レストラン・カフェはどうやってBooking.comをインバウンドに活用すべきなのか?
Booking.comは、1996年にオランダのアムステルダムで創業したOTA(オンライントラベルエージェント)で、現在では世界最大のOTAとして事業を展開しています。 主なサービスとしては宿泊施設の予約を提供しており、2016年には日本の楽天トラベルと海外ホテル分野において業務提携を結び、それぞれの在庫を共有しています。
宿泊施設はビジネスホテル、リゾートホテル、旅館、民泊など多岐に渡り、その数は2019年時点で2,900万件を超えていることが特徴です。掲載している国も世界227の国と地域と非常に多く、世界中の旅行需要をカバ―しているといえます。
また、各宿泊施設のページには口コミを投稿できる機能も備わっており、ユーザーが宿泊施設を選ぶ際に重要なポイントとして役立っています。口コミ投稿件数に関しては、できるだけ正確な情報を掲載できるよう、実際に宿泊したユーザーから投稿された24か月以内の口コミが表示されるようになっていることも注目すべき点です。
また、ユーザーから高い評価を得た宿泊施設には「Award of Excellence」を贈るなど、表彰制度も導入されています。本記事ではBooking.comの中でもレストランやカフェについての事例を紹介します。
Googleマップによる集客、うまく活用できていますか?
Googleマップでの集客ツール「口コミコム」を詳しく見る >「お寿司が美味しい日本の都市」のBooking.com活用事例
Booking.comでは、宿泊施設の検索意外にあらゆる観光スポットやその場所にまつわる情報を記事として公開しています。
その中に日本でお寿司を食べるのにおすすめの都市を紹介している記事があります。記事内で紹介されているのは、東京都、石川県、福井県、福岡県、北海道の5都道県です。それぞれの都市の項目では、それぞれの都市でどういったお寿司が食べられるのか、またこの都市がなぜおすすめなのかについて詳しく記載されています。 さらに都市ごとにおすすめのお店についても具体的に名前を挙げて紹介しています。
日本といえば「寿司」と食事を楽しみに訪日する外国人観光客も多い中、たくさんある寿司屋の中でどのお店を訪れるべきか悩む観光客に寄り添った情報提供とも言えます。さらに各項目の最後には、おすすめの宿泊施設について紹介してあることも特徴のひとつです。 各ホテルの名前はリンク化されており、クリックすることで各宿泊施設のページに飛べ、そのまま予約まで進めます。観光情報とその場所に観光するのに便利な宿泊施設の情報を一度に入手できる記事といえます。
表参道「Booking.com Cafe」のBooking.com活用事例
またBooking.comでは、東京都表参道に「Booking.com Cafe」というカフェをオープンさせました。
このカフェは、世界各国の宿は期先を取り扱うBooking.comの特徴を活かして、世界のグルメを楽しみながら次の旅行先を計画できるというコンセプトのもと運営されました。2018年6月14日から24日の期間限定で営業されたこのカフェでは、先着1万名に来場者特典として1万2,000円以上の宿泊予約に利用できる3,000円分のクーポンを配布することでBooking.comの利用促進を図っています。提供している料理は、日本人の旅行先としての人気も高いアメリカ、タイ、イタリア、スペイン、中国、ハワイなどの国の料理です。
このレストラン企画が立ち上がったのも、日本人は他国の人と比較して飲食物が美味しい場所を選ぶ傾向にあるということが背景にあります。旅行において「食」を重要視するユーザーが多いことから、その「食」を通して次の旅先を楽しみながら選んでもらうことで旅行促進になると考えられます。
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