電車・鉄道はどうやってKLOOKをインバウンドに活用すべきなのか?
「KLOOK(クルック)」は、香港のKlook Travel Technology Limitedが運営する旅行体験予約プラットフォームです。 2014年にサービスを開始し、現在ではその規模はアジア最大級です。KLOOKは世界中のアクティビティを10万件以上掲載しており、投稿された口コミは500万件以上にのぼります(記事執筆時点)。
他プラットフォームが同じアクティビティをより安く提供していた場合に差額を返金する「ベストプライス保証」や、掲載されているアクティビティの90%が即時予約可能であることなどが特徴です。 近年のインバウンドは、中国や韓国などの東アジアをはじめとしたアジア圏からの訪日外国人観光客が約8割を占めています。KLOOKは特にアジアで知名度が高いため、そういったアジア圏からの訪日外国人観光客を取り込むのに効果的です。
KLOOKは体験予約に特化したプラットフォームですが、電車など交通機関の予約にも対応しています。 KLOOKに施設を登録することで電車などの交通機関においても集客が期待できるでしょう。ここでは、電車などの交通機関でKLOOKを活用している事例を紹介します。
Googleマップによる集客、うまく活用できていますか?
Googleマップでの集客ツール「口コミコム」を詳しく見る >「JR西日本」のKLOOK活用事例
2019年、JR西日本はKLOOKと提携し、タイ、ベトナム、フィリピンなどの東南アジアを中心とした訪日外国人観光客の誘客を目的としたプロモーションを実施しました。 「Explore West Japan」というキャンペーンで、訪日外国人観光客向けの鉄道パス「JR-WEST RAIL PASS(電子チケット方式)」、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」1日パス、あべのハルカス入場券、その他西日本エリアの各種観光素材をセットにしてKLOOK上で販売しました。
キャンペーン期間中は通常より10%割引の価格で提供し、キャンペーン告知には有名インスタグラマーを起用したソーシャルメディア展開、アジア各国で開催する旅行イベントでの告知などを展開しました。 アジアに強いKLOOKを効果的に活用し東南アジア向けの誘客プロモーションを行った例といえます。
小田急電鉄のKLOOK活用事例
小田急電鉄は、KLOOKを活用して訪日外国人観光客の集客を行っています。 掲載しているのは、箱根エリアの8つの交通機関で自由に乗り降りができる共通パス「新宿発・箱根フリーパス」です。箱根登山電車、箱根登山ケーブルカー、箱根登山バス、小田急箱根高速バスなどが乗り放題になります。
KLOOKでは2日間有効のパスと3日間有効のパスの2種類を販売しています。 KLOOK上での評価は5点満点中4.8点と非常に高く、口コミは現在までで5,702件投稿されています(記事執筆時点)。「お金と時間を節約できた」「東京との往復料金も含まれていて便利」「チケットを買うために並ぶ必要がなかった」などのコメントが見られ、パスの利便性が訪日外国人観光客から高く評価されていることがうかがえます。
KLOOKを利用している訪日外国人観光客は、予定しているアクティビティの予約の多くをKLOOK上で済ませている人もいると予想されます。鉄道などの交通機関もKLOOKに登録しておくことで、同時に予約してもらえる可能性が高まるかもしれません。
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