航空・空港はどうやってAirbnbをインバウンドに活用すべきなのか？
Airbnb（エアビーアンドビー）は、世界最大手の民泊仲介サイトです。ログハウスやビーチハウス、古民家をはじめ、さまざまな宿泊施設を掲載しています。
民泊とは、旅館やホテルのような宿泊施設ではなく、一般の民家や別荘に宿泊することです。もともとは海外で人気となっていた宿泊方法でしたが、シェアリングエコノミーの認知拡大とともに、日本国内でも話題となっています。 2014年にAirbnbが本格的に日本市場に参入したため、近年では日本においても民泊経営が一般化しており、インバウンド客の利用も増加しています。
Airbnbは、航空会社や空港におけるインバウンド対策にも活用できます。 飛行機と宿泊施設は、いずれも訪日旅行をする外国人にとって必須です。それぞれ旅行体験と密接に関わっている要素であるため、連携することで新たな旅行体験を提供できるでしょう。
そんな航空会社や空港では、どうやってAirbnbをインバウンドに活用すべきなのでしょうか？以下では、航空会社や空港でAirbnbを活用した事例を紹介します。
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Googleマップでの集客ツール「口コミコム」を詳しく見る >「全日本空輸株式会社（ANA）&Peach Aviation 株式会社」のAirbnb活用事例
▲Airbnb×全日本空輸株式会社（ANA）&Peach Aviation 株式会社：Airbnbプレスリリース
2017年、全日本空輸は、航空会社のPeach Aviation、Airbnbとパートナーシップを締結しました。Airbnbが日本国内ｎの航空会社とパートナーシップを締結するのは、全日本空輸がはじめてです。 3社の提携は、顧客に新たな旅行体験を提供するためのものです。日本の価値に重点を置いた全日本空輸、低価格かつ気軽な旅を提供するPeach Aviation、新たな宿泊体験「民泊」にフォーカスしたAirbnbによってシナジーを発生させるねらいがあります。
全日本空輸とPeach Aviationは、それぞれAirbnbとの提携に際して、新たな旅行スタイルを呼びかけるための施策を講じています。全日本空輸は、特設サイト経由でAirbnbを予約した顧客に対して、宿泊代金に応じたマイルを付与するキャンペーンを実施したほか、5つのテーマを設定してユニークな宿泊施設を紹介しました。
また、Peach Aviationは、個人が提案する旅行スタイルの紹介をしたうえで、Airbnbで利用できるクーポンを配信しています。
「全日本空輸株式会社（ANA）&大分県」のAirbnb活用事例
2018年、全日本空輸とAirbnbは、大分県の魅力を発信することについての覚書を締結しました。官公庁の宿泊旅行統計調査において、インバウンド客の前年比伸び率が国内首位となった大分県の観光振興を推進するための施策です。
両者は、大分県の地域文化、自然をはじめとする観光資源を活用して、インバウンド客の来訪を促進するとともに、民泊・航空サービスの利用拡大をねらいとしています。提携内容には、農村民泊やその他の体験プログラムに関する情報発信、大分県の特色を活かした誘客キャンペーンの実施などが盛り込まれました。
具体的な取り組みとして、農村民泊家庭を対象としたAirbnb登録セミナー、写真撮影をはじめとする登録支援、ANAマイレージクラブ会員へのプロモーション、Airbnb内にて体験プログラムの掲載などを実施しました。
大分県の事例のように、航空会社や空港だけでなく、地方自治体を巻き込んだAirbnbの活用事例も生まれています。
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