国際観光の回復に伴い、日本を訪れる中国人観光客が増加しています。そのような中、「高徳地図(Amap)」は、旅行体験を向上させるための重要なツールとして注目されています。
本講演では、高徳地図が日本市場においてどのようにサービスを拡大しているのか、また中国人観光客がこのアプリを活用して、ナビゲーションの最適化、POI(興味地点)の探索、そして日本の商業施設とのインタラクションをどのように深めているのかについて探っていきます。
高徳地図は、日本現地の地図データやサービスをローカライズして提供し、日本の店舗との提携、タクシー配車サービス、多言語対応などを通じて、中国人ユーザーがストレスなく利用できる環境を整えています。リアルタイムの交通情報、オフライン地図、AIによるスマートな推薦、複数の配車サービスを統合した機能などにより、観光スポット、飲食店、ショッピングエリアへのアクセスが効率化されます。
さらに、ユーザーの口コミや旅行ガイド情報、Alipay・WeChat Payなどの中国系決済サービスとの一体化によって、観光客と日本の店舗との密接な交流を促進します。
中国人観光客は、目的地の選定や移動において高徳地図に高く依存しており、文化習慣に合ったスポットの推薦、中国語対応のレストランや人気の免税店情報などを通じて、旅行の利便性が飛躍的に向上しています。
また、SNS機能により旅行のヒントや体験談を共有することができ、データベースのさらなる充実にも貢献しています。
本講演を通じて、高徳地図の日本市場での展開に関する議論と連携を深め、文化的ギャップを乗り越え、観光体験を最適化し、越境消費を促進することで、中国人観光客にとって欠かせない旅行ツールとなること、そして日本のパートナーにとってもより大きな価値をもたらすことを目指しています。
登壇者
杨 颢(ヤン・ハオ)
高徳地図 海外事業部 総経理
地理情報システム(GIS)分野において深い専門知識と国際的な視野を持つ人物です。 2000年から2010年にかけてニュージーランドでGISを学び、位置情報サービス(LBS)領域において豊富な実務経験を積みました。 帰国後は、中国国内の地図および位置情報業界において継続的に取り組み、中国市場に対する深い理解を有しています。 2013年に高徳地図(AutoNavi)に入社後は、同社の主要責任者として、Appleマップとの中国市場における戦略的提携プロジェクトを主導・成功に導きました。 この経験により、グローバルテック企業との協業やローカライズ展開において卓越した実績と実行力を備えています。 2022年以降は、高徳地図の国際事業の拡大と戦略的展開に注力し、「中国人が海外で高徳を使い、外国人が中国で高徳を使う」というビジョンの実現に取り組んでいます。