アパレル・アウトレットモールはどうやって大衆点評をインバウンドに活用すべきなのか?
大衆点評(たいしゅうてんぴょう/ダージョンディエンピン)とは中国で最大規模を誇る口コミサイトで、世界中の店舗情報と消費者によるレビューを掲載する口コミ投稿サイトです。 口コミが非常に重要視される中国ですが、大衆点評は2003年4月に中国の美団点評社によりサービスが開始されました。
大衆点評は、レストラン、ショッピング、エンタメ、ホテル、サロン、クリニックなどさまざまな業種を掲載しています。 ユーザー数6億人、日次アクティブユーザー数が5,000万人以上を誇る大衆点評は、訪日外国人旅行客数トップの中国人にとって非常に重要なツールであるといえます。
大衆点評は、アパレルやアウトレットモールにおける集客にも活用できます。 2014年頃、訪日中国人による「爆買い」が話題になったように、旅行先でのショッピングもインバウンド客のニーズの1つです。とくに日本でしか購入できない商品や、日本ならではのコト消費を提供する店舗は、多言語MEOの効果を得やすいでしょう。
訪日外国人から人気となっている日本でのショッピングですが、アパレル・アウトレットモールはどうやって大衆点評をインバウンドに活用すべきなのでしょうか? アパレル・アウトレットモールで大衆点評を活用した事例を紹介いたします。
Googleマップによる集客、うまく活用できていますか?
Googleマップでの集客ツール「口コミコム」を詳しく見る >着物レンタル店「桜吹雪」の大衆点評活用事例
浅草の着物レンタル店「桜吹雪」は、2019年5月に大衆点評への掲載を開始しました。もともと同店のカメラマンが大衆点評を利用していたのが導入のきっかけです。導入後は月間売上が30%増となっており、3か月をめどに効果が出たそうです。
訪日外国人の多い立地であるため、ウォークインでの来店も多いものの、来店する顧客のうち、約半分は大衆店評経由での予約となっています。予約が増えた分、常駐の店舗スタッフ増員によって対応しています。 「桜吹雪」の強みは、リーズナブルな価格と高い着付け技術です。周辺には競合店舗が数多くありますが、同店の強みを活かして集客を成功させています。
同店のサービスは利用者からも高く評価されており、大衆点評内に寄せられた100件以上の口コミ、ユーザーが投稿した写真をもとに、新規顧客の獲得につながっています。実際に店舗を利用した顧客の写真や評価を拡散できる点も大衆点評のメリットです。
着物レンタル店「和」の大衆点評活用事例
大阪市の着物レンタル店「和」は、2018年10月に大衆点評への掲載を開始しました。掲載のきっかけは、訪日中国人が大手ラーメンチェーンの「一蘭」を検索しているのを見たためです。2018年9月のオープン以来、集客に苦慮していたところ、インバウンド対策の一環として大衆点評に注目しました。大衆点評の導入後は、1日あたり平均で3~4名程度の来店があり、中国人観光客のみを対象とした月間売上は約60万円にのぼります。
同店は、大衆点評における口コミマーケティングにも力を入れており、来店した顧客に口コミを投稿してもらえるよう、積極的に声をかけています。口コミによって集客力を拡大した同店は、導入から約半年後には過去最多の来店数を記録しています。
また、訪日外国人をターゲティングするうえで、日本らしいサービスの提供を目指している点も特徴的です。東京オリンピック誘致によって、世界的に知られることとなった「おもてなし」を意識した接客は、外国人から評価されている要因です。
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