国連世界観光機関(UN Tourism)は1月20日、世界観光指標(World Tourism Barometer) 2025年1月号に関する資料を発表しました。
同資料では、2024年の国際観光客到着数が、コロナ禍前と同水準まで回復したことが明らかに。さらに、観光による輸出は1兆9,000億米ドルに到達し、過去最高を記録したことがわかりました。
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国際観光客到着数は14億人、コロナ禍前と同水準に
国連世界観光機関(UN Tourism)の世界観光指標によると、2024年の国際観光客到着数は推定約14億人で、コロナ禍前2019年水準の99%まで回復しています。
特に中東とアフリカの回復は堅調で、コロナ禍前と比較して国際観光客到着数が中東は32%、アフリカは7%増加しました。
世界最大のデスティネーションであるヨーロッパでは、2019年比1%増加の7億4,700万人の到着者数となりました。強い域内需要に支えられたことが背景だとしています。
一方でアジア・太平洋地域は、到着者数がコロナ禍前の87%にとどまりました。しかし2023年からは7,800万人増加しており、回復が進んでいることがわかります。
関連記事:国際観光客数、コロナ前の96%まで回復(国連世界観光機関)
観光による輸出、過去最高の1兆9,000億米ドルに到達
観光による輸出については、過去最高の1兆9,000億米ドルに到達しました。
到着者1人当たりの平均支出を見ると、2020年と2021年では約1,400米ドルでしたが、2024年は約1,100米ドルと推定され、徐々にコロナ禍前の水準に戻りつつあるようです。
しかし、コロナ前の水準(約1,000米ドル)は上回っており、個人の支出に関してはコロナ禍の影響が残っていると推測されます。
関連記事:UNWTO、観光業は「完全回復へ」とするも課題ありと指摘
2025年の到着者数は前年比3%〜5%の増加予想
2025年はアジア・太平洋地域が引き続き回復し続ける見通しで、アジア・太平洋以外の地域でも堅調な伸びが見込まれると仮定すれば、国際観光客到着者数は2024年比で3%〜5%の増加が予想されます。
2024年も好調に推移してきた中で、2025年の観光業界はさらなる成長を遂げると期待されています。
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<参照>
UNツーリズム:国連世界観光機関(UN Tourism)世界観光指標(World Tourism Barometer) 2025年1月号について
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