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国慶節の人気旅行先、日本が1位 / 8月の訪日外客数342.8万人、中国がコロナ後初「100万人超」 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年9月後編】

国慶節の人気旅行先、日本が1位 / 8月の訪日外客数342.8万人、中国がコロナ後初「100万人超」 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年9月後編】

本レポートでは、主に2025年9月後半の「インバウンドに関する最新トレンド・データ」や、「政府・自治体・企業などのインバウンド関連の取り組み」など、インバウンド対策に役立つニュースをまとめてお届けします。

※ 各トピックの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

この資料でこんなことが分かります

  • ここに注目!インバウンド関連データ知っておきたい!インバウンドニュース訪日ラボおすすめ記事・レポート

ここからはレポートのダイジェストをお届けします。

知っておきたい!インバウンドニュース



Airbnb Chinaは9月10日、 「2025年国慶節 海外旅行トレンドレポート」 を発表しました。

中国の大型連休である「国慶節」は、旅行需要が高まる時期として注目されています。毎年10月1日が国慶節として定められており、今年はさらにもう1つの祝日「中秋節」が重なったことで、10月1日から8日までの8連休となっています。

レポートによると、 国慶節において最も検索された旅行先として、日本はトップ になり、 検索数は前年比で倍増しました。また、日本における人気の都市として、東京、大阪、京都以外にも、福岡や伊豆半島、沖縄 が挙げられました。

福岡は、食文化が支持されて人気が3倍以上に伸び、伊豆半島は東京からのアクセスの良さや、多様な自然ととレジャー体験が評価されて人気が2倍以上に高まりました。また、沖縄は、リラックスするための「スロートラベル」の旅行先としても人気を集めています。地理的距離の近さや、直行便の運航も追い風となり、人気が3倍以上になりました。

さらに、レポートでは、中国のZ世代の間では、SNSの影響により、美しい写真を撮影できる「映画のような雰囲気」の旅行先や、自然景観が人気となっていることがわかりました。

<関連記事>訪日ラボ:2025年国慶節、人気旅行先で日本がトップ 福岡・伊豆半島・沖縄が人気上昇

ここに注目!インバウンド関連データ



日本政府観光局(JNTO)は9月17日、2025年8月の訪日外客数推計値を発表しました。

2025年8月の訪⽇外客数は342万8、000人 でした。 8月として初めて300万人を超え、過去最高 となりました。7月の343万7、000人と比較して微減しましたが、好調を維持しています。

国別では 中国が前年同月比36.5%増の101万8、600人で、前月から引き続き1位 となっています。2位が韓国(前年同月比8.0%増、66万900人)、3位が台湾(同10.0%増、62万700人)でした。

また、調査された23市場のうち、 台湾、スペインでは単月の過去最高を更新 しています。

<関連記事>訪日ラボ:【速報】8月の訪日外客数342.8万人、中国がコロナ後初「100万人超」で1位



韓国では、今年2025年の秋夕(チュソク)連休は10月3日から始まり、9日まで7日間が休暇に。さらに10日に休みを取ることで、週末を含めて10連休となります。

韓国の現地メディアはホテルズドットコム・コリアが公表したデータに基づき、秋夕連休(10月3日〜12日)の宿泊施設検索件数を報じています。

これによると、 同期間の宿泊検索件数は2025年5月から増加傾向となり、4月比で145%増加 しました。さらに、検索時に利用されたフィルターのうち「家族向け」が全体の83%を占めており、家族旅行の需要が際立っていることがうかがえます。

また、10連休期間中の宿泊施設検索における都市別の増加率は、上海(前年同期比240%)が最多の1位で、 2位に名古屋(同100%) 、3位にプラハ(同100%)、4位にシドニー(同95%)、5位にホノルル(同50%)となりました。日本はアクセスの良さや円安による影響から引き続き人気は高く、名古屋が2位にランクインしました。特に家族旅行先として好まれています。

<関連記事>訪日ラボ:韓国の「秋夕(チュソク)」今年は最大10連休 注目の海外旅行先2位に名古屋

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大阪・関西万博の閉幕を間近に控え、次なる関心は2026年に愛知・名古屋で開催されるアジア競技大会へと移りつつあります。

こうした大規模イベントのたびに、日本は食や礼拝をはじめとする多様な文化習慣への対応を問われてきました。過去にも、同様の課題が繰り返し浮き彫りになりましたが、平時の運用にまで浸透させるには至らず、近隣諸国と比べて整備はなお遅れています。

この記事では、 「急拡大するムスリムツーリズムの実態と日本の評価」「国際指標から見える課題」「アジア大会を契機に取り組むべき方向性」の3点を整理 し、 日本が観光立国として次のステージに進むためのヒント を考えてみたいと思います。

<関連記事>訪日ラボ:今改めて考える「ムスリムツーリズム」とは? 〜来たる2026年アジア競技大会に向けて〜

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