旅館、民宿はどうやって大衆点評をインバウンドに活用すべきなのか?
大衆点評(たいしゅうてんぴょう/ダージョンディエンピン)とは、中国で最大規模を誇る口コミサイトで、世界中の店舗情報と消費者によるレビューを掲載する口コミ投稿サイトです。 口コミが非常に重要視される中国ですが、大衆点評は2003年4月に中国の美団点評社によりサービスが開始されました。 大衆点評は、レストラン、ショッピング、エンタメ、ホテル、サロン、クリニックなどさまざまな業種を掲載しています。
ユーザー数6億人、日次アクティブユーザー数が5,000万人以上を誇る大衆点評は、訪日外国人旅行客数トップの中国人にとって非常に重要なツールであるといえます。 大衆点評は、旅館や民宿におけるインバウンド対策にも活用できます。 とくに和風の内装を施している昔ながらの日本の宿は、外国人観光客から人気を博しています。 旅館や民宿ではどうやって大衆点評をインバウンドに活用しているのでしょうか?以下では、旅館や民宿で大衆点評を活用した事例を紹介いたします。
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Googleマップでの集客ツール「口コミコム」を詳しく見る >「アネックス勝太郎旅館」の大衆点評活用事例
東京都台東区に位置し、地下鉄千駄木駅から徒歩2分のアネックス勝太郎旅館は、アクセスが魅力の施設です。 旅館の周辺には、徒歩3分で谷中商店街があるほか、車で約2km行けば上野公園もあり、宿泊者は周辺の観光を楽しむことができます。館内は、日本ならではの伝統的な畳の和室となっており、総部屋数も17室のため、ゆったりと時間を過ごすことができます。
またwifiやランドリーサービスも展開されているため、宿泊者は快適に滞在できます。 この店舗は、大衆点評を利用して、中国人観光客向けに情報発信を行っています。2021年9月時点での口コミ件数は28件、評価は、サービス・施設・場所・衛生のいずれも4.6(5点満点)と、高い人気を博しています。 具体的な口コミには「成田空港からのアクセスがよい」「宿がきれいで静かに過ごせる」「地下鉄に近く、周辺にはスーパーや居酒屋もある。周辺を歩いて風景を見て、観光地気分を味わうこともできる」など、アクセスの良さや周辺環境について触れる口コミが多い傾向にあります。
訪日中国人は、あらかじめ口コミを確認し、どこを訪れるか決定する傾向にあります。宿泊施設においても、口コミは意思決定の重要な要素になります。事業者は大衆点評への情報を掲載し、訪れた観光客に評価を投稿してもらうことで、集客効果が見込めそうです。
「カオサンワールド浅草旅館&ホステル」の大衆点評活用事例
「日本で一番安くて快適なホテルチェーン」を謳うカオサングループは、カオサンワールド浅草旅館&ホステルを運営しています。 旅館からは、地下鉄田原町駅、つくばエクスプレス浅草駅に加え、浅草寺や雷門などの観光名所へも徒歩で移動できます。
館内は、3名向け・4名向け・5名向け・6名向けそれぞれの個室に加え、ドミトリールームには8人および10人の宿泊ができます。大人数のグループでも問題なく宿泊できそうです。また共有設備としては、インターネットやコインランドリーのほか、調理器具や家電を備えたキッチンもあり、宿泊者は料理も楽しめます。
大衆点評における現時点での口コミ件数は18件寄せられており、具体的な内容としては「浅草寺に近い。周辺のドラッグストアはショッピングモールも充実している」「コストパフォーマンスが非常に高い」「設備が整っている」など、アクセスの良さや周辺環境について触れる口コミが多い傾向にあります。 カオサングループは、公式サイトでも情報を発信してはいますが、大衆点評に情報を掲載することで、訪日中国人に対し、より有効にアプローチできているものと見受けられます。
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