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観光庁長官、万博は「訪日客誘客に一定の効果」/日本が「世界で最も魅力的な国」に3年連続選出  ほか:インバウンド情報まとめ【2025年10月後編】

観光庁長官、万博は「訪日客誘客に一定の効果」/日本が「世界で最も魅力的な国」に3年連続選出  ほか:インバウンド情報まとめ【2025年10月後編】

本レポートでは、主に2025年10月後半の「インバウンドに関する最新トレンド・データ」や、「政府・自治体・企業などのインバウンド関連の取り組み」など、インバウンド対策に役立つニュースをまとめてお届けします。

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※ 各トピックの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

この資料でこんなことが分かります

  • ここに注目!インバウンド関連データ
  • 知っておきたい!インバウンドニュース
  • 訪日ラボおすすめ記事・レポート

ここからはレポートのダイジェストをお届けします。

##知っておきたい!インバウンドニュース
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観光庁の村田茂樹長官は10月15日、定例会見を実施しました。

9月の訪日外国人数は326万6,800人(前年同月比13.7%増)を記録。また9月までの累計は3,165万500人となり、過去最速で3,000万人を突破しました。長官は、堅調な訪日需要と航空便の回復によって「インバウンドは好調」として、紅葉や年末年始の旅行需要の高まりに期待を寄せました。

また、10月13日に閉幕した大阪・関西万博によるインバウンドへの影響については、「万博を契機として、大阪方面を中心とした国内旅行の増加や訪日客の関西地域以外への誘客に一定の効果を生んだ」と話しました。今後も観光庁として、日本全国への誘客促進に取り組むとしています。
関連記事:観光庁長官、万博は「訪日客誘客に一定の効果」【観光庁長官会見】

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2025年の国慶節の連休は、10月1日〜8日の8日間でした。今年は中秋節が重なったことで、例年よりも1日長くなりました。2025年の国慶節・中秋節における中国国内の動向を含む旅行トレンドでは、「アウトドアアクティビティ」や「ナイトツーリズム」が人気となっています。

アウトドアアクティビティについて美団旅行によると、アウトドア関連の検索数が前月比で70%以上増加しました。「紅葉狩り」や「月見」など季節に合わせた消費や、漢服体験や無形文化遺産の職人技体験といったアクティビティに人気が集まっています。

ナイトツーリズムについて同じく美団旅行によると、「夜游(ナイトツアー)」の検索数は前年比386.5%増となりました。博物館や美術館の夜間ツアーやナイトクルージングなど夜間の体験コンテンツへの関心が高まっています。

さらに、AIが旅行計画の重要なツールとして定着しつつあることもわかっています。中国のIT大手アリババグループが運営するFliggyの旅行AI「问一问」や、中国OTAである同程旅行のAIアシスタント「DeepTrip」を利用し、旅行を計画するユーザーが顕著に増加していることを明らかにしました。
関連記事:【2025年国慶節・中秋節振り返り】中国市場の旅行トレンドを解説!アウトドア・文化体験が人気に

##ここに注目!インバウンド関連データ

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日本政府観光局(JNTO)は10月15日、2025年9月の訪日外客数推計値を発表しました。

2025年9月の訪⽇外客数は326万6,800人でした。8月の342万8,000人と比較すると16万人以上減少した一方、9月としては過去最高を記録しました。

国別では、中国が前年同月比18.9%増の77万5,500人で、前月から引き続き1位となっています。2位が韓国(前年同月比2.1%増、67万500人)、3位が台湾(同12.0%増、52万7,000人)、4位が米国(同17.1%増、22万4,700人)、5位が香港(同12.2%減、14万9,500人)でした。

全23市場のうち中東で単月過去最高を更新したほか、18市場で9月の過去最高を記録しました。
関連記事:【速報】訪日客数 過去最速で累計3,000万人突破 9月の訪日外客数は326.7万人

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大手旅行雑誌「コンデナスト・トラベラー」が10月7日に発表した米国版ランキングにおいて、日本が3年連続で「世界で最も魅力的な国」に選出されました。

「コンデナスト・トラベラー」は、旅行業界で長い歴史を持つ大手旅行雑誌のひとつであり、主に高所得層を中心に支持されています。同誌が1988年から実施している「リーダーズ・チョイス・アワード」は、読者が全世界の旅行先を総合的に評価し、人気の高いデスティネーションを格付けするランキングとなっています。

公式サイトで発表された2025年のランキング(米国版)では、日本は3年連続で「世界で最も魅力的な国」第1位に選出されました。英国版においても、第3位となっています。

また米国版のランキングでは、人口50万人以上の大都市部門「世界で最も魅力的な大都市」で、第1位に東京、第2位に京都が選出されました。東京は前年に引き続き、2年連続で首位を獲得しています。

なお、英国版でも、東京が第2位に選出されました。
関連記事:日本が「世界で最も魅力的な国」に3年連続選出 大都市部門では東京が2年連続首位

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