訪日ラボ運営会社の株式会社movが、「口コミコム 」の分析機能を用いて業界別や企業の調査レポートを紹介する本連載(連載はこちら)。
今回は、紳士靴を販売する靴小売チェーン3ブランドに寄せられた口コミを調査しました。
「ブランド別の平均評価(★の数)」や「キーワード分析」に加え、口コミコムの外国語口コミ分析を用いた「各ブランドの口コミにおける外国語比率と言語内訳」についても分析しています。
業界動向の把握や自店舗の口コミ対策に、ぜひ本レポートをご活用ください。
調査結果(抜粋)
本調査は、紳士靴を販売する靴小売チェーン3ブランドに寄せられた口コミ893件を対象に行いました。
- REGAL(株式会社リーガルコーポレーション):147店舗
- ビルケンシュトック(株式会社ベネクシー):11店舗
- 銀座ヨシノヤ(株式会社銀座ヨシノヤ):10店舗
ここからは、調査結果の一部を抜粋してお伝えします。調査の全容をご覧になりたい方は、レポートをダウンロードしてご確認ください。
1店舗あたりの口コミ数が最も多いのは「ビルケンシュトック」、平均評価が最も高いのは「銀座ヨシノヤ」

こちらの散布図では、調査対象3ブランドの「1店舗あたりの口コミ数」「平均評価(★の数)」を算出しています。
1店舗あたりの口コミ数が最も多いブランドは「ビルケンシュトック」で17.1件、平均評価(★の数)が最も高いブランドは「銀座ヨシノヤ」で★4.60でした。
「REGAL」「銀座ヨシノヤ」ではキーワード「接客」のポジティブ率が高い結果に

こちらの表では、調査対象3ブランドにおける「接客」「商品」「サービス」「価格」に関連するキーワードに焦点を当て、各キーワードの「1店舗あたりの使用回数」「ポジティブな文脈で使用されている割合」の違いを調査しています。
< キーワード:接客 >
「REGAL」「銀座ヨシノヤ」ではキーワード「接客」のポジティブ率が高くなっています。ポジティブな口コミを見てみると、丁寧な接客と、商品に対する知識の豊富さに満足する声が多く見られ、重要な評価のポイントとなっていることがうかがえます。
< キーワード:価格 >
「REGAL」ではキーワード「価格」のポジティブ率が「ビルケンシュトック」よりも高い結果となりました。実際の口コミでは「価格に見合った品質の高さ」に満足する声が多く寄せられていました。
レポートでは他にも、「評価(★の数)の内訳」「外国語口コミの言語割合」について分析しています。ぜひダウンロードしてご確認ください。
日本語評価と外国語評価の差が最も大きいのは「ビルケンシュトック」

こちらのグラフでは、調査対象3ブランドの「日本語口コミの平均評価」と「外国語口コミの平均評価」を算出しています。
3ブランドすべてにおいて、外国語評価が日本語評価を上回る結果となりました。評価の差が最も大きいのは「ビルケンシュトック」で、外国語評価の方が0.76pt高くなっています。
ビルケンシュトックの外国語口コミの6割は「英語」

こちらのグラフは、調査対象3ブランドの「外国語口コミの言語割合」を示しています。
外国語口コミ比率が他ブランドよりも高い「ビルケンシュトック」では、「英語」の割合が最も大きく63.3%、次いで「中国語(繁体字)」が21.7%となっています。
本レポートに関するお問い合わせ:kcom_report_request@mov.am
調査の概要
- 口コミ分析対象期間:2024年10月1日〜2025年8月31日
- 対象サイト:Googleマップ
- 口コミ取得数:893件