新型コロナ感染症のワクチン接種を進めるため、各国ではさまざまなインセンティブ制度やキャンペーンが展開されています。
このような中、香港の航空会社、キャセイパシフィック航空もキャンペーンを開始しました。ワクチン接種を完了した人を対象に、飛行機を貸し切ってパーティーを主催できる機会を1名に、さらに合計2,000万アジア・マイルを110名に抽選でプレゼントするということです。
香港特別行政区政府が現地住民に対して奨励しているワクチン接種の加速化をサポートする新支援策として打ち出しています。
訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)キャセイパシフィック航空、ワクチン接種を進めるためのキャンペーン開始
キャセイパシフィック航空は、「香港のワクチン接種率を高め、集団免疫を獲得するため」として、キャンペーンを開始しました。ワクチン接種完了者を対象に二つの商品を用意しています。
また、従業員へのインセンティブ制度も設けているということです。

「貸し切りフライトでパーティー」のチャンス
一つ目は、キャセイパシフィック航空のフライトを貸しきってパーティーを主催できるという商品です。
キャセイパシフィック航空の最新機材である、世界最新鋭のナローボディ機(機内の通路が1本の旅客機)であるエアバスA321neoで、友人や家族と共に香港上空を周遊することができます。
ワクチン接種を済ませていることが参加条件となりますが、当選者とその同行者は、最新の機内プロダクトの数々とともに、キャセイパシフィック社の上質なサービスを満喫できるということです。
なお、このフライトはワクチン接種を完了した乗務員が運航します。また、航空機より排出される二酸化炭素は、キャセイパシフィックが展開する「Fly Greener」カーボンオフセットプログラムを通じて、全て相殺されるとのことです。
合計2,000万アジア・マイルをプレゼント
二つ目に、10名の当選者に100万アジア・マイル、100名の当選者に10万アジア・マイルの、合計2,000万アジア・マイルをプレゼントするキャンペーンも展開されます。
アジア・マイルとは、キャセイパシフィックが展開するアジア有数のトラベル&ライフスタイル特典プログラムで、獲得したマイルは航空券をはじめ旅行、ライフスタイル、エンターテイメントの各分野で用意された数々の特典と交換することができます。
また、同社が新たな支払い方法として導入した「マイル プラス キャッシュ」を活用すれば、マイルと現金を併用して航空券を購入することが可能になります。
これらのキャンペーンへの応募は、香港IDカードの所有者で、本年8月末までにワクチン接種を終えていることが条件となります。抽選に関する注意事項や規約の詳細は後日、改めて公表されるとのことです。従業員へのインセンティブも充実、香港の集団免疫獲得に貢献
同社は、ワクチン接種を済ませた従業員に対してもインセンティブ制度を設けています。
ワクチン接種を完了した香港の地上スタッフに2日間の予防接種休暇を付与するほか、香港勤務の全従業員を対象にアジア・マイルをはじめトラベルバブル対象便の無料航空券やステイケーションなどが当たる抽選も実施するとのことです。
さらに、従業員の中からワクチン接種に不安を感じる声もあがっていることを受け、香港勤務の全スタッフにはワクチン接種に適した健康状態であるかどうかを判断するため、事前に無料で診療が受けられる機会も設けています。
キャセイパシフィックの最高経営責任者、オーガスタス・タン氏は、80%以上の運航乗務員と50%以上の客室乗務員がすでにワクチン接種を予約済み、もしくは接種を終えていることを発表し、感謝の意を示しています。
そのうえで、「一丸となって香港における集団免疫の早期確立に向けた取り組みを進める」と香港全体の集団免疫獲得にも貢献したい考えを見せています。
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キャセイパシフィック航空:プレスリリース
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