温泉・スパリゾートはどうやってるるぶをインバウンドに活用すべきなのか?
「るるぶ」は日本の大手旅行代理店であるJTBが発行している旅行雑誌で、全国観光地やエリアごとに旅行ガイドブックが発行されています。
現在では「るるぶトラベル」としてインターネット上から自分で宿泊施設や新幹線や航空券などを予約できる旅行予約サイトも運営されており、日本のOTA(オンライントラベルエージェント)の代表的なブランドになりました。
運営会社のJTBがもつ旅行代理店としてのネットワークが生かされており、全国18,000軒以上の宿泊施設と提携しています。
また、JTBは「JAPANiCAN」と呼ばれるインバウンド向けのOTAサイトも運営しており、るるぶトラベルに掲載されている宿泊施設が英語や中国語といった言語にも対応しています。
2020年には世界各国で利用されてい宿泊予約プラットフォームである「Agoda」と業務提携を開始し、マーケティングの最適化やAIを用いた機械学習といった点でAgodaの技術をるるぶトラベルなどに反映し、よりユーザーにとって使いやすいサイトとして生まれ変わりました。
本記事では温泉施設やスパリゾートがるるぶを活用し、どのようにインバウンド需要を獲得しているかについて紹介します。
Googleマップによる集客、うまく活用できていますか?
Googleマップでの集客ツール「口コミコム」を詳しく見る >ゲストハウス「知床夕陽のあたる家 ONSEN HOSTEL」のるるぶ活用事例
「知床夕陽のあたる家 ONSEN HOSTEL」は北海道の知床にあるゲストハウスで、温泉を売りとしています。
このゲストハウスは、インバウンド向けるるぶともいえる「JAPANiCAN」に中国語や英語などの多言語で情報を掲載しています。 このサイトはJTBが運営しているため、るるぶで培ったマーケティング戦略がインバウンド向けに生かされています。 JAPANiCANに掲載されている「知床夕陽のあたる家 ONSEN HOSTEL」の情報は多岐にわたっており、提供されているアメニティや設備、バリアフリーの対応状況などが示されています。
JAPANiCANで予約しようとするインバウンドは、他のユーザーから投稿された口コミと点数も確認できます。 また、「知床夕陽のあたる家 ONSEN HOSTEL」は50枚以上の画像を掲載しており、綺麗で開放感のある客室やキッチン、大浴場の様子を伝えることができています。
これらの機能と「知床夕陽のあたる家 ONSEN HOSTEL」のような使い方はインバウンド需要を獲得する上で大きなメリットを発揮するでしょう。
福井県「あわら温泉 清風荘」のるるぶ活用事例
清風荘は福井県のあわら温泉に所在する温泉ホテルで、北陸で最大級の庭園露天風呂を保有しています。 客室にも露天風呂を備えたものが多く、北陸の海産物を使った懐石料理などを一緒に楽しむことができます。
清風荘はるるぶトラベルに情報を掲載しており、宿泊予約を受け付けています。 るるぶトラベルには現時点で400件ほどの口コミが投稿されており、平均点数は5点満点中4.2点と高得点になっています。 最安値プランなどがページの上部に表示されていて、ユーザーが予算や求める客室のグレードに合わせてスムーズに予約できる導線が確保されています。
掲載されている情報として、インターネットや冷蔵庫などの設備、アメニティの詳細が記載されているだけではなく、バリアフリーや英語対応の状況を示しています。 公式のホームページも英語や中国語に対応しており、るるぶトラベルでも英語対応が明示されていることから、インバウンドにも対応した宿泊施設といえます。
露天風呂や客室、レストランの様子を画像で50枚ほど投稿しており、これらの写真から視覚的にどのようなホテルであるのかを判断しやすくなっています。
るるぶトラベルの機能と清風荘のような使い方は、国内旅行客だけでなくインバウンドに対しても一定程度の訴求力を持っていると考えられ、インバウンド集客を考えるうえで参考となる事例でしょう。
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