訪日外国人はどの空港や港湾から入国し、出国していくのか
インバウンドの玄関口となる空港や港湾(船の港)。その訪日外国人利用者数、つまり入国・出国手続きをした外国人数は、インバウンド黎明期はゴールデンルートの出発点となる 成田空港 の1強でした。しかしながら、2015年ごろから主にアジア圏訪日外国人による関西圏人気の高まりとともに 関西空港 の利用者数も飛躍的に伸びています。その他、LCCをはじめとした 国際線直行便 が地方空港でも就航が増えてきており、地方への直接入国や出国も増加しつつあります。 どの国籍の訪日外国人がどの空港や湾港から入国し、出国しているかを把握することは、特に地方創生の文脈で重要なデータと言えるでしょう。これら、インバウンド出入国データを詳しく見てみましょう。
空港 vs. 港湾で訪日外国人出入国者数を比較してみる
空港/港湾 訪日外国人出入国者数比較 年推移
まずは出入国数TOP5のデータを見てみる
- 1位
成田空港
成田空港(なりたくうこう、正式名称:成田国際空港)は、千葉県成田市にある国際空港です。旧称は新東京国際空港。コロナ前の2019年は8,978,773人、2022年は1,752,891人の訪日外国人が成田空港から入国しており、全空港・港湾中1位の入国者数となっています。出国者数でも1位で、2019年は8,989,848人、2022年は1,516,360人でした。
- 2位
関西空港
関西空港(かんさいくうこう、正式名称:関西国際空港)は、大阪府泉佐野市・泉南郡田尻町・泉南市にある国際空港です。略称は関空。コロナ前の2019年は8,378,039人、2022年は885,470人の訪日外国人が関西空港から入国しており、全空港・港湾中2位の入国者数となっています。出国者数でも2位で、2019年は8,361,578人、2022年は789,877人でした。
- 3位
羽田空港
羽田空港(はねだくうこう、正式名称:東京国際空港)は、東京都大田区にある国際空港です。愛称などは特になし。コロナ前の2019年は4,288,078人、2022年は816,445人の訪日外国人が関西空港から入国しており、全空港・港湾中3位の入国者数となっています。出国者数でも3位で、2019年は4,222,198人、2022年は686,861人でした。