民泊はどうやってfliggyをインバウンドに活用すべきなのか？
Booking.comは、1996年にオランダのアムステルダムで創業したOTA（オンライントラベルエージェント）で、現在では世界最大のOTAとして事業を展開しています。主なサービスとしては宿泊施設の予約を提供しており、2016年には日本の楽天トラベルと海外ホテル分野において業務提携を結び、それぞれの在庫を共有しています。宿泊施設はビジネスホテル、リゾートホテル、旅館、民泊など多岐に渡り、その数は2019年時点で2,900万件を超えていることが特徴です。掲載している国も世界227の国と地域と非常に多く、世界中の旅行需要をカバ―しているといえます。また各宿泊施設のページには口コミを投稿できる機能も備わっており、ユーザーが宿泊施設を選ぶ際に重要なポイントとして役立っています。口コミ投稿件数に関しては、できるだけ正確な情報を掲載できるよう、実際に宿泊したユーザーから投稿された24か月以内の口コミが表示されるようになっていることも注目すべき点です。またユーザーから高い評価を得た宿泊施設には「Award of Excellence」を贈るなど、表彰制度も導入されています。本記事ではBooking.comの中でも民泊の活用事例について紹介します。
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Googleマップでの集客ツール「口コミコム」を詳しく見る >民泊事業会社の「楽天LIFULL STAY株式会社」のBooking.com活用事例
▲Booking.com×楽天LIFULL STAY株式会社：Booking.com公式サイトより
2017年12月、Booking.comは「楽天LIFULL STAY」と業務提携しました。
楽天LIFULL STAYは楽天グループの中でも民泊事業を取り扱う企業です。業務提携したことによって、楽天からローンチされる「Vacation STAY」に掲載される日本国内の民泊施設をBooking.comに提供します。 楽天LIFULL STAYでは業務提携を受け、取扱施設の増加に向けて動いており、同時にBooking.com以外の宿泊予約事業社とも業務提携を進めています。
Booking.comに日本国内の民泊施設が掲載されることで、これまでホテルやビジネスホテルの掲載がメインだったサイトに民泊という新しい選択肢が増えることになりました。
Booking.comのユーザーは世界中におり、訪日外国人観光客が日本旅行を計画する際にも宿泊施設を予約する際に多くの人が活用しています。旅行客に新しい選択肢を提供するとともに、二社が共同してマーケティングを実施することで、日本での民泊市場の拡大に期待が高まります。
民泊・体験運営サービス「NOMAD」のBooking.com活用事例
▲Traveller Review Awards 2021：NOMADニュース
Booking.comでは、ユーザーから寄せられた口コミスコアの高かった施設やサービスのホスピタリティを評価する「Traveller Review Awards」を選出、表彰しています。2021年は1月に表彰施設が発表され、日本では1万3,860件の施設や企業が受賞しました。Traveller Review Awards選出の条件について、Booking.comでは、平均口コミスコアが8以上であることと、3件以上の口コミが投稿されていることを挙げています。受賞することで施設に掲示できるアワードばっっじやステッカーがもらえるため、施設ではこれらを掲示することでユーザーからの評価が高い施設であることを顧客にアピールできます。有名ホテルチェーンであればネームバリューで宿泊施設を選ぶ人も少なくありません。しかし民泊のように個人が経営している宿泊施設では、Traveller Review Awardsの受賞は新規顧客の獲得のために有効だといえます。
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