インバウンドが本格再開するなか、AirXは8月23日、ヘリコプターを使った斬新な移動プランを発表しました。これにより既存の移動手段だと150分かかる成田空港〜箱根間を、1時間もかからずに富士山付近まで到着可能になったとのことです。
インバウンド客が日本到着後、すぐにヘリコプターで富士山までの日帰り旅行が可能となるなど、時間を有効活用することで訪日中のさまざまな可能性が広がりそうです。
【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】
「成田空港~東京都~富士山」をヘリコプター移動できるサービス開始

AirXは、ヘリコプターやプライベートジェットのほか、空飛ぶクルマなど次世代のエアモビリティの供給源となるインフラ構築を手がけています。
同社は8月23日、ヘリコプターを利用したふたつのプランを発表しました。
1. 成田空港~東京ヘリポートを約18分で移動

2022年10月に新型コロナウイルスの水際対策が緩和されて以降、成田空港発着の国際線が復活し、多くのインバウンド客が日本を訪れています。
いっぽう成田空港と東京都心を結ぶ交通手段は、混雑や渋滞の可能性がある電車やバス、タクシーのみ。東京駅を起点とした場合、最速でも1時間ほどかかります。
そこで、効率的かつ快適な移動を実現するためヘリコプターによる移動を提案。成田空港と東京ヘリポート(江東区新木場)を結ぶ「成田空港 直行便プラン」の販売を再開しました。成田空港~東京ヘリポートを、既存の移動手段では最速(同社調べ)となる約18分で移動できます。
フライトの料金は1機あたり、3人乗り機体で18万円(税込)、4人乗り機体で50万円(税込)です。

2. 新プランとの同時手配で、成田空港~富士山まで60分弱で到着
ふたつ目のプランは「ヘリコプターで箱根/忍野まで行く日帰りプラン」。成田空港と東京ヘリポート(江東区新木場)を結ぶ「成田空港 直行便プラン」を同時に手配することで、成田空港から富士山付近まで60分弱で到着が可能となります。
地上交通の場合は約150分を要する成田~箱根間の移動を、ヘリコプター移動により1時間以上短縮できる計算です。

成田空港に到着した後の荷物は都内ホテルまで別送できるため、手ぶらで観光ができ、効率的かつ快適な旅行を求めるインバウンド客の需要に応えられるということです。
「ヘリコプターで箱根/忍野まで行く日帰りプラン」の1機あたり料金は、3人乗り機体が50万円(税込)、4人乗り機体が85万円(税込)となっています。
インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
<参照>
株式会社AirX:AirX、成田空港発、ヘリコプターを利用した二次交通が大幅に拡大!
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!