伝統工芸品はどうやってvoyaginをインバウンドに活用すべきなのか？
Voyaginとは、2021年に設立されたサービスで、楽天株式会社が運営しているOTA（オンライントラベルエージェント）です。
取り扱っている商品は、体験旅行やオプショナルツアーのオンライン予約を取り扱っており、掲載することで近年需要が増加している「コト消費」需要を取り込むことに期待が高まります。掲載されているツアーは観光客に一般的に提供されているものとは違い、現地の人がユニークなプランを提供している商品が多いことが特徴です。
これまでの団体ツアーや有名観光地を訪れるスタイルではなく、より現地の文化を体験したい観光客を取り込めます。また誰でもツアーやアクティビティーを掲載できるため、旅行業界や観光業界以外の日値が独自の視点で立てた面白いプランが掲載できます。
また予約は日本のユーザーのみならず、アジアやヨーロッパ、アメリカなど50か国に渡り、毎年訪日外国人観光客が多く訪れている国をターゲットとしていることも注目すべき点です。
またサイトは日本語だけでなく英語や中国語（簡体字）、中国語（繁体字）、フランス語、インドネシア語の全6か国語に対応しているほか、料金表示も18の通貨に対応しています。
本記事では、Voyaginに掲載されている情報の中でも、伝統工芸品に関する事例について紹介します。
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▲トップ画面：淺野鍛冶屋公式サイトより
「淺野鍛冶屋」は岐阜県羽島市にある日本刀制作所です。 創業者の淺野太郎（刀匠銘 房太郎）氏は、日本政府による認定を受けており、世界各国の鍛冶職人や学芸員、研究家と国際交流があります。
世界最古の技法と最高峰の技術を持つ数少ない本物の日本刀匠の1人です。鍛冶屋では伝統技術を身近に提供するために包丁「侍ナイフ」を製造しています。Voyaginでは刀鍛冶職人直伝の「自分だけの侍ナイフ作り体験」を提供しています。通常約10年の修行を必要とする侍ナイフ作りを1日で習得できる体験で海外から人気を博しています。
体験では日本刀作りに使用する道具と同じものを使ってナイフを鋳造することが出来、作ったナイフはその日に持ち帰ることが出来ます。また昼食のプランも組み込まれており、刀匠と一緒にテーブルを囲み、コミュニケーションがとれる時間も用意されています。
また、予約方法の記載も丁寧なのが特徴的です。予約前のメールアドレスの注意点や予約後にくるホストからのメッセージ確認方法、当日の案内まで細かく記されているので安心して体験に参加することが出来ます。
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