訪日タイ人観光客は親日的でリピーターも多く、また訪日旅行満足度が高い傾向に有ります。そんな訪日タイ人観光客にとって和食は「健康によい」といったイメージがあり、日本滞在時にもよく和食は食べられてます。
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ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
訪日タイ人観光客と食事
タイ人がレストランを訪れる際に重視するのが料理の美味しさです。日本人はお店が汚いとダメという人がいますが、訪日タイ人観光客は多少お店が汚くても食事が美味しければ気にしない傾向があります。食事に関連することで言えば、訪日タイ人観光客はお菓子を良く好むことも特徴で、食後に甘いものを食べないと終わった気がしないほどです。
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訪日タイ人観光客ならではの独特な食事パターン
訪日タイ人観光客は1回の食事量が少ないこともポイントです。1回の食事量が少ない分、タイ人は一日に3回から5回も食事をとるという習慣があります。また、前述の通り、食後のデザートは欠かせないことも訪日タイ人観光客の食事パターンの特徴と言えます。
タイ人が好きな日本食
そんな訪日タイ人観光客にとって和食は人気です。和食は健康に良いと考えられており、加えてその見た目の鮮やかさも人気の理由です。特に訪日タイ人観光客に人気なのが寿司やラーメン、天ぷらなどであり、実際にタイにも和食のお店は数多くあります。
日本のお米は訪日タイ人観光客の口にあわないことも
和食に欠かせないお米ですが、訪日タイ人観光客に日本のお米は余り好まれていません。タイも米食をするものの、よく食べられている品種は、日本で一般的な米ではなく、南部ではタイ米、北部ではもち米が主流となっています。
訪日タイ人観光客と食事マナー
和食の中には訪日タイ人観光客が食べられないものもあります。例えばイスラム系の訪日タイ人観光客であれば、豚は基本的にダメです。そのため、トンカツなどの豚をつかった食事には注意を払う必要があります。
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訪日タイ人観光客の間では牛肉の人気も高くない
訪日タイ人観光客には焼き肉などは余り人気がありません。そもそも牛肉がタイでは余り食べられることがないというのもその理由でしょう。他にも、タイ国内では淡水魚が主に食されており、海水魚は食べ慣れていないこともあります。またタイ人は生魚が苦手な人が多いので注意が必要です。
訪日タイ人観光客と日本食について
訪日タイ人観光客は食事の味を重視するのがポイントで、食事のパターンが1回を少なく、しかし1日に5食するなどと特徴的な面もあります。和食は訪日タイ人観光客にも健康的であるとして人気ですが、日本で主流のお米は好まれないこともあります。また、牛肉や豚肉、生魚を忌避する人もいます。
<参照>
- 観光庁:訪日外国人消費動向調査 平成27年の年間値の推計
- JNTO:訪日旅行データハンドブック2016(世界20市場)
- 観光庁:5.タイ
訪日タイ人観光客インバウンドデータ集
データでわかる訪日タイ人観光客
タイ人は1人あたりGDPが6,000ドル弱で(世界94位)程度で、インバウンドが盛んな国の中ではそこまで経済力があるほうとは言えません。しかしながら、訪日タイ人は、そのあまり高くはない経済力に対してかなり高額の支出をしています。「豊かさ」を表すGDPを例にとって見てみましょう。
訪日タイ人の特徴・国民性・旅行スタイル
2013年のビザ発給要件緩和以降、円安効果とバーツ高効果もあり、近年急激にインバウンド消費において存在感を放つ訪日タイ人観光客。中国や台湾をはじめとした訪日ブームが加速している東南アジアの中でも、成長率が最も著しい国の一つです。タイは熱帯に位置しているため、年間を通じて気温が30℃ぐらいが平均です。
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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