
2024年に日本を訪れた訪日アメリカ人は272.5万人。消費額は9,011億円となっています。こうした訪日アメリカ人に人気のお土産・商品データを掲載。国籍ごとの関心をもとに、商品選定や展開を考えるうえでの参考となる情報を掲載しています。
訪日アメリカ人の一人当たりインバウンド消費額は、コロナ前は17~19万円台で増減を繰り返していました。コロナ後の2023年には、旅行者層の変化に伴い29万6,411円へと大幅な増加をみせました。
コロナ前の2019年までは、訪日アメリカ人客数は6年連続で増加し、2019年には172万3,861人と欧米豪圏の中では随一の訪日客数を記録していました。コロナ後の2023年も204万5,900人と、コロナ前を上回る増加を見せながら、欧米豪圏1位の座を維持しています。
コロナ前の2019年までの傾向では、訪日アメリカ人が最も増加するのは3月から7月にかけてでした。桜が見られる春が人気な他、アメリカでは6月中旬から各学校が夏季休暇に入り、この期間を利用して家族旅行で来日する需要があるため、夏季も人気となっています。一方で、その前後の時期にあたる1、2月および8、9月には大きな落ち込みがみられます。2023年もおおむね同じような傾向となりました。