エリアによって変わる日本国内のインバウンド事情・需要
東京、大阪、京都など主要インバウンド都市にばかり注目が集まりますが、それぞれのエリアによってインバウンド事情や需要は大きく異なり、それぞれに合わせた対策も異なってきます。地域・地方・都道府県によって変わるインバウンド需要を抑えて施策に活かしていきましょう。
エリア別リンク
エリア別のインバウンド需要
北海道地方のインバウンド需要
北海道地方のインバウンド需要について解説していきます
北海道地方のインバウンド需要・訪日外国人の訪問率は?
北海道地方は北海道が所属しており、スキー・スノーボードを中心に冬のアクティビティが人気の観光エリアです。2019年の訪問率が8.01%と国内で8番目の人気となっています。母国では雪の降らない地域の東南アジアからの訪日外国人やスノーアクティビティの好きな欧米圏の人たちに人気のエリアです。また一番訪日客数の多い中国では2008年公開の中国映画「非誠勿擾(邦題:狙った恋の落とし方。)」が大人気で、聖地巡礼としての旅行も人気のひとつとなっています。東北地方のインバウンド需要
東北地方のインバウンド需要について解説していきます
東北地方のインバウンド需要・訪日外国人の訪問率は?
東北地方は青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島が所属しています。各県の訪問率は0.33%〜1.00%と全体的に低くなっており、日本人に人気の観光エリア「宮城」エリアでも1.00%となっています。その背景には2011年の「東日本大震災」の影響もあり、今後インバウンドで課題のある地方となっています。現在は、各自治体が東北エリアへの観光を盛り上げるため、新規海外就航と増便やプロモーション動画の作成など、インバウンド施策にも力を入れ始めてきています。関東地方のインバウンド需要
関東地方のインバウンド需要について解説していきます
関東地方のインバウンド需要・訪日外国人の訪問率は?
関東地方は日本への玄関口である成田を有する千葉県をはじめ、東京、神奈川、埼玉、栃木、茨城、群馬などが所属しています。訪日外国人の訪問率も高く、TOPの東京(47.24%)を筆頭に、3位の千葉(35.12%)、9位の神奈川(7.84%)と続いています。草津温泉や富岡製糸場を始めとする日本人に馴染みのある観光地を有する、群馬県は認知度がまだ低いためか0.55%となっています。甲信越地方のインバウンド需要
甲信越地方のインバウンド需要について解説していきます
甲信越地方のインバウンド需要・訪日外国人の訪問率は?
甲信越地方は新潟、長野、山形が所属しており、富士山観光として目的とした山梨県(5.54%)、スキー需要の多い長野県(2.86%)となっています。新潟は0.62%と低いものの、北陸新幹線の開通により、訪日外国人に人気の日本酒(SAKE)や越後三大花火大会など観光資源のプロモーションによって今後盛り上がりを見せそうなエリアとなっています。北陸地方のインバウンド需要
北陸地方のインバウンド需要について解説していきます
北陸地方のインバウンド需要・訪日外国人の訪問率は?
北陸地方は石川、富山、福井が所属しており、訪問率は石川(2.01%)、富山(1.14%)、福井(0.21%)となっています。北陸エリアは古い町並みを残す石川県など観光資源は多いため、北陸新幹線により観光客が見込まれるエリアです。東海地方のインバウンド需要
東海地方のインバウンド需要について解説していきます
東海地方のインバウンド需要・訪日外国人の訪問率は?
東海地方は愛知、静岡、三重、岐阜などが所属しており、訪問率は全国7位の愛知県(9.02%)を筆頭に、静岡県(4.76%)、三重県(0.75%)、岐阜県(3.00%)となっています。ゴールデンルートと呼ばれる訪日外国人のメインの観光ルートの影響のため全体的に数値は高く、宿泊者が増えてきているエリアです。関西地方のインバウンド需要
関西地方のインバウンド需要について解説していきます
関西地方のインバウンド需要・訪日外国人の訪問率は?
関西地方は大阪、京都、兵庫、和歌山、奈良、滋賀の6府県で構成され、大阪、京都などのメジャーな観光都市が集中しているため、全体的な訪問率が高いのが特徴です。全国2位の大阪(38.60%)、4位の京都(27.80%)、5位の奈良(11.71%)、兵庫(6.04%)、、和歌山(1.07%)、滋賀(0.69%)となっています。また、関西国際空港の旅客数が838万人と伸びており、成田の899万人に迫る勢いです。中国・四国地方のインバウンド需要
中国・四国地方のインバウンド需要について解説していきます
中国・四国地方のインバウンド需要・訪日外国人の訪問率は?
中国、四国地方は広島、山口、岡山、鳥取、島根、愛媛、高知、香川、徳島が所属しており、訪問率でいうと広島がTOPで3.03%、山口(0.59%)、岡山(1.02%)、鳥取(0.45%)、島根(0.23%)、愛媛(0.38%)、高知(0.19%)、香川(0.99%)、徳島(0.30%)となっています。瀬戸内国際芸術祭で人気を集まり、今後の動きや動向に注目の集まるエリアです。九州・沖縄地方のインバウンド需要
九州・沖縄地方のインバウンド需要について解説していきます
九州・沖縄地方のインバウンド需要・訪日外国人の訪問率は?
九州・沖縄地方は福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄で構成されており、全国7位の福岡(8.69%)を筆頭に、沖縄(6.12%)、佐賀(0.94%)、長崎(1.50%)、熊本(1.94%)、大分(3.30%)、宮崎(0.52%)、鹿児島(1.05%)となっています。九州エリアは地理的に韓国と近いため船便なども多く韓国人観光客の比率が高いのが特徴ですが、日韓関係悪化より韓国からの訪問者数が減少しました。