電車・鉄道はどうやって大衆点評をインバウンドに活用すべきなのか?
大衆点評(たいしゅうてんぴょう/ダージョンディエンピン)とは中国で最大規模を誇る口コミサイトで、世界中の店舗情報と消費者によるレビューを掲載する口コミ投稿サイトです。 口コミが非常に重要視される中国ですが、大衆点評は2003年4月に中国の美団点評社によりサービスが開始されました。 大衆点評は、レストラン、ショッピング、エンタメ、ホテル、サロン、クリニックなどさまざまな業種を掲載しています。 ユーザー数6億人、日次アクティブユーザー数が5,000万人以上を誇る大衆点評は、訪日外国人旅行客数トップの中国人にとって非常に重要なツールであるといえます。 大衆点評は、電鉄会社におけるインバウンド対策にも活用できます。 電車や鉄道は、訪日外国人が旅ナカに利用する移動手段です。とくに訪日外国人から人気のあるエリアをカバーしている電鉄会社は、大衆点評をはじめ、外国人向けの情報サイトに掲載することでインバウンド集客を実現できるでしょう。そんな訪日外国人も利用する電車や鉄道ですが、電鉄会社ではどうやって大衆点評をインバウンドに活用すべきなのでしょうか? 電鉄会社で大衆点評を活用した事例を紹介いたします。
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Googleマップでの集客ツール「口コミコム」を詳しく見る >「JR熊本駅」の大衆点評活用事例
JR熊本駅は、ゆるキャラ「くまモン」や熊本城の人気を活用したインバウンド対策に取り組んでいます。 大衆点評上にWebページを開設しており、平均評価は4.8、熊本のアトラクションリストでは5位となっています。熊本駅が大衆点評で高い評価を得ている理由は、積極的なインバウンド対策への取り組みです。
阿蘇くまもと空港や熊本市をはじめとする県北4市町における無料シャトルバスの運行、訪日外国人専用のICカード乗車券「スゴモンパス」の発行など、訪日外国人が周遊しやすい交通インフラの整備を進めています。
また、2021年度から2023年度をめどに実施を予定している「ようこそくまもと観光立県推進計画」の素案には、観光MaaSや多言語コールセンターの導入も盛り込まれています。大衆点評の利用とともに、訪日外国人向けにさまざまな施策を講じている熊本駅は、訪日観光の玄関口としてさらなる成長が見込まれています。
埼玉県「鉄道博物館」の大衆点評活用事例
埼玉県さいたま市の鉄道博物館は、2007年にJR東日本創立20周年を記念して開館した博物館です。2018年には南館のオープンおよび全体的なリニューアルを実施しており、より多彩な面をもった博物館に生まれ変わりました。
鉄道博物館は、大衆点評に施設情報を掲載しており、埼玉県の展示場リストで1位となっています。5点満点の評価のうち、平均点が4.9と非常に高く評価されている点も特徴的です。埼玉県内では氷川神社と並んで、訪日外国人から人気のスポットです。
また、鉄道博物館ではエントランスのコンシェルジュ配置、デジタル情報を活用したガイドの刷新など、訪日外国人向けの施策に取り組んでいます。訪日客が多く利用する英語、中国語、韓国語のほか、タイ語、フランス語、インドネシア語にも対応しています。インバウンド向けサービスの強化、多言語対応によってだれもが楽しめる博物館を実現しています。行き届いたサービスの提供は、大衆点評で好意的な口コミを多く獲得できている要因でもあります。
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