「味には自信がある。けれど、これからの飲食店経営は今のままでいいのだろうか」
そんな疑問を抱く飲食店にこそ知ってほしいのが「ガストロノミーツーリズム」です。
ガストロノミーツーリズムとは、その土地の気候風土が生んだ食材や習慣、伝統、歴史によって育まれた食を楽しみ、食文化に触れることを目的とした旅のスタイルのことです。インバウンドや観光誘客における注目テーマとして、いま関心が高まっています。
ポイントは、これが「郷土料理店だけの話」ではないことです。
本質は、地域の食文化を深く知り、その背景にある魅力をお店から発信することです。そのため、業態や価格帯を問わず、どんな飲食店でも「自店にしか語れないストーリー」をつくり、集客につなげる切り口になります。加えて、訪日客だけでなく国内のお客様にとっても、お店を選ぶ決め手になるテーマといえます。
本セミナーでは、ガストロノミーツーリズム研究所の杉山尚美氏を講師に迎え、次の3ステップで解説します。
知る:今、ガストロノミーツーリズムが注目される理由と飲食店の役割
つくる:地域の食文化を掘り起こし、「お店のストーリー」に仕立て、収益につなげる方法
届ける:そのストーリーを口コミや返信を通じてお客様に伝える実践メソッド
さらに、手を動かして学べるワークショップも実施。明日から店舗で活かせるヒントをお持ち帰りいただけます。
飲食店関係者はもちろん、食の魅力発信に取り組む自治体やDMO、観光事業者の方のご参加もお待ちしております。
セミナーのポイント
- ガストロノミーツーリズムの考え方と、飲食店の役割が理解できる
- 今後の飲食店のあり方、新たな価値づくり、収益モデルの描き方をつかめる
- 地域の食文化を掘り起こし、お店のストーリーにする方法を学べる
- 口コミや返信を通じて、ストーリーをお客様に伝えるコツがわかる
- ワークショップで、明日から実践できる一歩を決められる
セミナー内容
第1部|講演(登壇者:ガストロノミーツーリズム研究所 杉山尚美 氏)
「美味しい」だけでは選ばれにくくなるこれからの時代。飲食店には地域の食文化を伝える「発信拠点」としての役割が求められています。杉山氏より、ガストロノミーツーリズムの基本的な考え方、地域の食文化を見つめ直す視点、そして地域における飲食店が担う役割について、事例を交えて解説いただきます。
第2部|ワークショップ「地域の食文化資源を、お店のストーリーにする」
まずは、お店のある地域の食材や歴史、風土などの「食文化資源」をできるだけ多く書き出します。次に、その資源を看板メニューとつなぎ、お店ならではのストーリーをつくります。後半では、つくったストーリーを口コミへの返信などに生かし、お客様に伝えていく方法を実例とともに考えます。最後に、明日から取り組む一歩を決めます。
※紙(A4サイズ)と筆記用具をご用意ください
※可能な方は、事前に文献やインターネットでご自身の地域の食材や歴史、風土を調べておくと、より学びが深まります
第3部|トークセッション&質疑応答
ここまでの講演とワークショップを踏まえ、訪日客が食に求めるものや、お店のストーリーを伝えるうえで大切なことについて、杉山氏とのトークを通じて理解を深めます。視聴者の皆さまからのご質問にもお答えする予定です。
登壇者
杉山 尚美
ガストロノミーツーリズム研究所 代表
2000年(株)ぐるなび創業期に営業として入社。約2万店の 飲食店と関わり、日本各地の食文化の豊かさを実感。2013 年 インバウンド・海外事業推進室長、2015年執行役員 に就任。食のインバウンド事業の基盤造り、海外展開を推進。2023年 ガストロノミーツーリズム研究所を設立。「地域事業者が主体となるガストロノミーツーリズム」をテーマ に、食文化体験の創造、観光人材育成、地域ブランド構築 など、実践的な地域支援に取り組んでいる。共著:「ガストロノミーツーリズム 食文化と観光地域づくり」学芸出版社 (2023年)
大宮 弓絵
株式会社mov インバウンド戦略部
福井県芦原温泉出身。東海地方にて、中部電力グループのケーブルテレビ局のキャスター兼ディレクターとして5年間勤務。2015年にダイヤモンド社傘下の流通小売業界専門出版社の編集記者に転身。2023年から流通小売専門雑誌『ダイヤモンド・チェーンストア』副編集長。2026年4月に株式会社movに参画。グロービス経営大学院 経営学修士。