これだけは知っておくべき訪日中国人 3つのポイント

    • ハイシーズンは7月と8月、ひと月で90万人近くの訪日客も
    • 消費金額の約半分は買物代、爆買いの勢い未だ収まらず
    • 半分以上の訪日中国人が初来日

中国に関連するインバウンド年表

1972年日本と中華人民共和国の国交が樹立
1999年JNTO北京事務所が開設
2018年訪日中国人数が史上最多となる838万人を達成

中国基本データ

人口約13.9億人
面積約960万平方キロメートル
首都北京
宗教仏教、イスラム教、キリスト教など
公用語中国語(北京語)
時差UTC+8(-1時間)
通貨人民元
名目GDP約13兆4,074億米ドル
経済成長率6.6%
一人当たりGDP約9,608米ドル
平均月収863.02米ドル
物価3.05米ドル

中国市場の訪日旅行(インバウンド)データ

訪日外客数推移(2014年~2018年):訪日中国人は何人来ているのか

ここ5年間、訪日中国人観光客数は伸び続けており、2014年においては2,409,158人だった訪日中国人観光客数は、2018年には3倍以上となる8,380,034人を記録しています。

月別訪日外客数:訪日中国人に人気なのは何月?

ここ5年間、訪日中国人が最も増加するのは7月から8月です。最も減少するのは3月から5月であるため、夏季が最も人気であることが分かります。また、直近では旧正月(春節)の休暇と重なる2月も訪日中国人が増加しています。

インバウンド消費額推移(2014年~2018年):中国市場全体の規模は?

ここ5年間、訪日中国人のインバウンド消費額は伸び続けており、2014年においては5,583億円だった訪日中国人のインバウンド消費額は、2018年には約3.4倍となる18,844億円を記録しています。

一人当たりインバウンド消費額推移(2014年~2018年):訪日中国人は1人いくら使う?

2014年から2015年にかけて訪日中国人の一人当たりインバウンド消費額は上昇を見せたものの、ここ4年間は落ち込み続けており、2015年においては283,842円だった訪日中国人の一人当たりインバウンド消費額は、2018年には58,972円減となる224,870円まで減少しています。

旅行支出内訳:訪日中国人には何を買い、消費している?

訪日中国人の支出において、最も大きな割合を占めたのは買物代で、112,104円でした。2番目に大きな割合を占めたのは宿泊費で、47,854円でした。近年見受けられる爆買の傾向が数字として現れていると言えます。

人気のお土産ものランキング:訪日中国人は何をお土産に買っていく?

費目購入率購入者単価
1位化粧品・香水79.5%54,224円
2位菓子類70.1%10,431円
3位医薬品49%23,490円
4位衣類35.8%30,890円
5位その他食料品・飲料・たばこ32.2%12,504円
6位靴・かばん・革製品25.2%41,374円
7位健康グッズ・トイレタリー22.5%24,876円
8位電気製品(デジタルカメラ/PC/家電等)18%37,082円

(参照)観光庁 訪日外国人消費動向調査 2018年より

訪日中国人に最も人気のある品目は「化粧品・香水」で、一人あたり平均54,224円分購入されています。購入率順に並べると、「化粧品・香水」を筆頭に、「菓子類」「医薬品」「衣類」「その他食料品・飲料・たばこ」の順で続いています。特筆すべき点として、「電気製品(デジタルカメラ/PC/家電等)」も18%の訪日中国人が購入しており、一人当たり37,082円分購入していることになります。これには爆買いの影響があると考えられます。

買い物場所ランキング:訪日中国人はどこで買い物をしている?

買い物場所購入率
1位ドラッグストア86.8%
2位コンビニエンスストア78.6%
3位空港の免税店77.8%

訪日中国人に最も人気の買い物場所は「ドラッグストア」で、86.8%が買い物をしました。続けて「コンビニエンスストア(78.6%)」と「空港の免税店(77.8%)」がランキング上位に入っています。免税店を利用する傾向も大きいようです。

年齢・性別構成比:訪日中国人で最も多い属性は?

訪日中国人の39.6%が男性、60.4%が女性です。また、男性で最も多い年齢層は30〜39歳で全体の16.5%を占め、女性で最も多い年齢層は20〜29歳で全体の23.6%を占めます。

滞在日数:訪日中国人は何日間訪日旅行する?

訪日中国人の滞在日数は、観光・レジャー目的の場合と業務目的の場合、どちらも4〜6日間が最多です。

訪日経験:訪日中国人は初訪日・リピーターどちらが多い?

2018年の訪日中国人は、初来日が53.91%、リピーターが46.09%でした。

旅行形態:訪日中国人は団体旅行と個別旅行どちらが多い?

訪日中国人の旅行形態は、観光・レジャー目的の場合と業務目的の場合、どちらも個別手配が最多です。しかし、観光・レジャー目的では団体ツアーも36.2%を占めており、観光・レジャー目的で訪日する中国人の方が団体ツアーを使いがちな傾向が見られます。

日本の観光情報の収集:訪日中国人の訪日旅行の情報手段は?

訪日中国人が旅マエに情報収集をする際、最も役に立ったのは「SNS(25.9%)」でした。合わせて「自国の親族・知人(19.5%)」「旅行会社ホームページ(15.9%)」と続いています。また、旅ナカで最も役に立った情報は「交通手段(51.7%)」でした。合わせて「買物場所(34.8%)」「宿泊施設(34.3%)」と続いています。

中国市場のアウトバウンド(海外旅行)データ

中国人の海外旅行者数の推移(2012年〜2016年):中国人の海外旅行需要は?

ここ5年間、中国人の海外旅行者数は伸び続けており、2012年には8,318万人だった海外旅行者数は、2016年には約1.6倍となる1億3,513万人を記録しています。

中国で人気の海外観光地ランキング:訪日旅行の競合となる国は?

国名過去五年間で最多の外客数
1位香港19,077,014人(2014年)
2位タイ8,821,148人(2016年)
3位韓国8,067,722人(2016年)
4位マカオ7,607,697人(2016年)
5位日本6,373,564人(2016年)

中国人に人気の海外旅行先は、香港、タイ、韓国、マカオ、日本と、全てアジア諸国となっています。香港とマカオは同じ中華圏であり、飛行機代もそれほど高くないため人気があります。隣接する広東省からは電車や車で訪れることも可能です。タイは物価も安いため、庶民でも手が出る海外旅行先として知られています。日本には2016年時点で約637万人の中国人が訪れています。