タクシーはどうやってインフルエンサーをインバウンドに活用すべきなのか?
インバウンド市場が盛り上がる中で、タクシーがインフルエンサーをインバウンド集客で活用する事例が増加しています。インフルエンサーを用いたタクシーのプロモーションの成功事例では、インバウンドに関連するデータを、収集し解析することで効果的なインバウンド対策を実施できているようです。
このページでは、タクシーのインフルエンサーのインバウンド対策やインバウンド集客における活用について、次の3つの事例を取り上げます。
- タクシー×インフルエンサー事例その①:タクシーの乗り方を海外向けに紹介、訪日前の訪日外国人の助けに
- タクシー×インフルエンサー事例その②:東京でのタクシーの乗り方を紹介した動画がお役立ち!ドアが自動で開くのはめずらしい?
インフルエンサーを活用したタクシーのインバウンド対策やインバウンド集客のメリットは、ターゲットとする客層に効率的にプロモーションできることや、顧客に見てもらいやすいということです。PRを行いたい客層に人気のあるインフルエンサーを起用すれば、そこに焦点をあててプロモーションを行えます。また、広告があふれる現代において企業からのPRや情報発信をよく思わない顧客も多くいますが、顧客にとって親近感のあるインフルエンサーが紹介することで、嫌悪感を抱かせることなくPRできます。
ここでは、タクシーという業界・業種におけるインフルエンサーを活用したプロモーションの事例を紹介していきます。
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LearnTokyoというYouTubeの公式チャンネルは、2015年に日本のタクシーの乗り方を海外の人向けに紹介する動画を公開しました。
LearnTokyoは、訪日旅行のヒントや日本の電車、日本のギャルのメイクの仕方などさまざまな動画を投稿しています。
動画で実際にタクシーに乗るのは、リサという外国人の女性です。まず「空車」「賃送」「回送」「迎車」などの用語を英語で解説し、流しのタクシーを拾う際には「空車」と書いてあるタクシーにしか乗ることができないということを説明します。
次にリサはタクシーを呼び止め、乗り込みます。リサは日本語を話すことができますが、英語が得意でない運転手もいるので住所を書いた紙を渡すほうが確実だということも説明していました。タクシーに乗ると、料金体系や支払い方法の解説をします。現金のほかにクレジットカードやSuicaなどの交通系電子マネーも使えるということが紹介されます。
リサは目的地に着くとタクシーを降りますが、その後タクシーの中に忘れ物をしたことに気づきます。そこで支払い時にもらったレシートに書いてある番号に電話し、タクシーに戻ってきてもらいました。忘れ物をした場合の対処法も紹介されているというのは訪日前の訪日外国人にとってとても丁寧です。
動画は、「よく説明されていていい動画だ」「シンプルでおもしろい!」と高評価を得ています。
東京でのタクシーの乗り方を紹介した動画がお役立ち!ドアが自動で開くのはめずらしい?
あるアメリカ人男性と日本人女性の夫婦が運営しているYouTubeのチャンネル「Midwest in the FarEast」は、日本での生活やお菓子の作り方、英会話のレッスンなどさまざまなジャンルの動画を公開しています。
Midwest in the FarEastは2016年に、東京でのタクシーの乗り方を外国人向けに紹介する動画を公開しました。動画は浅草からスカイツリーまでタクシーを使って移動するというもので、全編英語です。動画に登場するアメリカ人の男性は日本語が話せるので、運転手とは日本語で話していました。
海外ではタクシーのドアが自動で開くのがめずらしいらしく、乗るときと降りるときに「ドアは自分で開ける必要はないよ」と強調していました。
動画には25件のコメントが寄せられ(記事執筆時点)、その多くは投稿者に対する質問のコメントでした。「どうやって日本語を勉強したの?」というようなものから「もうすぐ日本に行くんだけど、みんな日本のタクシーは高いってだ。アメリカドルでいくらぐらい?」といった具体的なものまで、来た質問にはすべて丁寧に回答しています。