テーマパーク・観光施設はどうやってアソビューをインバウンドに活用すべきなのか?
アソビューとは、2011年に東京で創業した「アソビュー株式会社」が提供しているサービスです。
日本全国で提供されている体験やアクティビティを予約したり、提供している事業者が予約を管理したり、レビューを投稿したりといったサービスを提供しています。
予約できる体験やアクティビティは、動物園や水族館といった観光施設や、体験活動など多岐に渡ります。2021年3月時点の掲載数は21,812件で、ジャンル数は468種類にも上り種類の豊富さが特徴です。 またレビューも33万6,000件以上投稿されており、ユーザーが実際に体験した人のレビューを見て予約するか否かを判断できます。
JTBやYahoo! JAPANとも連携しており、各サービスを利用する多くのユーザーに対して施設や提供しているサービスのアピールにも有効的です。また英語や韓国語、中国語などの言語にも対応しているため、インバウンド需要の取り込みにも期待が高まります。
本記事では、アソビューに掲載されている情報の中でも、テーマパークや観光施設に関する事例を紹介します。
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Googleマップでの集客ツール「口コミコム」を詳しく見る >「国立科学博物館」のアソビュー活用事例
1つ目の事例として紹介するのは、「国立科学博物館」です。 国立科学博物館は、国内で唯一自然史・科学技術史についての展示がなされている博物館です。
その歴史は古く、1877年に設立され、日本で最後の博物館のひとつとしても知られています。その展示の特徴や歴史の長さから、日本でも入場者ランキング1位になっており、2019年の1年間で約260万人が入館しました。
2020年2月にアソビューでは、国立科学博物館のチケットの取扱いを開始したことを発表しました。これまで入場の際には現地の窓口でチケットを購入しなければなりませんでしたが、人気の博物館とあって、繁忙期には待ち時間が発生することも少なくありませんでした。
そこでアソビューでチケットを取り扱うことで、事前にチケットを購入できるようになります。さらに購入したチケットは、事前に印刷したり、当日カウンターで引き換えたりする必要がなく、QRコードを表示させてそのまま入場できます。
これにより入場希望者の待ち時間が削減できるのみならず、スタッフの業務効率化にもつながりました。
「新宿御苑」のアソビュー活用事例
東京都新宿にある「新宿御苑」でも、2019年11月よりアソビューにおける入園券の事前購入を開始しました。
購入できるのは一般入園券です。新宿御苑も国立科学博物館同様、時期によっては多く入園客がおり、入園券を購入するのに待ち時間が発生することもありました。
また2013年から入園者は増加傾向にあり、2018年の約230万の入園者のうち半数を訪日外国人観光客が占めています。チケットを事前に購入できるようになることで、入園券購入窓口の混雑の軽減はもちろん、混雑が軽減されることで窓口業務の業務効率化や人件費の削減につながります。
また外国人観光客にとってキャッシュレスで会計が済むこともメリットです。国も2025年までにキャッシュレス決済比率を40%にまで引き上げることを目標に掲げており、全国の観光地では続々とキャッシュレス決済の導入が進んでいます。
加えて、アソビューを通して購入することで、これまでは把握できなかった入園者の性別や年齢といったデータも収集できるようになりました。
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