説するとともに、来訪者が多い時期についても併せて一緒に見ていきましょう。

 

訪日中国人観光客はホテル利用が多い

訪日中国人観光客の1訪日あたりのタイプ別宿泊施設利用率

訪日中国人観光客の1訪日あたりのタイプ別宿泊施設利用率

訪日中国人観光客は、宿泊先として洋室中心のホテルを宿泊先として選ぶことが多いです。1訪日旅行あたりのホテル利用率は88%で、訪日外国人観光客全体より3.6ポイント高い傾向にあります。

旅館利用率はぐっと低くなり、34.7%。しかしながら、訪日外国人全体よりは12.5ポイント高く、意外と旅館の利用が多いことも特徴です。

訪日中国人観光客が宿泊先にホテルを選ぶ理由

観光目的の訪日中国人観光客の個人旅行・団体旅行割合:日本政府観光局(JNTO)より引用

観光目的の訪日中国人観光客の個人旅行・団体旅行割合:日本政府観光局(JNTO)より引用

ホテルが訪日中国人観光客に好まれるのには理由があります。それは、訪日中国人観光客は団体旅行で訪日観光をすることが多いためです。

団体旅行においては、基本的にツアー会社が旅程を組みます。団体であるがゆえに、集団で泊まれる客室数を確保できるホテルの方が好まれています。

しかしながら、近年の傾向では、訪日中国人観光客の個人旅行(FIT)客が増加しており、個人の嗜好が宿泊先の選択に入るようになると、現在の比率から大幅に変わる可能性もあります。

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訪日中国人観光客の宿泊事情

また、訪日中国人観光客は、親族・知人宅を宿泊先にするということはほとんどないという特徴もあります。訪日中国人観光客の親族・知人宅への宿泊率は6.3%。そして同様にユースホテルやゲストハウスの宿泊率も低く、6.0%。いずれも、訪日外国人観光客全体の利用率と比較して低い傾向にあります。

こちらも、上記の通り、現状では団体旅行の割合が多いことが主な理由となります。そのため、今後個人旅行(FIT)が増加すると、特にユースホテル・ゲストハウス・民泊などの利用が増加していく可能性が高いものとみられます。

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訪日中国人観光客が宿泊する県

訪日中国人が宿泊した都道府県TOP10

訪日中国人が宿泊した都道府県TOP10

観光庁 訪日外国人消費動向調査によれば、昨年2015年はおそよ350万人の訪日中国人観光客が東京都に宿泊しています。同年の訪日中国人観光客数はおおよそ500万人ですから、7割近くの訪日中国人観光客が、1訪日旅行あたり最低1泊東京都ですごしていることになります。

その他、軒並みゴールデンルートにあが東京都を日本滞在中に訪れたといった結果が出ています。これと関連して、東京都に宿泊する訪日中国人観光客の割合も高くなっています。東京都以外では、大阪府なども訪日中国人観光客には人気の宿泊先です。

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訪日中国人観光客が多くなる時期

訪日中国人観光客向けの宿泊施設不足が取り沙汰されていますが、そんな訪日中国人観光客のピークは7月、8月の夏休み時期です。この時期には特に宿泊施設が少なくなり、民泊などを宿泊先として利用する訪日中国人観光客も増加する傾向にあります。

4月に訪日中国人観光客が増えるわけ

また、4月に日本を訪れる訪日中国人観光客も多い時期です。これは花見が影響しています。訪日中国人観光客に花見は大人気であり、4月に日本にやってくる訪日中国人観光客が多いのは、日本の桜の花を見たいからなのです。

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まとめ:訪日中国人観光客と人気の宿泊先

訪日中国人観光客が日本に来た際には、ほとんどの人がホテルを宿泊先としています。これには団体旅行で日本観光をする訪日中国人観光客が多いことが関係しています。他にも、訪日中国人観光客は夏休みの時期や花見の時期に数が増えることも訪日中国人観光客ならではの特徴となっています。

 

訪日中国人観光客インバウンドデータ集

 

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