居酒屋・バー・ナイトライフはどうやって大衆点評をインバウンドに活用すべきなのか?
大衆点評(たいしゅうてんぴょう/ダージョンディエンピン)とは中国で最大規模を誇る口コミサイトで、世界中の店舗情報と消費者によるレビューを掲載する口コミ投稿サイトです。 口コミが非常に重要視される中国ですが、大衆点評は2003年4月に中国の美団点評社によりサービスが開始されました。
大衆点評はグルメの情報にとどまらず、レストラン、ショッピング、エンタメ、ホテル、サロン、クリニックなどさまざまな業種を掲載しています。 ユーザー数6億人、日次アクティブユーザー数が5,000万人以上を誇る大衆点評は、訪日外国人旅行客数トップの中国人にとって非常に重要なツールであるといえます。
世界的にも著名な「ミシュランガイド」のレストラン・ホテルガイドにおいて、最も多くの星を獲得している都市が東京です。 このように、日本は美食の国として海外から認知されていると言っても過言ではありません。他にも日本には訪日外国人に人気なロボットレストランや寿司職人体験ができるお寿司屋など変わった体験ができるレストランも多く、食だけではなく体験もできるということから、訪日外国人から大変人気を得ています。
そんな訪日外国人から期待をされている日本の食事ですが、居酒屋・バー・ナイトライフ業界ではどうやって大衆点評をインバウンドに活用すべきなのでしょうか? 居酒屋・バー・ナイトライフで大衆点評を活用した事例を紹介いたします。
Googleマップによる集客、うまく活用できていますか?
Googleマップでの集客ツール「口コミコム」を詳しく見る >居酒屋「ばんしゃく家」の大衆点評活用事例
居酒屋の「ばんしゃく家」では、大衆点評を全く知らなかったそうですが、導入前の丁寧な説明と中国ビジネスに興味があったこともあり導入を決めました。 大衆点評は中国人観光者の利用率トップに加え、マップや予約機能などが付いているため、大衆点評さえあれば十分だと思い、今のところ他のサービスを導入する予定は無いといいます。 立地的に元々海外のお客様に人気のエリアということもあり、観光客の来店数でいうと大衆点評の導入の前後であまり変化が無いといいます。 一方で大衆点評のクーポン利用数は、11月は84件、12月は72件、1月はすでに45件ものクーポンを利用しており、非常に良い結果が出ています。 加えて、大衆点評の口コミによってお店の信頼度が上がったといいます。 例えば同じようなお店が並んでいたとして、一方が口コミなし、もう一方は口コミ有りの場合、口コミによってお店の雰囲気や金額感など様々な情報が得られ、安心できるがゆえに、中国人観光客からは口コミのあるお店が選ばれます。 ばんしゃく家によると、中国人の方はどんな天気であろうと来店するため、日本の滞在期間は大体1週間ほどで、出来る限り日本を満喫しようとします。 また、値段を一切気にしない方が多く来店客からは、「ここで一番おいしいものを食べたい」「一番高いものを出してほしい」などと言われるため、中国人の来客によって高単価の売り上げを実現しています。
海鮮居酒屋を運営する「株式会社大庄」の大衆点評活用事例
海鮮居酒屋「大庄水産」や「庄や」を運営する株式会社大庄は、2019年より大衆点評の「ウォークインチケットサービス」(事前決済型のコース販売)を中国人訪日客の多い4店舗で導入しています。
これに伴い中国人訪日客の利便性を高めるため、同年1月16日より中国のQRコード決済「Alipay(アリペイ)」と「WeChatPay(ウィーチャットペイ/微信支付)」を、10店舗で追加導入しました。
2018年にはWeChatPayを30店舗で新規導入しており、40店舗で利用を可能としています。事前決済型のサービスであるため、料金の支払い時に生じるトラブルが減少すると考えられます。 ユーザー数が6億人、日次アクティブユーザーが5,000万人の大衆点評の導入によって、大庄グループの導入店舗では訪日中国人客の利用が多く見込めそうです。
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